2015年 05月 13日
(その2)金峰山・瑞牆山
富士見平小屋を出発。また森の中を歩く。眺望展望はあまり無い。
なので花を見たり、木々の間から見えるお日様を見上げたりして山の雰囲気を楽しんだ。
そうこうしているうちに だんだんと土の山道が岩場へと変わっていく。
鎖場も時折出てきた。ちょうど良かった、平坦な道に飽きてきたところでした。
ふと気が付くと登山道沿いに雪が残っている所が出てきた。まだ5月。山の上は雪解けして間もないのか。地元じゃ見られない光景になんだかうれしくなった。
と、思ったらどんどん雪の量が増えて行く。もちろんネットで残雪の情報を調べて行って なおかつ軽アイゼン持参だ。でも思ったよりか厚めな雪に ちょっとだけ大丈夫かなと不安になった。
突然、景色が開けた。待ってました!ずっと森の中で展望が無い中、ガマンにガマンで目いっぱい焦らされた後の この景色はニクイね。思わず『おお!』と声が出た。後続の兄ちゃんも夢中で一眼のシャッターを切る。
八ヶ岳や富士山が見える。それにしてもドピーカン。こりゃ日に焼けるぞー。日焼け止めを取り出し、コラショと顔に塗りたくる。
ここからはずっと尾根歩き。一気に景色が開けて遥か向こうまで見えるので気分がいい。テンションが上がりまくりで、変な汁が出てるかもしれない。もちろん脳内にね。
なんかサバサバっぽい女性ふたりが岩の上で八ヶ岳見ながら語ってた。いいね。そういうの嫌いじゃない。
オレも語りに混ぜてほしいが、蹴落とされそうなのでその場を離れた。
そんなバカな妄想をしていたら巻き道に入ってしまい、金峰山山頂からどんどん遠ざかることに…。引き返そうかと思ったが、この先の山荘へ まず行って山バッジを買ってから山頂へ向かうことにした。
しかし、この巻き道は金峰山の北側に位置し、日陰になっているので残雪の量がハンパない。
アイスバーン状のカチカチ雪に足を滑らせば ひっくり返って斜面の下へ滑走しそうで怖い。慎重に歩く。
巻き道を抜けると、すぐに『金峰山小屋』に到着。ここで金峰山の山バッジを買った。
それをポケットにしまい、金峰山小屋から山頂へ続く道を登り、一気に山頂を目指した。
by moriyart
| 2015-05-13 23:38
| 金峰山・瑞牆山