どこかに行きたい

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カテゴリ:白馬三山( 5 )

その5(白馬三山)

反省

だ・か・ら、一日の行程を9時間にして前回懲りてるのに またやってしまうとは なんてダメなんでしょう。まあ、今回は下山の9時間だから登りよりかはいいのか。
雨と強風はいい経験になりました。きっとこの先役に立つと思います。
雷鳥はとりあえず遠くで見たんだけど、写真撮ってないのでノーカウント。オコジョのサプライズは本当に興奮した。もう一度見てみたいです。


白馬岳の山頂で逢った70歳くらいのお爺さんは見る景色すべてに『すごいなーすごいなー』と子供の様に感動していた。山頂から見える杓子岳を見て『行きたいなー、でも今回は行けないなー、いいなー』と残念がり、『よーし来年ぜったい来よう』と燃えていた。
話を聞いていたオレも子供の様にはしゃぐお爺さんに ほっこりした。
もし、キツイ冗談言える様な仲なら『来年来れない身体になってるかもよ。もしかして死ん…』なんて言っちゃいそうだ。なんせオレって失言体質だから。
ただ、そのあと爺さんは
『こんなに素晴らしい景色を、こんな簡単に来れる場所でみれるなんて…』

簡単?
キツイほど大変じゃなかったけど簡単でもなかったぞ…。

この爺さん…デキるな…さては山屋さんか…。
見かけで判断してはいけないな。

お爺さんと話をして、こんな年齢の方でも来年の登山を楽しみにしている。さっきオレは40代では楽しむ時間がこの先短いだなんて嘆いたのだが 70代まで30年もある。弾丸登山やクライミングはできないだろうが、年齢にあった登り方をすればいいんだ。もし、若いころから山登ってたら無茶ばかりやってて膝など悪くしてたかもしれないし。慎重になり始める40代から山をやり始めてよかった…と思うようにした。


今年あと一回、もう一回だけ どこかの山に登りたい。行けるか?どうか?行きたい!

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白馬三山   おしまい
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by moriyart | 2014-09-12 00:54 | 白馬三山

その4(白馬三山)

午前7時過ぎ、頂上宿舎を出発。
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風が弱くなってきた。このまま回復してくれるとありがたいんだけどね。歩いて行くうちに雨も弱まり、視界もだんだん遠くまで見える様になった。
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8時半前に杓子岳に到着。白馬三山の二山目。
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二人の若者が休んでいたんだけど、オレの姿を見るとこちらから頼む前に“写真を撮りましょうか?”と申し出てくれた。撮って欲しそうに見えたのかな…。

杓子岳の形は△。三角木馬の頂点を歩くかの様。
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頂点の登山道の幅が2メートルくらいしかなくて両側が急斜面。積雪時はめっちゃ怖いであろう。
ここで雨も上がったのでカッパを脱いだ。
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そしてまた小一時間歩いて三山目…えーっと、読めない。
地図を見て首をかしげる『鑓ヶ岳』ってなんて読むんだろう。通行人から知ったのだが『やりがたけ』だそうだ。『槍』の方が馴染み深いので…。ここでもさっき写真を撮ってくれた兄ちゃんがいてまた撮ってくれた。
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白馬三山制覇!あとは下るだけ。でもここから7時間くらい歩くんだな…今日も長い一日になりそうだ。
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徐々に悪化してきた靴擦れをかばいながら歩いていると前方の岩の上に何かいる。
30メートル先くらいで登山道のすぐ横の岩の上に見えるあのシルエットは…。
雷鳥だ!
やばい、興奮してきた。靴擦れなんてどーでもいいからもっと近づかないと。あのシルエットで雷鳥でなけりゃ一体どんな生き物なんだ。雷鳥じゃなけりゃ“雷鳥改”または“サンダーバード”と呼ぼう。
速足で歩いていたのだが一度立ち止まり、予めデジカメを出しておこうと腰ベルトのデジカメホルダーに手をかけた。
その時、すぐ目の前をチョコチョコチョコと何か別の生き物が飛び出した。
なにこれなにこれなにこれ、小っちゃい。
なにこれ?イタチ?ちがう、イタチじゃない。

オレンジ色に近い茶色でイタチに似てるけど微妙に違う。
もしかして、これってオコジョ?
雷鳥といい、オコジョといい、今のオレはまさかのボーナスステージに突入したのか?雷鳥を見てみたいと願っていたらオコジョまで。これは写真に収めないと。
ホルダーのマジックテープを剥がすバリバリという音でクルっとこっちを見た。
なにこれ!目でけぇ!
うちのカミさんと同じくらいでけぇ!

