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どこかに行きたい

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カテゴリ:穂高連峰( 6 )

その6(奥穂・涸沢・北穂)

反省

穂高登頂のお誘いを受けてから11ヶ月。見事『主峰 奥穂高岳』を攻略することが出来ました。
一番最初の計画では、もっとスケジュールが混んでいて前穂高岳まで予定されていた。体調とスケジュールの進行状況で臨機応変に予定を変えて行った。要はキツキツスケジュールからゆとりのスケジュールに変更していったのである。
組長はどう思ったかわからないが、オレは けっこう良かったんじゃなかったかなぁと感じた。天気もまずまずで行動中の雨も降らなかったから危険も無かったし。明るいうちに降りてきてのんびりもできたしね。

『森のポーズ』をする山の顔見知りもできて この先いつかどこかで巡り合えるのか、自分の運だめしみたいな楽しみもできました。

いつも一人なので 擦れ違うときのあいさつ以外は2日間ほとんどしゃべらない。でも今回は二人なので下山中はだいたい下品な事ばかりしゃべってました。ハイすんません、こんな人間なんですわ。

坊主頭二人のオッサンが山に登って なにかの僧侶の修行なんかと間違われたらイヤだなと思っていたが、よく考えたら常に帽子かヘルメットかぶってるから そんな心配は無用でした。(心配してねーし)

まあいい、
残る『前穂高岳』は またのお楽しみとしておきます。オレの本当のボス『ジャンダルム』と共に いつか攻略してみようと思う。来年以降かな。まあ、急に決まるからわかんないや。


今回歩いたコースは 一般登山道だが危険がいっぱいだった。亡くなっている人も年間通してかなりいる。
今月頭にもザイテングラートで男性の方が滑落して亡くなってます。 山の景色を楽しむ為にやってきたのに、事故なんかに遭う為に来たわけじゃないのに…。 さぞ無念でしょう。心よりご冥福をお祈り致します。



3日間付き合ってくれた 組長氏、ありがとうございました。
独りじゃない登山を体験させてもらいました。そういや乗鞍の時もさそってくれたっけ。あんときゃU君もいてさらに にぎやかだったなあ。
あと、異様に早い下山スピードが印象的だった。さすが、下るのは得意なのか…スキーヤーだし、腹も下すし。  まあ腹はオレも下しまくりだったけど…。お互いおなかが弱いのが山ノボラーとしては致命的なんだよね。


ともあれ
また、いつかどこかいっしょ…おっと!なんでもない。
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穂高連峰
おしまい

by moriyart | 2015-08-17 23:20 | 穂高連峰

その5(奥穂・涸沢・北穂)

三日目。
寝坊とか絶対にしない組長さん。ポーズに気合いが入っております。
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でもなんだか腹の調子がイマイチなんだとか。実はオレもそうなんです。
今日は時間の余裕があまり無いので、真っ暗だが午前4時に出発。

それでも4時半を越える頃には周りが見えだす。
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5時前にはかなり明るくなり、遠くに見えるは富士山。
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梯子や鎖場もあるが、昨日よりは険しくないので難なくクリア。
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要所要所でメモをする几帳面な組長氏。
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そして6時20分頃、北穂高岳山頂に到着。
だれもいねぇええええええ!
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しばらく待つと一人登ってきたので撮ってもらいました。二人の間には槍ヶ岳。かっちょいい!
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北穂山頂から見える槍ヶ岳と大キレットの景色をしばらく楽しんでから下山。


今日は朝からいろんな場所で落石を見た。『ラク!』と聞こえたので顔を向けると対岸のザイテングラートあたりで落石が起きたりしていた。一日で何回かは『ラク!』の声を聞いた。

その流れで 下山の途中に組長が、『石じゃなくて人が落ちた場合はなんて言うの?』と聞いてきたので、『フォール(fall)じゃなかったかなぁ』と自信なさげに答えた。
そのあと、オレが とある登山道で足を斜めに着地したら 足がすくわれる様に滑り、膝から先が登山道からはみ出す様にスッ転んだ。半分落ちかけた感じ。それを見ていた組長が、

『ふぉーーーる(ニヤリ)』

『・・・ぐぬぬ。』

覚えたての言葉を早速…。


8時半頃に涸沢まで戻ってきた。
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足がムレムレ。ふやけて柔らかくなって靴擦れができ始めているので、乾かして本来の皮膚の固さに戻す。
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テントを片づけ、10時くらいに涸沢をあとに下山した。
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また6時間くらい延々と歩いて午後4時頃、河童橋に到着。河童橋の上から昨日登った奥穂高を望む。
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あんな高いところを登ったんだ。
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4時半くらいにシャトルバスに乗り、沢渡駐車場まで2日ぶりに帰ってきました。
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とりあえずお疲れ様でした。
 
 
 
 
 
 
by moriyart | 2015-08-17 22:41 | 穂高連峰

その4(奥穂・涸沢・北穂)

10時半前、山荘に 再び帰ってきた。ここのヘリポートは立派だ。
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山荘のデッキでしばらく休憩。
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昨日からスマホの電波状況が悪いらしく、スマホが繋げようと必死になって必要以上に電力を使うらしく みるみるバッテリーが無くなっていく。『困ったな』とつぶやけば、組長がコレを使えとソーラーバッテリー充電器をザックから取り出した。

オマエはドラえもんかYO!
オレの脳内で『どーこーでーも充電器~』と大山のぶ代の声で再生された。(古!)

