どこかに行きたい

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大喰岳・槍ヶ岳

昨日見た夢♪
でっかいちいさい夢だよ♪
のみがリュックしょって♪
富士登山♪

らーんららんら…♪

なんだコレと思うが、『アルプス一万尺』の2番らしい。1番が槍ヶ岳の事をうたっているのは多少知っている人はいるかも知れないが、この歌は29番まであって槍ヶ岳から穂高を縦走して上高地へ降りてくる流れになっているんだとか。
それは知らなかった。いや、ほとんどの人は知らないだろう。きっとね。
wikiで ざっと歌詞を見たけど、途中ちょっち下品な表現があったりして、大昔の山屋の程度が知れたりもする。

この山は2回目っつうことで、二番を書いたが、何度読んでも正直 歌詞の内容が『なんのこっちゃ』であった。


いい山だし、何度行っても贅沢な山なんだけど、一度訪れたこの山にまた登る理由にもう少しだけ楽しみをプラスしたい。そう考えたときに、早着きした場合、すぐ隣の山『大喰岳』に行けそうだとなり、ついでにそれも登ってしまおうと決めた。
なぜなら大喰岳は日本の山の標高順で10位に入る。
百名山制覇なんてとても無理だけど、なにかをコンプリートしたいなといろいろ考えた。

全国の『駒ヶ岳』に登る。
日本の『三大霊山』に登る。
標高順の10位まで登る。


大喰岳は標高順では10位になるので、ぜひ登っておきたい。そんな事でもモチベーションはずいぶんと上がるものだ。
駒ヶ岳は北海道にもあるので、ちょっと無理かもしれない。活動中の火山もある。
三大霊山は富士山と立山と白山。これは残り白山だけなので割と簡単に行けそうだ。しかーし白山までの交通費がナカナカである。お金を貯めないとね。


長い前置きはこれくらいにして、

一年ぶりに今年も友達の『組長』と山に登る。第三弾だ。乗鞍、穂高ときて槍ヶ岳。何気に全部3000メートル超えてるのがスケールがデカい。男はやはりデカいモノが好きなのか…。
去年と同じく組長の車で長野県まで行き、深夜の沢渡駐車場で車中泊をした。


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朝4時に組長の携帯の目覚ましが『ペール・ギュント』の『朝』を大音量で奏でる。コワモテの顔に似合わずなんだか爽やかな曲のチョイスだ。
『なんで目覚ましの曲が、ぺー…ぺーギュント?ぺ?ぺ?なんだっけ?』
オレもツッコミを入れるが、知識が中途半端過ぎてツッコミが成立しきれない。もちろん、今パソコンの前で検索をかけてしっかり名前を覚えた。

コンビニで買ったおにぎりを食べ、身支度をしていると…やっぱり来ました、乗り合いをお誘いするタクシーの運ちゃん。
『おはようございます、上高地ですかぁ?』の声にニヤリとしてしまう。まあ、向こうも(客だ!ニヤリ)なんだけどね。
4人で乗ればシャトルバスより安くなるので、どちらかと言えば声がかかるのを待っていた様なもんだ。

オレは後ろの窓際に乗って窓の外の夜明け間もない景色をながめていたが、乗り合いで一緒になった隣の兄ちゃんが体をぴったりとくっつけてきている。視界の横だからわからないけど顔をずっとこっちへ向けている。オレの顔をガン見しているようだ。朝もやを眺めるオレの顔にホレたのか、デカい鼻が物珍しいのか…。
最初は気にしないようにしていたが、ず~~~~っとオレの顔を見ているような感じなので意を決して兄ちゃんの顔を見たら、寝てました。体をぴったりくっつけてるのは、体をオレに預けてるからなのね。爆睡中。
まあ、いいさ…クッションがわりに使ってくれや、オレの体。


5時過ぎ、上高地観光センターに到着。
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朝早いのににぎわっている。やっぱりここは活気がある。
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トイレに行ったり簡単な身支度をしたり。
てか、

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な・に・も・の・だ、オマエは。

ニッカボッカに地下足袋。デカめなザック。どこの組の土建屋なのかと聞かれてしまいそうだ。オレの格好はどちらかと言えば普通の登山者なので二人並んでいても絶対に知り合いには見えない。
組長が以前、低山を地下足袋で登った時に歩きやすかったので今回もそうしたとか…。

賛否両論ありそうだが、何事も挑戦と経験を積むって事ならいいのか。こヤツ器用だしね。オレも仕事で5年間履いたが、やっぱり山岳は靴の方がいいかな。まあ人それぞれ。

ニッカボッカは…なんだろう。威嚇でもするのか?(誰をだ)


5時半前、河童橋に到着。
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ガスってます。まあなんとなく知ってたし。それでも多少の期待はしていたんだけど、まあこんなもんでしょう。
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上高地の河童橋付近にはライブカメラがある。カメラを確認し、スマホのyoutubeを起ち上げ、『上高地ライブカメラ』と検索して出てきた結果の中から観てみる。
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おーいたいた。オレらが。スマホの小さい画面をのぞき込んで映った自分の姿に喜んでいるイナカもんのオレらが並んでいる。
とりあえずスクリーンショットに収めた。スマホよりもパソコンで表示させ、歯車マークからハイビジョン720HDに変更すれば遠目でも一目で誰かわかるくらいの映像が見れる。オレも暇なときはたまに自宅でここのライブカメラをながめて『あー…穂高天気がいいなぁ…行きたいなぁ…』とつぶやくときがある。



6時過ぎ、明神館に到着。
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時間も早いってことでお客さんもちらほら程度。

7時過ぎ、徳沢に到着。
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けっこう人がいるが、大体が登山者。ベンチに座って休んでながめていた。目の前でどっかの人が、偶然知り合いに逢った光景を見て『世間って狭いな』と思った。

8時過ぎ、横尾に到着。順調。
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ここで涸沢と槍ヶ岳への分岐になる。なのでかなりの人が休んでいた。時間的に登る人と降りて来た人と重なり、結構な盛況となっている。
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槍ヶ岳まであと11km。ここから先は勾配が付いてくるので今までの道とはちょっと違う。

いくつかの沢を渡り、山の深い場所に向かっていく。
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鉄パイプと足場屋が使う鉄の板でできた橋を渡るとき、組長の後ろを歩いていたんだけど、この橋と組長の組み合わせがどう見ても『足場屋』にしか見えない。どちらの組の方でしょうか。
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狭い登山道ではオレが後ろを歩いていくんだけど、すれ違う人の視線を見ているとほぼ組長の足元を見ている。そしてすれ違ってからしばらくして後ろの方でヒソヒソ聞こえる。たぶん『今の人 地下足袋じゃん』とか言ってんだろうな。

今回の山行で相当な注目を浴びてましたコヤツ。
目立つことが平気ってうらやましいなぁ。むしろ好きなのか。
オレなんか目立つことが大の苦手なので真逆の人種なんだろう。
まさに日向に生きる人間と日陰に生きる人間。オレとコイツは陰と陽。

燦々と陽が降り注ぐ外も好きだけど薄暗い部屋で体操座りしてるのも好きなんだなオレは(アブネーな)
陰の人だなぁ…オレ。 今の職業も表舞台を支える陰に生きる仕事だしね。

深いわ~(そうか?)






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by moriyart | 2016-08-07 10:59 | 大喰岳