オレと目が合うと一目散に茂みに逃げてしまった。写真撮れず…。

残念だけど、それなら雷鳥を撮るまでよ!とさっき目撃した場所まで移動したが とっくにいなくなっていた。
ラーイライライライ!←本当に言った
雷鳥に呼び掛けるも返事無し(あたりまえ)

白馬ボーナスステージ
    0pt.


ああ…ガッカリ…。

下山途中にある白馬鑓温泉小屋。
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温泉が湧いている。思いっきり標高が高いのに露天風呂があった。雲上の温泉だそうだ。
今、温泉から出てきた人が『幸せだ~幸せだ~』言ってて入りたくなった。そういや一昨日から風呂入ってないし。
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ただ、テント場と登山道から丸見え。若いお姉ちゃんもいるのにオレの全裸をさらしてもいいものか。恥ずかしい。そうだ、一杯やってから入れば…と思っても今日は運転する日だからダメ。時間も無いので諦めました。くぅ~!


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小さな雪渓もあちこちに。クレバスなのかシェルンドなのか。どっちにしろ落ちたら楽しそうという雰囲気は皆無だ。死ぬでしょうね。


標高が下がってくると樹木がだんだん生い茂り、森の中へ。
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遥か後ろから人の気配がするので広い所で道を譲った。その時にその兄ちゃんと少し話したのだが、その内容が
『お互い熊かと思って驚いちゃいましたよね、びっくりして木を叩いて音を鳴らしちゃいましたよ』

…お互い?オレそんなこと思ってなかったけどなあ…。
オレの見た目は、頭と手足は真っ黒なんだけど身体とザックは鮮やかなブルーなんです。そんな熊さんいないってば。
ま、いっか。何時間ぶりに人と話せてうれしかったし。
そうだな、人生で一度くらいは熊っぽいって言われてみたいわ。まあ無いけど。

それからさらに一時間、もうヘロヘロになりながら やっとのとこで猿倉の駐車場まで帰ってきた。今からまた7時間かけて家に帰ってから雨に濡れてドロドロの装備のお世話をしないと…。明日早朝出勤だというのに なにやってんだか。
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by moriyart | 2014-09-12 00:40 | 白馬三山

その3(白馬三山)

テント場まで戻ってきた。2時間ぶりにマイホームへ帰宅である。
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二時半にもなればテントの数がかなり増えていた。
今、到着した人はテントを立てる為に良さそうな場所を一生懸命探している。
区画の中心に立ってその場でぐるぐる回りながら この場所でいいのか検討している。オッサンがくるくる回ってて巣作りする前の鳥みたいでカワイイ。オレもそうだったんだろう、きっと。

坂を下り、自分のテントに戻ると オレのテントの横に今ちょうど到着したカップルが 今まさにテントを張ろうとしている。
お!おとなりさんだ。お隣さんとモメないように第一印象が大事だ。挨拶をした。

彼氏の方は 秋晴れの様なさわやかな『こんにちは』が返ってきたが、彼女の方が完全無視。
あれ?いきなり嫌われてる?まあ、いいや。
おとなりさんの会話が丸聞こえなんだけど、どうやら彼女さんの方がお山の事が詳しいらしく、彼氏にテントの張り方とかを教えている。リアル山ガールね。たくましい。
カップルのくせに各々テントは一張りずつ。彼女のテントは二人用なんだから一緒に寝ればいいのに…。老婆心なのか、たんなるお節介か。オレはイヤな隣人のおっさんである。

もうすぐ3時なんだけど、もう夕飯食ってる人がいる。焼肉みたいなのを焼いているらしくて濃~いタレの匂いが漂ってきた。ああ…うまそう…。
そう思いながら横になっていたら また寝てしまった。

目が覚めると夕飯タイムにいい時間。
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今日も湯で戻すものばかり。周りのテントでは調理している人もいるらしく、ジュージュー焼ける音やいい匂いもする。
お隣のカップルは調理も食べるのも完全に別。一緒に食べればいいのに。ドライなカップルだなぁと思いながらピラフを口に運ぶ。←ストーカー

