どこかに行きたい

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乾徳山

いよいよ冬本番に突入し、そろそろこたつでも出そうかと思うこの頃、『この冬一番の冷え込みになるでしょう』と予報された朝に家を出発した。

いつもは駐車場に早着きして、車内で寝てから出発する。今回からは家で寝て、駐車場に着いてからすぐ出発するスタイルになった。
登山口の駐車場って山の麓で わりかし標高が高いから、いくら車の中でも寝ていると寒くてたまらん。エンジンをかけて暖房を焚きながら寝るのは騒音で迷惑になるので避けたい。
だから冬の山登りは早着きをしない。それに山登る服を着て家を出るので車内で着替えなくてもいいからラクチンだしね。

それでも深夜2時に起きて支度をしてから出発する。ってか、早朝というより真夜中じゃん。



富士市から朝霧へ入って青木ヶ原樹海を走る。
明け方に近いので走る車はほとんどいない。時折ハイビームに照らされる道路上の小動物の亡骸を避けながら樹海を進む。
(今日は道路上の亡骸が多いなぁ)なんて思いながら走っていれば、久々の対向車。ハイビームからローに切り替えて対向車とすれ違った。
ハッと気が付くと目の前にまたまた動物の亡骸。ロービームゆえに発見が間近だった。おっと!と急ハンドルで避けた。
なんとかセーフ。何の動物だったのか左のサイドミラーで確認しても暗いしスピードもあるのでなんなのかわからない。サイドミラーから前に視線を戻した。

!!!

路側帯に人が立っていた。
びっくりして声が出なかった。一人っきりで上下迷彩服。自衛隊と言ってもいい格好をしていた。車道を眺める形で動かない。
時間は真っ暗4時半、外気温は1℃だ。なのに厚いジャンパーっぽいものを着ていなかった。

(何?何?訓練?一人で?薄着で?樹海のど真ん中で?こんな早朝に?)

やべー、パニクりそう。もしかして樹海だけに”出た”だかしん?
いやいや、かけていた眼鏡にオレの車のライトが反射したし、影もあったから実体はあったハズだ。
もう一度確かめたくても戻るなんて絶対イヤだし、戻ったところで居ても居なくなっていても怖いし…。
もし、オレの後ろを知り合いが走っていたとすれば、車を停めて『いたよね、いたよね、いたよね?』と、一歩ずつ詰め寄りながら聞きそうだ。


でもいったいなんだったんだろう…





※のちに調べてみた。
陸上自衛隊の樹海踏破訓練ってのがあるとか無いとか…






6時前に駐車場に着いた。
まだ暗かった。車外に出ると寒い。他に数台止まっているが、支度をしている人は少ない。

途中のコンビニで朝ごはんも済ませたし、明るくなってきたので6時15分、駐車場を出発した。
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民家が並ぶ川沿いを歩いて行く。
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ニジマスの養殖場があった。けっこう大きい。
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しばらくは農道の様な道を登る。
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あたり前だが歩きやすい。そして静かだ。
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6時46分、登山口に到着。
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やっぱりここも出るのか…、今やおばけより怖い存在になりつつあるね(いや昔からおばけより怖いだろ)

熊鈴を鳴らして登っていく。
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杉の葉がふかふかして足音がしないし、鳥の鳴き声もしないので熊鈴の音だけが響く。時折、木の枝から剥がれた落ち葉が、幹に当たりながら落ちるカサカサという音がする。

山の影になっていた太陽が顔を出す。
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山肌に木漏れ日を落とし、体感的に暖かくなった。
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水場『錦晶水』。
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最近はこれより上に鹿がいたりするため、衛生面で疑問が残るらしい。
看板に誰かの落とし物の帽子がかかっていたが、今思えば、この帽子はオレにこの後起こる事のメッセージを教えてくれていたんだと思う。
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少しひらけた場所に出て、乾徳山の山頂が見える。
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そこをしばらく登って尾根沿いに出たところにあった大岩。
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裏側にまわると容易に登れたので岩の上から景色をながめた。
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富士山だ。
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目線を横にやると南アルプスも見えた。
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そこから先は、今までの登山道とは違い、大岩がごろごろと。
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by moriyart | 2017-11-23 16:09 | 乾徳山