どこかに行きたい

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焼岳

この山はなんとなく昔からなんとなく行こうと思いながらもなんとなく敬遠していた山でもあった。なんとなく。

※活火山であること
現在も活発に活動している。それをわかってて登るので何かあった時には絶対同情はされないであろう。バカじゃんって言われそう。

※駐車できる台数が圧倒的に少ない事。
ってか駐車場というより、安房峠の『中の湯』道沿いの広くなった路側帯に停めるのが一般的だ。10台くらいしか停められないので早着きしないとまず停めることができない。

※そしてトドメは駐車する場所にトイレが無い!
駐車スペースが少ないから、あえて早く到着して駐車することができてもトイレが無いのでもよおした時にはどうすることもできない。『小キジ撃ち』ならまだしも大きい方に行きたくなったら目も当てられない。
実際、登山道を少し入って脇に入れる藪の中は純白の花が咲き乱れているという。ティッシュの花だ。 駐車スペース付近の藪の中は〇ンコだらけらしい。
おなかの弱いオレには大きい方を一日ガマンするなんて”死ね”と言っているようなもんだ。便秘体質の人が『1週間出ないよー(涙)』なんて言ってるのを聞いてちょっとだけ羨ましかったりもする。そういう人こそ山向きだなぁと思う。

それでもなんとかならないのかと一生懸命調べてみると、焼岳に向かう登山道は幾つかあるのがわかった。
メジャーな中の湯からの登山道とは別に上高地からと中尾高原からと西穂山荘からとがある。上高地と西穂はちょっと意味が違うので除外。
中尾高原からのルートはマイナーで朝まで駐車場の空きがあるという。残念ながら駐車場にトイレは無いが、近くの公共トイレに行って帰ってきても停めるスペースを盗られてしまう事も無い。
かなり遠回りになるがオレには他を選択する余地は無かった。よーしコレで決定。


仙丈ケ岳から中尾高原へ向かう途中、安房峠を超える。その時、例の中の湯の路側帯を横目に走るのだが すでにかなりの台数が停められていた。まだぜんぜん朝まで時間があるけど、この車の人達はトイレに行きたくなったらどうするんだろう。まあ聞いてはいけないのかな。


中尾の登山者用駐車場に到着。
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オレ以外に1台しかいない。さすがマイナー駐車場!これならトイレに行きたくなっても車に乗って川沿いの公共トイレに行けそう。
そういう気持ちの余裕って逆に安心パワーになるらしく、不思議とトイレに行きたくならない。”いつでも行ける”という気持ちが逆に便意を消しているのか。なので安心して寝た。

さすがに明け方までには数台がこの駐車場にやってきた。
ホントは明るくなってから行動しようかと思ったが、その人たちが4時台から支度を始めたので釣られて支度をした。

5時ちょっと前に出発。
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真っ暗だ。ヘッデンを頼りに歩くって久しいなぁ。車が通れる林道をしばらく歩く。前後に誰もいない。熊とか出たら なすがままキュウリがパパなんだろうね。かなりドキドキだ。

暗がりからなんか音が聞こえるので照らしてみれば温泉を採取している施設だった。
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火口域を示す標識があった。
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やっぱりこういうものを見ると気が引き締まる。『自己責任』だということを。
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林の中でも5時半になると空が白み始める。
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6時前、白水の滝が見えるポイントに来た。
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遠くの山腹に滝が見える。
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滝が流れている岩肌が白くなっているので、きっと温泉成分の影響なんだな…と、勝手に解釈した。
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ついに火口から1km圏内に入る。ちょっとだけ緊張。
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振り返ると笠ヶ岳に朝日が当たり始めている。
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またいつか登りたいなぁ。
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7時半、焼岳小屋に到着。尾根沿いに出たらしい。
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小屋の向こうには今までとは全く違った雰囲気の岩だけの山が見える。
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ここまでは樹林帯で土の山。ここから先は森林限界で岩肌の山になる。突然の様変わりに『はぇええ』と声が出た。
なんか山頂のあたりが険しく見えるんだけど登れるんだろうか。

焼岳小屋で『焼岳の山バッジ』を買った。
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カラフルでキレイ。

ヘルメットの無料貸し出しもやっていた。
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小屋の周りのクマザサには霜が降りていた。
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吐く息が白い。

いよいよ火口域まで400メートル以下になる。
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朝日を浴びた焼岳山頂が雄々しい。
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いままでずっと北側斜面を登ってきたので尾根まで出てやっとお日様を見ることができた。
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振り返って森の木々の上にみえるは たぶん穂高連峰。
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陽の光を浴びたら急に温かく感じるようになった。
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定点カメラがある。焼岳を常時観測しているのだろう。さすが警戒レベル1の火山だ。
カメラの向こうの笠ヶ岳が超かっこいい。
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by moriyart | 2016-10-21 21:38 | 焼岳