その後テントでゴロンとしていれば、予報を裏切らなく雨が降り出した。ポツポツとフライシートに雨の音が鳴り出したと思ったら風も出てきた。ここのテント場は風が強いのが有名で、本やネットではだいたい『風が強くて苦労する』と書かれている。そのうち本当に強風が吹きだし、横から風を受けたテントはプリンかゼリーの様にブルブル震えだした。
外にも出れないし、しょうがないので寝た。

夜、目が覚めると風が止んでいる。槍ヶ岳のテント場は携帯の電波がとどいていたのでネットができたのだが、ここは完全に圏外。やることが無いので天井のランタンをずっと眺めていた。
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風が止み、静かなので色んな音が聞こえる。呼吸までは聞こえないが深呼吸くらいは近くのテントから聞こえる。咳払いなんて遥か向こうのテントから聞こえてしまう。
そのうち『ブッ』と音がした。

え?近いけど、となり? 
カノ…いや、なんでもない。


朝、目が覚めると雨が降っていた。
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嗚呼、残念。予報が変わってスッキリ晴れてたら最高だったのに。雨が降っているうえにガスガス。ヘッドライトの前を流れるガスの粒子が大きい。モロ雨雲の中だ。ガスの中にいるだけで濡れてしまう。
隣のテントから携帯のバイブの音が聞こえる。目覚まし機能だろう。そういや『晴れたらご来光見に行こう、起こしてあげるよ』と彼女さんが彼氏に言ってたっけ。
…あれから30分以上ブーブーバイブの音が聞こえてくる。隣のオレがこんなに聞こえてうるさいのに全然起きない。早く起きてくれー、起こしてあげてもいいけど警察に捕まりたくないんじゃー!

今日も朝飯は餅入りラーメン。
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餅は前回は焼いたが、雨で外でできないし、テント内で焼けば香ばしすぎるので焼かずに煮た。


食事も終え、歯を磨いた。
さて、どうするか。
天気も悪そうなのでこのまま下山するか、せっかくなので白馬三山全部登るか。
残り2つの山を登ると今日の行動がおよそ9時間になる。もうすぐ7時。行動開始には少し遅すぎる。でもおそらくここには しばらく来ないだろう。
よし!行こう、残り2山へ。

今、テントの外では雨風共にとても強い。時々『おお!』とか『やべっ!』など聞こえてくるが、それは撤収中のテントが風で吹き飛ばされた持ち主の叫びだ。テントはあんなに大きいのに2kgも無いので地面からの固定を外すといとも簡単に吹き飛ばされてしまう。
テントから顔を出してみればゴロンゴロンと転がりながら飛んでいくテントと それを追いかける兄ちゃん。 別の転がっているテントは骨組みが片方外れてぐるぐる回っているので細いジュラルミンの棒が凶器と化している。他のテントに当たれば貫通して中の人がヤバそうだ。
雨風の強い時のテントの撤収方法は、書籍とネットで学んだ。晴れしか行動しないつもりだったので、まさか実践で行うとは夢にも思わなかったが…まあやってみよう。

テントの中でカッパを着てテント以外の全てをザックにパッキングし、ザックカバーをかけておく。天蓋の中にあるファーストエイドや行動食をザック本体の中に移し空にしておく。ザックをテント内に残して重石代わりにして外に出る。張り縄の固定を外すとテントは強風にあおられてフラワーロックの様にブルンブルン暴れ出した。骨組みを抜き、テントをぐちゃぐちゃに丸めて全てをゴミ袋に押し込んで天蓋の中に入れて完了。普通テントはザックの一番下なんだけどこの場合はしょうがない。なんとか成功。
経験も無く、先輩も無しの書籍とネットの知識だけの『頭でっかち』のオレでもできたよ、ありがとう!師匠!(師匠=本とネット)←さみしいヤツ

ザックを背負い、あたりを見回すが、荷物があれどカップルがいない。
見上げると斜面の上の方まで吹き飛ばされた彼女のテントを二人で追いかけていた。あらららら…。
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by moriyart | 2014-09-12 00:22 | 白馬三山

その2(白馬三山)

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坂を登り切ると『村営白馬岳頂上宿舎』に到着。本日の寝床です。
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時間を見てみるとまだ11時過ぎ。思ったより早く着いた。まあいいことだ。テント場の受付が12時半からで、先に張っていてもいいそうなので早速良い場所探し。
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時間もまだ早いのでテント場はガラガラ。好きな場所選びたい放題。ここだ!と思った場所がトイレのすぐ脇だったので変更。奥の方の一段高いとてもいい場所をゲットできた。
隅っこで横が通路で石垣の壁があって高台で。良物件だ。
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10分もかからず設営完了。受付時間まで1時間近くあったのでテントの中で横になっていたらウトウトしてしまった。ハッと目を覚ませばちょうど受付可能時間だったのでさっそく済ませた。

