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どこかに行きたい

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その6(妙高山・火打山)

記 録

活動時間:16時間24分
活動距離:26.9km
高低差:1,171m
累積標高(登り/下り)
2,871m / 2,861m
カロリー:6716kcal
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感 想

雨に降られることも無く、良き山行でした。

急峻な山容で外輪山もあり、火山のあの臭いがするワイルドな『妙高山』。
なだらかな丘陵ちっくでサクッと登れる優しい雰囲気の『火打山』。
性格の違う二つの山をいっぺんに堪能できるのはとても贅沢で、過去に似たような場所は『針ノ木岳』と『蓮華岳』の様な関係を思い出す。

この妙高と火打も計画に何度も上がりながら、用事や天気の都合で何度も延期になっていた。今年やっと行けると思えば、突然発生した台風により延期が確定した時に膝から崩れ落ちたのを思い出す。
なかなか『いけず』な山だったのである。



帰りの温泉にあった体重計で測ったんだけど、4キロくらい痩せていた。
今回の山行で成人男性の三日分のカロリーを消費したので当然っちゃ当然なのか…。食欲無くて晩メシを残したしね。
でも山行中の汗のかきっぷりがすごかったので、水分喪失で体重が減った分もかなりあるだろうと思う。温泉あがり後1リットルくらいガブガブ飲んだから、純粋に痩せた分はせいぜい2キロ?多くて3キロなんじゃないのかな。まあその後、温泉施設にあった食堂で『生姜焼き定食の大盛り』を猪みたいにガツガツ食べちゃったから即、元どおりだね。テヘ☆


妙高山を登るのを一度断念しそうだった時の感情が今でもリアルに思い出される。
『飲料水が少なすぎる…絶対足りない。せっかくここまで来たのに…。でも無理して登ってヘリで救助だったら、家族に怒られる…同僚に呆れられる…どうしよう…どうしよう…』
そして登頂をあきらめ、ふっ切れた時の不安から一気に解放されて楽~になった あの気分。
さらに水をもらえそうで山行を続行できるかもしれない…と、希望が出てきた瞬間の あのミラクルな感情。
水をくれた人達に山頂へ送り出される時にジーンとした うれしかった気持ち。

短~い時間の中でこんなにもいろいろな感情を体験したのは初めてかもしれない。感情の起伏は登山なだけに まさに山あり谷あり。



数年前、山登りに慣れてきた頃、『山を登ることができちゃうオレ』みたいな自分中心的な考えで登っていた。
それがいくつも山を登っているうちに、いろいろな物や人や事に助けられてるからこそ登ることができるんだと思える様になっていった。

その山に祀られている神様に登らさせていただいている。
山小屋のかたや愛好会、自治体などが登山道を整備してくれているから安全に登ることができる。
そうしたかた達に我々登山者が助けられてるんだと思っていた。

そして今回、
まさか自分と同じ立場の登山者にも助けられるとは…。
水をくれた人達は【余ってるからあげる】みたいなノリだった。しかしオレからしたら『救助レベル』な事をしていただいたも同然だ。
もしそのまま下山して後日、もう一度 妙高山に登るのだとすれば、準備やら食料代交通費、ガソリン代なんかで結構な出費になるだろう。オレ的 経済損失はトータル万円クラスになるはずである。

笹ヶ峰キャンプ場の水場で汲んだとされる 無料の水(いやらしい表現だな…)が、オレの命と財布を救助してくれたようなもんなのである。今でも心の底から感謝してもしきれないほどだ。

分岐の休憩ポイントで挨拶をして通り過ぎただけでオレの顔を覚えていてくれたことで、ある山岳マンガを思い出した。ちょっと細かい内容は覚えてないけど、
『山でするあいさつは、互いに互いを心配してくれてる事なんだよ。そうでなければ山なんて怖くて登れないよ』
そんな感じの内容だった気がするが、今回、挨拶をしたことでオレの事を覚えてくれていて、【山頂から下りてきたにしては あまりにも速すぎる。変だな】そう思って声をかけてくれたのだろう。

やっぱ山での挨拶って大事だね。挨拶するときはとりあえず相手の方を見るから、何となくどんな人かは印象が残るし。たかが挨拶、されど挨拶。人の命を救えるほどのパワーが挨拶にはある。これからも自信を持って挨拶しようと心に誓った。

やっぱり今回も誰かに助けてもらいながらの山行でした。
最近は山に登るたびに誰かに助けてもらったり、親切にされたりして ホントそんなんばっかである。

もー!いつも助けてもらってばっかり!
あー!オレも誰かを助けて気持ち良くなってニヤニヤしたい!


動機が不純だから一生ムリだわ、コリャ…。
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妙高山・火打山
おしまい



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# by moriyart | 2019-08-23 09:37 | 妙高山・火打山