どこかに行きたい

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その2(空木岳)

すぐに登山口へ到着。
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タクシーが2台やってきた。ここまでタクシーでこの時間に来る人がいるのか。駅やホテルからかなり距離あるのにすげぇな。お金持ちさんかな?

少し登ると林道最終地点に到着。
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本当はここが林道の終点の最終駐車場なんだけど、林道の途中区間が工事中の為ここまで来れない。ここなら数十台停めれるし、トイレもあるし、登り口にさらに近いし。ここが閉鎖されてなければ下の駐車所の満車であんなに悩むこともなかったんだけど、コレはまあしゃーない。

5時半、ホントの登山道入り口。
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ここから車は入れなくなります。

その先はいたって普通の登山道。森の中を歩いていく。
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5時40分頃、木々の間から太陽が顔を出す。
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途中に『篭ヶ沢の岩窟』へ行く分岐があった。
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ちょっと行ってみたい衝動に駆られたが、過去に別の山でこんな感じの場所にわざわざ行ってショボかったことがあるのでやめておいた。行動時間長いし、腰も心配だし。
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足元を見るといたる所にきのこ。
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そのうち地面びっしり生えていたり。
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手に取ってみてみたいんだけど、きのこ詳しくないし触るだけでダメとか胞子を吸うのでもダメとかいう毒キノコもあるらしいので放っておいた。どうでもいいが『きのこの山』が食べたくなった。

途中、小ピーク『池山』の山頂に到着。6時半。
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少しだけ見晴らしがいい。隣の山『宝剣岳』が見える。
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『木曽駒ケ岳』は宝剣岳の向こう側にあるので見えない。

よく見てみると駒ヶ岳ロープウェイとホテル千畳敷が見える。宝剣岳また行きたいなぁ。
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南アルプスも見えるらしいが逆光がギラギラしていて見えない。
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池山経由と散策道経由が合流した。
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合流地点は丸太ベンチがあったりして休んでいる人が多かった。
みんな散策道経由で来たらしく、池山経由で来た人はオレくらいだった。確かに散策道経由はなだらかでアップダウンが少ないから歩きやすい。池山経由はピークがある分 余分に上り下りするので敬遠されるかもしれない。
合流地点から池山方面に結構遠いところまで見えるんだけど、休んでいる人たちから見ればが俺一人だけ妙な方向から歩いてくるので、奇異な目で見られた。はい、山に住む『妖怪 鼻糸目』です。

このすぐ先に山小屋があるらしいので、山バッジでも買おうと行ってみたら避難小屋だった。
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合流地点から先は やや勾配が増し、険しくなってきた。
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よじ登るところも出て来た。
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階段もかなり急で下から見上げると壁か梯子の様。
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上から転げ落ちたら新選組のリアル『池田屋階段落ち』になること間違いない。
そう思ってたらなぜか『蒲田行進曲』を口ずさんでしまっていた。

痩せ尾根になり、岩場 鎖場も出てきて結構険しくなった。
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前を歩いているおとっつぁんがヒーヒーゼーゼー苦しそう。時々アンアン喘いでいる。ラマーズ法かと間違うかの様な喘ぎっぷりだ。
ってか、呼吸の乱れ方といい滝のような汗といいふらつく足取りといい限界まで来ていそうな感じだ。
ちょっとマズい雰囲気。突然倒れてもおかしくない状態。血圧とか200超えてそう。
後にいるオレの存在に気が付いて『お先にどうぞ』と言われたがちょっと心配になってしまった。
追い抜いた後うしろの方から『うっ!』(バタン!)と聞こえても
知らない知らない、しーらない!