荷物をテントに入れ、財布とカメラを持って ここから30分くらいの目的地『白馬岳』を目指す。ザック背負ってないと身軽で気分がいい。
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穂高が岩っぽいというのなら、白馬は『丘っぽい』。すごく丘丘してる。
穂高の様なゴツゴツした岩稜が大好物だが、こういうゆったりした丘陵もいい感じ。

遠くの山を眺めたら、見覚えのある形の山が。あれ、槍ヶ岳だ。ここから見えるんだ、知らんかった。その向こうは穂高だなぁ。
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…!  穂高が見える?
なんだよー、穂高晴れてるじゃんよー、天気予報さんよー、ウソつくなよー…。

でもまあこっちでもぜんぜん良かった。景色もいいし、白馬サイコー!

視線を横に動かすと これもまた見たことある形の山が。
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『おお、つるぎだ!』
思わず声が出た。こんなに近く大きく剱岳が見えるなんて まるっきり知らなかった。来年絶対登るからその時まで待ってろよー、剱め。
…余談だが、
『おお、つるぎだ!』とつぶやいた後、脳内で
おお、つるぎだ!

おおつるぎだ

おおつるぎたん

大鶴義丹
と、変換され 小一時間頭から大鶴義丹の顔が離れなくなった。

さらに余談だが頭で思い描いていたのは大鶴義丹ではなく、勘違いで杉本哲太だったというのを後日インターネットの画像検索で知った。(くだらねー)

展望がよく、無数の山々が見える。その山のいくつかの山頂や肩に山小屋や山荘があるのが確認できる。行こうと思えば行けれる場所があんなにたくさんあるんだ…全部行ってみたいけど、せめて今が20代だったら夢じゃなかったかもしれないなぁ…。もう40代だしあっという間に衰えて行けなくなってしまうんだろうなぁ…。

なんか急にさみしくなった。全制覇とか数を競いたいんじゃないけど 今からでは圧倒的に足りない時間がもどかしかった。

白馬山荘に到着。
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のどが渇いた。ジュースでも買おうかと売店に入ったら『生ビール』の文字が飛び込んできた。登頂前ですが、前祝いとしてイッちゃいますかぁ?
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窓際の席でグビッと。キンキンに冷えていてめちゃくちゃウマかった。

その代償はとても大きく、地元だったら死んでも買わない値段だった。ひぃぃ…。
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ちょっとほろ酔い気味で山荘を出て整地された登山道を山頂に向けてゆっくり登る。
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白馬岳山頂に到着。
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結構広い。『三角点をターッチ』と言いながら基準点の石柱を叩いている人が結構いる。
山の儀式なんだろう。あとでこっそりマネしてみよう。
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ここでも賽銭が置いてあった。10円が無かったので仕方なく50円を置いた。

長野県側が切れ落ちている。のぞいてみれば遥か下まで断崖だ。怖えぇぇ。
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360度の大パノラマだ。少し霞んでいるが日本海が見える。剱岳って富山県だし、日本海が見える方向はすぐ新潟県だし…なんかとんでもなく遠い所まで来てしまった。
太平洋と富士山と緑茶が急に恋しくなった。
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by moriyart | 2014-09-12 00:12 | 白馬三山

白馬三山

白馬岳のことを『しろうまだけ』と読むのを最近知った。
ここ周辺のスキー場が『はくば』となっているので非常に紛らわしい。周辺スキー場からこの山は見えているのだろうか。スキーをやっていたあの当時、気にもしなかったが。

この山はいつか登るつもりでいるも、どうも気が進まないところもあった。登山途中の『白馬大雪渓』で落石事故がチョイチョイあるとの事。調べれば調べるほど怖くなる。両側山のV字の渓谷なので、崩落して転がってくる岩が必然的にV字の底の登山道に集まってくる。こぶし大だったり1メートル級だったり。転がってくる岩は雪上では音があまりしないという。もしガスっていて視界が悪ければほぼ避けることができないであろう。
10代20代くらいなら『よけちゃうZE!オレ!』なんて強がりそうだが、どうも40代になると『よけた方に転がってきそう…』と気弱になる。転がる1メートルの岩の直撃なんて受けたら、身体はどうなっちゃうんだろう…。
最近『山へ行く』と言えばまわりがやたらと心配する。カミさんなんかに大雪渓の崩落なんか言えば行かせてくれなそうなので帰ってくるまでトップシークレットにしておいた。

