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どこかに行きたい

moriyart.exblog.jp

その2(剱岳・立山)

( ゚д゚)…。

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雨…。カッパ着てる人がいる…。そんなぁ…。
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ちょっと前の週間天気予報では晴れだった。昨日見たら晴れマークにちょこっと雨程度だった。んで、一夜明けてみたら晴れなんてどこかに吹っ飛んでしまった。泣いた。

軒下から一歩前へ出てみれば、殆ど雨は止んでいるらしい。これならカッパ着なくて良さそうだ。
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立山が目の前に見えるハズなのに全く見えない。立山経由で剣澤キャンプ場へ向かうつもりだったが、この天気ではどうしようもないので そのまま剣澤へ向かった。
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『地獄谷』横を通過。
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火山性ガスが風に乗ってやってくる。目にしみて開けてられない。え?え?大丈夫なのコレ?大涌谷の噴煙地を歩いた時ですらこんなことなかった。しかも噴煙地はここからずっと向こうなのに 目を開けてられない程のガスが来るなんて本当に大丈夫なのだろうか。あんまり意味がないが息を止め気味にして足早に通り過ぎた。

『雷鳥荘』に到着。ガッスガスです。自分の前に歩いていた親子の子供さんがガスの臭いに酔ってぐったりしていた。硫化水素にやられてなきゃいいけどね。火山ってこえぇ。
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しばらく歩くとテン場が見えてきた。ここが有名な『雷鳥沢キャンプ場』なのか。
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広くて平らで超快適っぽい。いつかここでテント張ってみたいかな。
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テン場を抜け、目の前の斜面を上がっていく。
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ガスというか、雲の中に突入。見通しが悪くなる。所々道がわかりづらいところがあって 立ち止まって見まわす。登山道が雪に埋もれていると道がわからず、誰かが間違えて付けた足跡を頼りに間違った方向へ行ってしまう。
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雪田を抜け、何気に振り返ると見たことあるシルエットが…
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うおおぉぉ!雷鳥じゃ!しかも親子!
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こんなに近くで見れるなんて!しかもあんまり逃げない。ご褒美じゃご褒美じゃご褒美じゃ!
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ご褒美じゃご褒美じゃご褒美じゃ!
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逃げないんだけど、あまりにも近くへ行くとさすがに逃げる。オレは近くで撮りたくてグイグイ寄っていって雪に足をとられてズァッ!という音でさらに逃げていってしまう。その点、一眼を持っていた兄ちゃんはさすがで、しゃがんでじっとして構えている。そのメチャクチャすぐ脇を雷鳥の子供が通り過ぎて行く。うらやましい。
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5羽の雛が散解しながら移動していく。親鳥はメスしかいない。子供はピーピーと、親鳥はクークーと定期的に鳴いていて、声を発信することで互いの距離を確認しているかのように思えた。

その後、少し先の登山道で、オスの雷鳥もいた。
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さらにその先で狭い登山道を素早く横切ったのはオコジョ。一瞬すぎて写真は撮れなかったが、白馬で見た奴より小ぶりで黒みがかった茶色だった。あっちは明るいオレンジっぽい茶色だった。口に黒っぽい子供のこぶし大くらいの何かを咥えていた。まさか雷鳥のヒナ?
ご褒美じゃご褒美じゃご褒美じゃ!立山スゲー!すんごい興奮した。


…あとは天気が良かったらカンペキだったのに。

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正午前、『剱御前小屋』に到着。
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岩に座って買ってきたにぎりを食べた。
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鞍部のせいなのか乗越しの風がビュービュー吹いていてもんのすごく寒い。汗でぬれているせいもあってガタガタ震えるほどになった。
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あまりの寒さに休憩もそこそこ出発。20分ほどで本日の寝床の『剣澤キャンプ場』が見えてきた。
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けっこう広い。あとは地面が平らだとありがたいんだけど。
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受付のお姉さんがとても親切なかただった。写真をとってくれたんだけど、なぜか警備派出所の前まで誘導された。
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空いているので好みの場所をゲットできた。
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ここだけなぜか旗が付いていて目立って良かった。のちにこの旗はオレの物干し場になる。
久しぶりのテント設営で、風も強かったのでけっこう手間取った。
組上がったテントに荷物を放りこんで自分も入った。その直後、雨が降ってきた。けっこう本降り。
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テンション↓↓↓
どこが晴れやねん。曇りのち雨じゃん。天気予報はどちらかというと明日の方があんまりだったから明日もこんな感じなんだろうか。この天気で剱岳を登るのはさすがに危険すぎるわ。
なんて考えてたら寝てしまった。時々、目を覚ますもフライシートにパラパラと当たる雨の音に大きなため息をついて また寝た。

目が覚めたら雨が止んでいた。
テン場から歩いて10分くらいのところにある『剱澤小屋』まで行って おビール様を買ってきた。800円也。もうこういう値段設定慣れました。
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ビールはキンキンに冷えている。水場の水もキンキンだ。雪解け水?豊富で顔を洗ってもいいそうなので頭からかぶった。
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もうすぐ17時。夕飯でも。今回もぜーんぶお湯で戻す系。
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白メシとカレーとスープ。うまいような、そうでもないような。近くのテントの人はちゃんとしたカレーを作っていた。どうやってあの荷物を持ってきたのだろう。
テン場は一斉に夕飯タイム。いい匂いが立ちこめる。
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ふと気がつくと、ガスが晴れてきている。薄く青空が見え始めてきた。お?晴れちゃう?
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正面を見ると今までガスでまるっきり見えなかった剱岳がだんだん姿を現わしてきた。
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徐々に雲が無くなっていく。今まで見えてなかったから気が付かなかったが、こんなに近くにあったなんて。
雲の中から現れた荘厳な姿に ちょっとした化け物登場感がある。みんな立ちあがって無言で見つめ、シャッターをパシャパシャ切り始める。
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カッコよく言えば、『化け物登場による世紀末感』な光景なんだけど、見方を変えると『みんな同じ方向を見ているプレーリードッグ』の様で笑える。もちろんオレもその一人だ。
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暗くなる寸前に全ての雲が無くなり、迫力ある山容を拝むことができた。明日の天気はどうなんだろう。

夜、目が覚めた。午前0時。
おしっこ行きたい。でもけっこう遠いんだよなぁ…。そこそこ歩いて雪渓渡って坂を上って真っ暗な便所だし。
めんどくさいなぁ。
全然違う事をウンウンうなりながら考えて尿意をごまかした。そのうち寝てしまう。これを2回繰り返して3回目に やっとあきらめ、便所に向かった。最後に思う事は、

めんどくさがらずにどんどん行っとけばよかった…


こんなもんである。
 
  
 
 
 
by moriyart | 2015-08-08 06:40 | 剱岳・立山