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どこかに行きたい

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その4(沼津アルプス)

感 想

完全にナメてました。いや、小馬鹿にしてました。ホントすんません!
山の良さは標高じゃない!
そんなのあたり前なんだけど、心のどこかで”標高の高い方が見晴らしがいい”、”高い方が非日常の景色だ”なんて思ってただろう。
ここ沼津アルプスの中で一番標高が高い鷲頭山でも400メートルを切る高さだ。地元の『高草山』でも500メートルある。
こんなに低いのに本場アルプスに引けをとらないのは『海と富士山と街並み』がすべて混ざった不思議な景色のせいであろう。
本場アルプスからはここまで海を近くに感じながら山歩きはできない。低山ゆえにだろう。そして標高が低いから都会の街並みを見下ろしながら歩ける。目を凝らせば人の動きさえも見ることができた。
そして何よりも、東西に大きくすそ野を広げた富士山の存在でしょう。この景色が見事過ぎて泣きそうになった。

いやぁ、見直した!静岡県の名山にぜひ指定してほしいよ、ホント。

『登山届?あ、ええわええわ。低い山だしハイキングみたいなもん。いらんいらん』

カミさんにそう言って出てきたけど、これも猛省してます。一人だけで行動しているので どんなことで行動不能になるのかもわからないしね。猪に襲われずにすんだけど、あれだけの数に襲われたらホントに食べられちゃいそうな怖さがあった。プチ断崖もあったし、標高なんかで判断してはダメというのをしっかり学びました。

機関銃の銃座があったり、三位中将重衡(平清盛の五男)が隠れ住んだあとに切腹した場所があるなど 歴史も多くある山というのも学んだ。



またいつかもう一度縦走しよう。
でも標高低いし、海のすぐ近くだから盛夏に歩いたら暑すぎて死にそうになるかも。やっぱり登山届必須の山だわ。
また冬だな。ホント登って良かった。
その4(沼津アルプス)_e0284726_17261657.jpg

沼津アルプス  
おしまい






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by moriyart | 2017-01-07 17:24 | 沼津アルプス