2016年 07月 28日
五竜岳
この山に行きたい理由があった。
昔、別の山で見かけた あるTシャツがきっかけだった。
そのTシャツを求めて今日、オレはここへ来た。
後立山連峰は遠い。白馬岳なんてすぐ向こうは新潟県なんだから。今回はそこまで行かないが、白馬の手前の五竜岳に来た。
深夜に五竜スキー場『エスカルプラザ』前登山者用駐車場に来た。
なっつかしい!まさかこんな形で五竜とおみスキー場に訪れることができるなんて。五竜とおみスキー場はホントによく訪れたスキー場だ。
カミさんとも行ったし、野郎連れとも何度も来た。そのころからあった総合施設エスカルプラザが変わらぬ姿で残っていた。20年くらい経つんだろうなぁ。
スキーをやっていたあの頃、登山なんてまったく興味が無かった。ゴンドラの最終地点、そこが五竜岳の山頂だと勝手に勘違いしていた。本当の山頂はゴンドラを降りてから6時間歩かなければ到達できない場所にある。
今は五竜とおみではなく『白馬五竜スキー場』と名前が変わっているらしい。
いつもは4時起きの4時半くらいの出発なんだけど、今回はゴンドラリフトに乗るために始発の7時に間に合うように6時に起床した。
天気は良さそうじゃん。曇り一時小雨って聞いてたが、まだここらは梅雨が明けてないからしょうがないと思っていた。この空は期待していいだかしん?
まあ、期待はホドホドにしときましょう。
ここのゴンドラリフト『テレキャビン』もよくスキーで乗ったなぁ…超なつかしい。懐かしすぎて泣きそうだ。そんな思いを胸にエスカルプラザ前にやってきた。
実はこういう決まった時間でないと登り始めることができないのは、ちょっとだけ苦手だ。
ここのゴンドラしかり、アルペンルートのトロリーバス、各山域のシャトルバスなど。始発に乗るまでチケット売り場前がちょっとだけ殺伐とするのがなんかイヤ。
落ち着かないし、乗り物を降りてからしばらく集団で登っていくことになるので やっぱり好きなタイミングで登山口に入れるスタイルが好きだ。
まあ、モンク言ってもしょうがない。先頭から5~6番目くらいの順番で前後団体様に囲まれ、ワイワイ盛り上がってる中で一人口をへの字にして改札が開くのを待つ。
改札が開き、2番目のゴンドラに乗った。詰め込んで6人。隣の人、向かいの人 近っ!
背負っていたザックを膝の上に乗せたが、頭より高くなっているので景色が全然見えない。横を向いても人の顔なので結局ザックの布地をじっと見ていた。
山頂駅に到着。
人の流れはさらに上に向かう2人乗りリフトに向かって流れていく。オレは数百円をケチって徒歩にしたのでそのまま歩いて行った。
横目に人を乗せたリフトが通り過ぎていく。まあいいさ。急いでるわけじゃないし。
リフトを降りた人と合流してさらに登っていく。片道一時間半はトレッキングコース。お花畑や軽く山歩きを楽しむコース。
ゴンドラで一気に登ってきたので雲がもう目の高さだ。とはいってもちょっと雲が低すぎる。自分の経験上、あんまりいい雲じゃない。もうすぐガスりそう。
小遠見山までライトトレッキング。ここで大体の人は帰っていく。ここから先は『登山』となり、山荘まで4時間、山頂まではさらに1時間。ガンバります。
案の定ガスった。まあ、天気予報でも『湿った空気が~~』なんて言ってたからガスらないわけがない。雨が降らないだけでもヨシとしよう。
山荘までの道はそんなに険しくないが、階段が多く、コレがまたけっこうキツイ。ゼーゼー息が切れた。
標高もかなり上がれば雲の上限も近くなるらしく、たまに青空が顔を出す。テンションも上がる。
お昼に近くなった頃に白岳まで来た。ここを下ればもうすぐ山荘。
稜線を境に立ち上る『旗雲』が超かっこいい。
ついに山荘が見えた。やったー!もうすぐお昼。
受付に寄り、テン泊の代金を納め、ついでに山バッジを買った。
テントを幕営し、昼ご飯に持ってきたにぎりとあんパンを食べた。
オレがテントを張った時にはまだ空きはかなりあったが、昼ご飯を食べているうちに次々とテン泊登山者が到着して、色とりどりのみんなのマイホームが建っていく。
今日は混雑が予想されるらしく、隣のテントと隙間を多くとりすぎたり、横向きにテントを張ったりすると山荘の人から注意をされている。ま、譲り合い精神だね。
サブザックに必要なものを詰め、12時半、山頂へ向け出発。
さっきまでちらちら山頂が見えていたが、いざ出発となったら急にガスに覆われて見えなくなった。まあそれでも今日一度は山頂に登っておこう。
西側から登ってくる湿気た風が稜線上で東からの風にぶつかり、旗雲ができる。なかなか豪快だ。
中腹から山頂を見上げる。
ガスっている。こりゃ展望は期待できないかな。
あの木の柱は…
昔、別の山で見かけた あるTシャツがきっかけだった。
そのTシャツを求めて今日、オレはここへ来た。
後立山連峰は遠い。白馬岳なんてすぐ向こうは新潟県なんだから。今回はそこまで行かないが、白馬の手前の五竜岳に来た。
深夜に五竜スキー場『エスカルプラザ』前登山者用駐車場に来た。
なっつかしい!まさかこんな形で五竜とおみスキー場に訪れることができるなんて。五竜とおみスキー場はホントによく訪れたスキー場だ。
カミさんとも行ったし、野郎連れとも何度も来た。そのころからあった総合施設エスカルプラザが変わらぬ姿で残っていた。20年くらい経つんだろうなぁ。
スキーをやっていたあの頃、登山なんてまったく興味が無かった。ゴンドラの最終地点、そこが五竜岳の山頂だと勝手に勘違いしていた。本当の山頂はゴンドラを降りてから6時間歩かなければ到達できない場所にある。
今は五竜とおみではなく『白馬五竜スキー場』と名前が変わっているらしい。
いつもは4時起きの4時半くらいの出発なんだけど、今回はゴンドラリフトに乗るために始発の7時に間に合うように6時に起床した。
天気は良さそうじゃん。曇り一時小雨って聞いてたが、まだここらは梅雨が明けてないからしょうがないと思っていた。この空は期待していいだかしん?
