どこかに行きたい

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その5(燕岳)

合戦小屋まで下りて来た。
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時間的に下山する人より登ってくる人のほうが まだ多い。
小屋前に突っ立って、人の動きを見ていた。観察していると、かなりの人がスイカを食べている。それほどまでにここのスイカは有名なのか。波田の下原スイカだよなぁ…すいぶん久しく食べてないしなぁ。

よーし!食べよう!

売店に並んでスイカを頼んだ。
食べ易く3つに切ってもらう事もできるが、ここはひとつ豪快に食べる為に切らずに受け取ろう。

『種は皿の上に出してください』
その言葉を聞きながら皿に乗ったスイカを受け取った。
サンサンと陽が当たる日なたのテーブルが空いていたので、皿の上でスルスル滑るスイカを慎重にそこへ運ぶ。
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値がいいだけに結構デカい。両手で持ち上げてガブリとかぶりついた。最初はマメに種を避けていたけど、そのうち種ごとほお張る。
食べていくうちに頬にスイカが当たるようになって食べ辛くなった。
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汚い!(食べかけを撮るなよ)
頬に付くスイカの汁をタオルで拭いながら背中を丸めて食べた。
やっぱ切ってもらえばよかったかな。そういやオピネルのナイフ持ってるからそれで切ろうか。いや男はやっぱワイルドに食べなきゃでしょう。

だんだん席が混んできて空いているテーブルが無くなってきた。4人がけのテーブルに一人で座っているので、相席ができるように端に寄って座って いつ誰が来てもOKな状態にしておいた。

しかし誰も来ない。
オレ的にはライオンがワイルドに肉を食べているイメージでスイカを食べているつもりだが、傍から見れば大きい虫が何かを捕食しているかの様な気持ち悪さだったかもしれない。だからおねぇちゃんは近づいてこないのか。


(ここの部分が食べづらいんだけど…)
手でグイっと力を入れるとパキッとスイカが割れた。

(あ!割ればいいのか!)


なにを今さら当たり前な事を気が付くのか アホすぎて悲しくなるが、そのときは頭の上に電球が光り輝いた。電球みたいな頭のクセに…。
パキパキと割りながら小さくしたスイカを また青虫の様にムシャムシャ食べた。
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汚い!ぶしょったい!(だから撮るなよ)

スイカは水分がたっぷりな上にビタミンやミネラルも豊富らしいので山に適してるんだろう。でも冷えてないスイカはちょっと瓜みたいな味が強く出るから冷やしたいよね。もちろん合戦小屋のスイカは冷たいです、ハイ。

皿を返却口まで持っていったとき、屋根下の席で食べている人達みんな卓上の塩をスイカにかけまくっていた。
なんと!塩があったんかい!あったならかけたかったよ…。よく見ると屋根下の全部のテーブルの上には塩の瓶が置いてある。ああ、それでスイカを食べてる人って屋根下に多かったのね。もうちょっとしっかり見ておけばよかったよ…。

いや、素材本来の味を楽しみたかったんだよ。うんうん。(負け惜しみ)


合戦小屋に次々と到着する登山者とすれ違いながら下山を再開した。
今日は土曜日。山荘泊まりの人達がたくさん登ってくる。70リットルクラスの大型ザックを背負って登ってくるおねぇちゃんが死にそうな顔で『暑すぎてかなわへんわぁ』と西の言葉で言ったのが印象的だった。
『尾根までもう少しですか?』と、ヘトヘト気味に聞いてきた別のおねえさんに『とても「もうすぐ着く」なんて言えない距離です』と絶望の淵に突き落としたり。
帰りの道もいろんな人に会い、話した。


そして12時45分、登山口まで下りて来た。
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ソフトクリームを食べている人が多かった。自分はまだ腹にスイカが残っているっぽかったのでそのまま通り過ぎた。


13時、駐車場へ無事帰還。
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おつかれさまでした。







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by moriyart | 2018-08-14 15:00 | 燕岳