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どこかに行きたい

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白峰三山

パソコンの前で腕を組んで考えていた。
普段頭なんてそんなに使わないから、頭から湯気が出そうなくらいオーバーヒート一歩手前だ。

前々から計画していた『白峰三山』に この週末行こうと思うんだけど、なんかうまく行動時間と泊地のバランスが合わない。すべての元凶は『シャトルバス』による出発時間の固定だ。
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登山口のある『広河原』にバスが到着するのは午前6時過ぎ。なんだかんだ6時半くらいに行動開始になりそう。希望としては4時半、遅くても5時くらいから行動したいんだけど、こればっかりはどうしようもない。
そしてみんな一斉に行動するので登山道がまるでアリの行列のように大渋滞になる。渋滞になると、目の前には前を歩く人のケツ。高低差の関係で背中ではなく ケツをずっと見つめながら歩くことになる。若いおねぇちゃんなら飽きずに歩けるんだけど、運の悪いオレはだいたいオッサンのケツを見ながら歩いている。ワリとそういうのには恵まれないタチだ。意外に山の神様は冷たい。
いや、そんなことよりシャトルバスに乗るために出発時刻よりずいぶん前に券買所に並んでじっと待っていなければならない。座って乗るためには1時間前から並ばないとダメっぽそう…。あの待っている時のギスギスした雰囲気が大っ嫌いなんだよね。うっかり知らずに横入りでもしようものなら鮮血の惨事になりかねない。登山とは登る前からが戦いなのだ。(なんで)

今まで、北岳、甲斐駒岳、仙丈ヶ岳に登るときには全て『芦安』からバスに乗ってきたが、今回は『農鳥岳』がある関係で『奈良田』に車を停める事になる。
奈良田からバスで広河原へ。そこから登り 三山廻って元の奈良田へ降りてくる。


まてよ?奈良田から逆周りにしたらどうだろうか…
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駐車場から歩いて奈良田登山口まで行き、三山廻って広河原へ下山。そこからシャトルバスで奈良田に帰ってくる。ちょっと調べてみるか。

お!なんか行けそう。翌日14時前に広河原に下りることができそうだ。バスは14時10分。それに乗り遅れても最終16時台のバスがある。
えーっと、似たようなコースを歩いている人がいるかな?(パソコンカタカタ)
んー…ほとんどいない。いるにはいるけど、トレランっぽい人ばかり。なんでだろう。(パソコンカタカタ)
登山ガイド【奈良田から農鳥岳の登山道の標高差は2200mもあり、その大変さから下山方向へ利用するのが一般的である】

ちなみに広河原から北岳までは1700mである。こっちのルートなら500m分少なく登ることができる。500mはかなり大きな値で、室堂から立山までの標高差くらいなのだ。


うーん…なんとかなるっしょ!決定!



…この安直な決定が後の地獄の登山となる。





深夜、奈良田の林道入り口の駐車場に到着。
かなり広い駐車場でまだ余裕がある。トイレもあっていい感じの駐車場だった。
明日は長い行動になりそうなので、すぐに座席に丸くなって寝た。フロントガラス越しに見える星空がキレイだった。

アラームの音で目が覚めた。
けっこう涼しい。車の中でゴソゴソ着替えた。車外に出てコンビニで買ってきたサンドイッチを食べた。
シャトルバスは5時半くらい。まだまだ時間に余裕があるので支度をしている人はちらほら程度。まだ寝ている人もいる。
オレはバスに乗らないので黙々と準備を進めた。

そして4時50分、駐車場を出発。
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無意味だが、シャトルバスの時刻表を確認する。
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オレが時刻表をのぞいていると、他にも確認がてらのぞく人がいる。

駐車場から出て奥へ歩き出す。
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時々、後を振り返ってみても、こっちに歩いてくる人がいない。
あんなに車が停まっていたのに、このルートを歩く人はホントにいないのか。みんなバスに乗って広河原まで行くのか。え、大丈夫だかしん…。ちょっとだけ不安になった。

舗装された林道を黙々と歩いていく。
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静かだ。人もいない車も通らない。
立派な橋を渡る。
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やっぱり誰にも追いつかないし、追い越されない。マジで一人ぼっちだ。

マイカー規制の門が見えてきた。
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係りの人が竹ボウキでトンネル前を掃きそうじしている。『おはようございます、お疲れ様です』声をかけると、『お気をつけていってらっしゃい』と温かい言葉をもらった。
シャトルバスはこのトンネルを超えて広河原まで行く。奈良田の登山口はトンネル手前を左に曲がって登っていった方だ。

道が少し狭くなった。熊とか出たらヤダなぁ。
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山と山の間のV字の隙間から高い山が見える。
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あれが目的地なのかなぁ。

いよいよ車が通れる道も終点に来たようで、おなじみの山道になった。
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つり橋もあった。
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橋を渡るとまた車道。
管理道は工事車両が通って危ないので、それを避ける形で登山道があるようだ。

立派な砂防ダムがあった。
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だだっ広い工事現場の中を歩く。
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広場の真ん中にラフテレーンクレーンが駐車されていた。
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まだ6時前だから出勤前なのだろう。人の気配は無い。

その先はまたつり橋。
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きれいな河を何度も渡る。










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by moriyart | 2018-08-25 06:17 | 白峰三山