まあ、期待はホドホドにしときましょう。
ここのゴンドラリフト『テレキャビン』もよくスキーで乗ったなぁ…超なつかしい。懐かしすぎて泣きそうだ。そんな思いを胸にエスカルプラザ前にやってきた。
実はこういう決まった時間でないと登り始めることができないのは、ちょっとだけ苦手だ。
ここのゴンドラしかり、アルペンルートのトロリーバス、各山域のシャトルバスなど。始発に乗るまでチケット売り場前がちょっとだけ殺伐とするのがなんかイヤ。
落ち着かないし、乗り物を降りてからしばらく集団で登っていくことになるので やっぱり好きなタイミングで登山口に入れるスタイルが好きだ。
まあ、モンク言ってもしょうがない。先頭から5~6番目くらいの順番で前後団体様に囲まれ、ワイワイ盛り上がってる中で一人口をへの字にして改札が開くのを待つ。
改札が開き、2番目のゴンドラに乗った。詰め込んで6人。隣の人、向かいの人 近っ!
背負っていたザックを膝の上に乗せたが、頭より高くなっているので景色が全然見えない。横を向いても人の顔なので結局ザックの布地をじっと見ていた。
山頂駅に到着。
人の流れはさらに上に向かう2人乗りリフトに向かって流れていく。オレは数百円をケチって徒歩にしたのでそのまま歩いて行った。
横目に人を乗せたリフトが通り過ぎていく。まあいいさ。急いでるわけじゃないし。
リフトを降りた人と合流してさらに登っていく。片道一時間半はトレッキングコース。お花畑や軽く山歩きを楽しむコース。
ゴンドラで一気に登ってきたので雲がもう目の高さだ。とはいってもちょっと雲が低すぎる。自分の経験上、あんまりいい雲じゃない。もうすぐガスりそう。
小遠見山までライトトレッキング。ここで大体の人は帰っていく。ここから先は『登山』となり、山荘まで4時間、山頂まではさらに1時間。ガンバります。
案の定ガスった。まあ、天気予報でも『湿った空気が~~』なんて言ってたからガスらないわけがない。雨が降らないだけでもヨシとしよう。
山荘までの道はそんなに険しくないが、階段が多く、コレがまたけっこうキツイ。ゼーゼー息が切れた。
標高もかなり上がれば雲の上限も近くなるらしく、たまに青空が顔を出す。テンションも上がる。
お昼に近くなった頃に白岳まで来た。ここを下ればもうすぐ山荘。
稜線を境に立ち上る『旗雲』が超かっこいい。
ついに山荘が見えた。やったー!もうすぐお昼。
受付に寄り、テン泊の代金を納め、ついでに山バッジを買った。
テントを幕営し、昼ご飯に持ってきたにぎりとあんパンを食べた。
オレがテントを張った時にはまだ空きはかなりあったが、昼ご飯を食べているうちに次々とテン泊登山者が到着して、色とりどりのみんなのマイホームが建っていく。
今日は混雑が予想されるらしく、隣のテントと隙間を多くとりすぎたり、横向きにテントを張ったりすると山荘の人から注意をされている。ま、譲り合い精神だね。
サブザックに必要なものを詰め、12時半、山頂へ向け出発。
さっきまでちらちら山頂が見えていたが、いざ出発となったら急にガスに覆われて見えなくなった。まあそれでも今日一度は山頂に登っておこう。
西側から登ってくる湿気た風が稜線上で東からの風にぶつかり、旗雲ができる。なかなか豪快だ。
中腹から山頂を見上げる。
ガスっている。こりゃ展望は期待できないかな。
あの木の柱は…
by moriyart
| 2016-07-28 20:48
| 五竜岳