出発地点『猿倉荘』
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おっきい方のトイレに行ったあと登山届を投函。まだ薄暗くて行動する人も少なめだが、山の行動は早め早めなので出発した。
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広くて歩き易い道だ。
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途中、川が横断していて深くは無いが流量がけっこうあるので橋がかかっていた。
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しばらく登ると白馬尻小屋に到着。
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ひと休み。なんか文字で『大雪渓』って見ると日本酒を飲みたくなる。たしかこんな名前の日本酒あったよな。
みんな各々独自の休憩をとっている。地図を見たりパンを食べたり。
あれ?大雪渓は?どこ?
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もう少し登るらしい。
しばらく登るとだんだん姿をあらわした。
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『雪渓上の石はすべて落ちてきた石です』
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はい、承知してます。気合いを入れて登ります。岩が転がってきたら高速反復横とびで避け…るつもりが当たりに行きます(なんでやねん)

抜ける様な真っ青な空、雪渓の色は輝く様なまっし…
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白くない!汚い汚い汚い汚い汚い!ぶしょったい!
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まあ雪が降らなくなって春からずっとだから仕方ないといえばそうなのだが。
4本爪の軽アイゼンを持ってきたのだが装着している人があまりいないので そのまま登ってみた。スキーブーツで雪の斜面を登ったことある人なら なんてこと無い感じだった。

雪渓上に赤い粉でコースが書いてある。そのとおりに歩かないとクレバスがあったりして危険だ。
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上に登っていくほど落ちている石が大きくなる。
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もう石ではない、岩だ。デケェ…こんなの当たったら頭がミンチになります。前方注意です、はい。

気を張り詰めてても疲れるので雪渓の綺麗な景色でも見て気を落ち着かせよう。真っ白な…
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汚い汚い汚い汚い!ぶしょったい!
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雪渓を抜け、後ろを振り返ると雲が追いかけてくるように登ってきた。よかった、雲の中に入ったら崩落や転がってくる岩が見えなくなってさらに怖かったであろう。
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あれ?またアキレス腱のあたりが靴擦れしてる。悪化する前に休憩。もしかしたら蒸れてふやけて柔らかくなって靴擦れするんだろうか?わからないけど靴を脱いで蒸れを解く。
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一応ゴアテックスなんだけど、それ以上に汗っかきなんだろうなぁ。

また歩きだす。多少回復したが、序盤からさっそく靴擦れでテンションが下がる。そこへ合宿かなんかの若者の集団がすごい勢いで登ってきた。速い速い!さすが。なんの部活なんだろうか。スキーとか?わかんないけど。
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その若者集団10人くらいを先に行かす為に脇に避けてやり過ごす。若者が通り過ぎてく時にフワッと香水のいい香りがした。最近の若者はこういう所に来る時も香水つけてくるんだ。『山男子』っていうのかなぁ。山ガール目当てなんだろうか。今日の空の様な爽やか青年なんか見たら山ガールはコロリだね。山ガコロリまたは山ガホイホイだ。


よーしオトーさんも走って撒き散らすぞぉ、加齢臭を…

雪渓を歩いているときは冷蔵庫の中にいるかのように涼しかったのだが、雪渓を抜けるとなかなかの蒸し暑さ。後半の登りは結構な斜度でちょっとこたえた。靴擦れも多少悪化。
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坂の途中でお花畑があった。雷鳥さんいるかな。
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実は雷鳥というものを、まだ一度も見たことが無い。穂高 立山 北岳 簡単に見つけそうな場所に行っているのだが結局見ることができてない。だが白馬だとなんとなく雷鳥を見れる確率が他より高そうで俄然期待が高まる。なんとなくね。
広い茂みをくまなく見まわすも それらしい生き物がいない。なんか呼び寄せる方法とかあるのだろうか。
キタキツネを呼ぶ時はルールルルルルだから、
雷鳥はライラライラライライでいいのか。

アリスかチャンピオンしか寄ってこないだろうよ。(意味不)
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by moriyart | 2014-09-11 23:51 | 白馬三山