9時20分頃、やっと稜線に出たっぽい。
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腰に少しの違和感があるが、まだいけそう。
それよりも腰痛ベルトのズレというかベルト周辺の衣類やタイツのシワや丸まりによる肌の当たりが気になってきた。足を止めてザックを下ろし、ズボンを膝まで下げてタイツやアンダーシャツの裾の丸まりを直す。
ぎっくりやるまではこんな苦労なんて考えたことも無かったよ…トホホ。だいたい1時間に一回程度腰痛ベルトを巻き直すことを何度か繰り返した。

あーそういや槍ヶ岳行ったときに組長が休憩のたびにマメにやってたっけなぁ。あの時は(大変だねぇ)なんて他人事みたいに巻き直すのをぼーっと見てたっけ。まさか自分もおんなじことをするなんて…。

腰痛ベルトの下は汗でびっしょりと濡れていてヌルヌルしている。おや汁(オヤジル)が噴出しまくりだ。
この おや汁を手に付けて『なすり付けちゃうぞ~♪』なんて言いながらおねぇちゃんを追い回したら本気で逃げ回るんだろうね。オレだってイヤもん。こんな汁。
変態じゃん。


あの大きな岩は たぶん『駒石』っぽい。ちょっと楽しみだ。
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東方面をみれば南北に長く山脈が見える。甲斐駒や白峰三山、赤石岳や聖、光(てかり)など。
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間ノ岳以南は静岡県の地図でいうとんがった部分をつくっている山たちだ。
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できるもんならその山たちをを大縦走してみたい。1週間以上かかるのかなぁ。

なんか秋の空を思わせるような空の色と雲。爽やかなんだけどなんとなく夏の終わりを感じさせて ちょっとだけ寂しい。
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駒石の下に到着。
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10メートルくらいあるのだろうか。ネットで調べてもちょっとわからない。
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遠目には登れ無さそうだけど真下から見上げてみれば、”どうぞここに手をかけて次はここに足をかけてください”みたいに登りやすそうな雰囲気がプンプンする。なのでよじ登ってみた。
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駒石の上から眺める。
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当たり前だが気分がいい。高いところの、さらに高いところからながめるので当然だ。場所によっては断崖なので下をのぞくと玉ヒュンになるときがある。
オレより先に行った人が振り返った時に駒石の上にいるオレに気が付いて、なんか写真を撮られたような気がした。

駒石から降りて山頂へ向かう。
途中いろんな形の岩が多数。
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こういう折り重なっている岩はどうやってこうなったんだろうか。もともと地中に埋まっていて浸食による露出なのか。それとも崩落なんかで転がってきて最終的に乗っかったのか。
自然の力でこうなったとはいえ、なんとも興味深い。
そして今、大地震が起きればコイツらがゴロンゴロン転がってきてリアルインディジョーンズになること間違いない。
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登っていくと手前の山の稜線裏側から見えてきたのは『御嶽山』。
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中央アルプスなので近いっちゃ近い。
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二筋の噴煙が上がっているのが見える。そういえばあの災害の時も9月だったんだよね。
御嶽山もいろんな山から見える山なんだけど、この山を望むたびに複雑な気分になる。

10時20分、山小屋『駒峰ヒュッテ』が見えてきた。
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デッキで休んでいる人がいる。
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銀色の缶の魅力的な飲み物を飲んでいる人がいる。いいなぁ。日帰りだから飲まないけど。
こんな景色のいいところで呑んで酔っ払ったら80パーセントくらいの確率で『ヤッホー』言っちゃいそう。
普段は小心者だから絶対言わないけど。

ヒュッテの中に入ってみる。なんか人の気配がしない。カウンターの奥をのぞき込んだりして受付の人を探したが、物音すらしない。
そうしているうちにおっちゃんが入ってきた。来た!と一瞬喜んだが、格好が登山者だったので(お客さんなのかぁ)と思った。
そのおっちゃんが『なんでしょう?』と聞いてきた。アレ?と思ったが、聞いてみれば小屋番交代で下山するところだったらしい。
『交代の人が1時に登ってくるんだけどね』
ということは3時間くらい無人になるところだったんだ。ギリギリセーフ。なんとか『空木岳の山バッジ』を買うことができました。
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あとちょっと遅く到着してたら ここの山バッジが入手できなかったよ、あぶねー。

バッジをしまい、あと少しの山頂までの道を歩き出した。疲れてきて足取りも重たい。そして腰痛こそ出てきてないが、腰の違和感がハンパ無い。
例のごとく腰痛ベルトの下のアンダーシャツがくるくるまるかってしまっていて肌への当たり心地が悪くて早く直したい。
途中、すれ違ったお兄さんに『もうちょっとです、がんばって』と元気づけられたりして最後の馬力を出す。
フンガー!
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by moriyart | 2016-09-14 22:01 | 空木岳