2018年 11月 09日
その3(九鬼山・高川山)
下山路は少し道を変えて下る。
木々の間からリニアの高架が見えた。
けっこう田舎なのね。
しばらく下ると山を下り切り、道路に出た。
さらに下っていくとフェンスに囲まれた水路の上を渡る。
ああ、コレがさっきの水道橋の上を流れていた水か。
それにしてもすんごい流量だ。深いし流れが速いし。この水の流れ着く先は水力発電所なんだとか。
国道まで出て、国道沿いをテクテク歩いて脇の道に入って川を渡ると道の駅に帰ってきた。
9時半にもなると道の駅には多くの利用客がいたが、駐車場はガラガラだった。
道の駅の芝生の広場の東屋で荷物を下ろし、アンダーシャツを直したり、飲み終えたペットボトルを新品に交換したりして次なる山への準備をした。
その準備をしている時にザックの天蓋の中から息子くんが作ってくれた てるてる坊主のお守りが顔を出した。
今日のてるてる坊主は『チェリーてるてる坊主』なんだとか。要は双子ね。今日もおとーさんを守ってください。
そして10時前に再び出発。
リニア試験線の陸橋の下を通過していく。
その先には『リニア見学センター』があった。
山から下りてきたらちょっくら寄ってみよう。
リニア見学センターを超えるとリニアの線路が山にブッ刺さっている。
そのブッ刺さった山、『高川山』に今から向かう。
高川山にブッ刺さった線路の反対側は、さっき登った九鬼山にブッ刺さっている。九鬼山と高川山は一本のリニアの線路にまるで団子の様に貫通されている。おもしろいっちゃぁおもしろい。(そうか?)
登山口までは住宅街を歩いて行くのだが、その家々の中に今はもう人が住んでいない古民家とかあって時代を感じる。
住宅街を抜けた後も、農道の様な道をひたすら登っていく。
ついに車で行ける終点まで来た。
…ああ、そうですか…熊ですか。最近はどこの山でも『熊出没注意』の看板があって慣れてきてしまってビビらなくなってきた。悪い傾向だ。
ここから先は車が行けないが、駐車できる様な広さの路側帯が無い。だから車で来る人がいないんだろうと思っていれば、エンジン音が聞こえてきた。振り返ると登ってきたのはバイク。…なるほど、バイクなら迷惑にならないのか。
登ってしばらくすると、山肌に岩が出てきた。
お、こっちの山はさっきの九鬼山と違って岩っぽい所があるのかな。ちょっとだけでも山の性格の違いが見えて面白いしうれしい。
…と、思ったらその後はほとんど土の山だった。
どうやら岩っぽいのは一部だけだった模様。
九十九折りの道のターンする所に生えていた木が、何者かによって傷つけられていた。
けっこう大きな文字で日付が彫られていた。
『六月五日』
(それがどうした)なんて思いながら横に目をやると、隣の木の幹にも何やら彫られていたが、そっちは風化してしまって読めなかった。
それにしてもヒドすぎる。
こんなところに文字を掘って何がうれしいんだろう。掘ったところを再び見に来るのだろうか。来ないんだったらアホじゃん、刻む意味無いじゃん。いや、見に来るつもりでも彫っちゃダメだけどさ。
なんだかだんだんイライラしてきて一人でプンスカしていた。
尾根に出た。
思ったより早く尾根に出ることができた。
このあたりからちょくちょく他の人とすれ違うようになった。そうだなぁ、11時だもん。
木に囲まれた小高い場所が見えた。
そして人の気配がする。ん?なんかずいぶん大勢の気配がするような気がするんだけど…。
イヤな予感を胸に最後の坂を登った。
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木々の間からリニアの高架が見えた。
けっこう田舎なのね。
しばらく下ると山を下り切り、道路に出た。
さらに下っていくとフェンスに囲まれた水路の上を渡る。
ああ、コレがさっきの水道橋の上を流れていた水か。
それにしてもすんごい流量だ。深いし流れが速いし。この水の流れ着く先は水力発電所なんだとか。
国道まで出て、国道沿いをテクテク歩いて脇の道に入って川を渡ると道の駅に帰ってきた。
9時半にもなると道の駅には多くの利用客がいたが、駐車場はガラガラだった。
道の駅の芝生の広場の東屋で荷物を下ろし、アンダーシャツを直したり、飲み終えたペットボトルを新品に交換したりして次なる山への準備をした。
その準備をしている時にザックの天蓋の中から息子くんが作ってくれた てるてる坊主のお守りが顔を出した。
今日のてるてる坊主は『チェリーてるてる坊主』なんだとか。要は双子ね。今日もおとーさんを守ってください。
そして10時前に再び出発。
リニア試験線の陸橋の下を通過していく。
その先には『リニア見学センター』があった。
山から下りてきたらちょっくら寄ってみよう。
リニア見学センターを超えるとリニアの線路が山にブッ刺さっている。
そのブッ刺さった山、『高川山』に今から向かう。
高川山にブッ刺さった線路の反対側は、さっき登った九鬼山にブッ刺さっている。九鬼山と高川山は一本のリニアの線路にまるで団子の様に貫通されている。おもしろいっちゃぁおもしろい。(そうか?)
登山口までは住宅街を歩いて行くのだが、その家々の中に今はもう人が住んでいない古民家とかあって時代を感じる。
住宅街を抜けた後も、農道の様な道をひたすら登っていく。
ついに車で行ける終点まで来た。
…ああ、そうですか…熊ですか。最近はどこの山でも『熊出没注意』の看板があって慣れてきてしまってビビらなくなってきた。悪い傾向だ。
ここから先は車が行けないが、駐車できる様な広さの路側帯が無い。だから車で来る人がいないんだろうと思っていれば、エンジン音が聞こえてきた。振り返ると登ってきたのはバイク。…なるほど、バイクなら迷惑にならないのか。
登ってしばらくすると、山肌に岩が出てきた。
お、こっちの山はさっきの九鬼山と違って岩っぽい所があるのかな。ちょっとだけでも山の性格の違いが見えて面白いしうれしい。
…と、思ったらその後はほとんど土の山だった。
どうやら岩っぽいのは一部だけだった模様。
九十九折りの道のターンする所に生えていた木が、何者かによって傷つけられていた。
けっこう大きな文字で日付が彫られていた。
『六月五日』
(それがどうした)なんて思いながら横に目をやると、隣の木の幹にも何やら彫られていたが、そっちは風化してしまって読めなかった。
それにしてもヒドすぎる。
こんなところに文字を掘って何がうれしいんだろう。掘ったところを再び見に来るのだろうか。来ないんだったらアホじゃん、刻む意味無いじゃん。いや、見に来るつもりでも彫っちゃダメだけどさ。
なんだかだんだんイライラしてきて一人でプンスカしていた。
尾根に出た。
思ったより早く尾根に出ることができた。
このあたりからちょくちょく他の人とすれ違うようになった。そうだなぁ、11時だもん。
木に囲まれた小高い場所が見えた。
そして人の気配がする。ん?なんかずいぶん大勢の気配がするような気がするんだけど…。
イヤな予感を胸に最後の坂を登った。
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by moriyart
| 2018-11-09 00:54
| 九鬼山・高川山