そういえば昨日から組長のザックからいろんな便利グッズが出てくる。行動食も食料もさらに調味料まで続々と姿を現す。そんな組長にオレから一言、

『キミはもし遭難しても しばらく食料や装備に困らんわ。ホント』





行動食と組長からもらったキャベツマヨサンド(うまかった)をたいらげてゴロンと横になると見えるのは奥穂へとりつく梯子。
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登り下り共通なので譲り合って通行するが、今はめちゃめちゃ混んでいる。さっき空いている時に通行してよかった。

そんな事を考えていたら寝てしまった。太陽がまぶしかったので山岳地図を顔に覆って目を閉じる。


ふと、目を覚ますと組長氏と目が合う。なんか言いたげな顔をしていたので聞いてみたら、青空の下、豪快にガーガーイビキををかいていたとの事。『まわりのみんな笑ってたよ』と。

…笑ってたというより、失笑ってとこか。

まったくどこでも寝れちゃうってのは便利なのか問題アリなのかわからん。でも周りの人にしてみれば、いい天気でいい景色で爽やかな風の中 すべてをぶち壊す轟音に相当迷惑していただろう。まさにテロ。
まあ、スマン。景色に免じて許してちょーだいな。

11時40分頃、名残惜しいが奥穂岳山荘から下山する。
下山は組長が前になった。
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…ん?なんか速い。しかも急な下りを足のみで下る。オレは両腕を腰の高さの岩に添えて3点または4点支持気味で降りて行くのだが 組長は手を使わずに恐ろしいほど高速で下る。オレは手を使ってやっと追い付くくらい。
よく見てみると組長の手が何かをつかんでいる様なポーズになっている。

…もしかして酔拳か?

まさかの酔拳の使い手では?この速足技を酔拳ぽく名付けるとしたら『酔った時のおなかの急下り拳』としよう。(くだらねー)
まあ、冗談として 途中から気がついたんだけどスキーのつもりでやってんのかな、と。
何かをつかんでいる様なその手の形は『ストックを持っているふり』なんじゃないかなぁと。
本人に聞いてみれば そのとおりで『エアストック』なんだとか。なるほどナットク。ざんねん酔拳じゃなかったよ。
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秘技『おなかの急下り拳』でザイテングラートを一気に下り、あっという間に下山した。
下の雪渓でしばしの休憩。
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その後涸沢ヒュッテでヘリの荷揚げを間近で見る事ができた。前々から見たかったのでけっこう興奮した。
涸沢ヒュッテ周辺にヘリによる爆風が走る。目の前のおっちゃんがパイロットに手を振っていたが、スーパースルーされていた。
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テン場に戻って見れば組長の横のスペースが空いていたのでオレのテントを移動。
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当たり前の様にビールを買って飲んだくれる。その後晩ごはん。昨日とは違い、テントも人間も仲良く並んで夕飯を食べた。
今日も組長は なんだか手の込んだものを作っている。まだ生のキャベツの在庫があるらしい。
よし!就寝中にテントポールでひと突きして強奪してやろう。(だから返り討ちにあうって)

明日は最終日。北穂へ登ってなおかつ上高地まで帰らないといけない。
今日より早い4時発。なので早めに寝た。

おやすみなさい。
 
 
 
 
 
 
 
by moriyart | 2015-08-17 22:31 | 穂高連峰

その3(奥穂・涸沢・北穂)

二日目。
午前3時に目を覚まし、さっそく朝食を作る。
昨日の夕飯は組長氏と食べたが、今だと真っ暗で火器や食材を組長氏のテントまで持っていこうとすれば 近所のテントの張り縄に足をひっかけそうなので 自分のテントで調理する。
今回も餅入りラーメン。
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4時を過ぎると周りのテントが一斉に仕度をする音がするようになった。ランタンで内部から照らされた半球状のテントは さながら宝石の様。
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仕度を済ませ、4時半過ぎに出発する。薄暗いが、ヘッデンはいらなそうだ。
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5時を過ぎると陽が出て反対側の山をオレンジ色に染める。モルゲンロート?っていうのかなぁ。よくわからないけど。
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今日の組長氏の調子はまずまずらしい。一安心。
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雪渓や岩場、ガレ、ザレ いろんなところを歩いて奥穂高岳山荘直下の『ザイテングラート』にとりつく。
ここザイテングラートは今月2日に滑落死亡事故が起きている。『そういう場所』だということで気をつけて行きます。
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小屋が見えてきたと思ったら、
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午前7時、穂高岳山荘に到着。この山荘は奥穂の肩にあります。
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ここでしばらく休憩をとった。登頂前だが主峰 奥穂高岳の『山バッジ』を買った。モノトーンでシブい。
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そして7時半頃、いよいよ奥穂高岳にアタック。
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鎖、梯子、岩登り…なかなか手ごたえがあります。
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ある程度登ると見えてきたのは槍ヶ岳。
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斜面を登り切り、稜線の向こう側に見えたのは丸いモッコリな形の『ジャンダルム』。
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横が思いっきり垂直じゃん。アレを本当に登りたいっておこがましい事思ったのか、オレは。死ぬな、コリャ。

wikiより
ジャンダルム(gens d'armes 、フランス語で警官。転じて山岳用語としては尾根上の通行の邪魔をする岩の意)

だ、そうで意味のとおり思いっきり通行妨害しています。いつか攻略してみたいといえばしてみたいのだが。警官を攻略だなんて それって公務執行妨害じゃん。逮捕だ逮捕。

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最後に見晴らしのいい尾根を歩けば…

午前8時、穂高連峰の主峰、『奥穂高岳』に登頂!
3190m。山頂で二人でハイタッチ。
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ほこらの周りは狭いがよじ登って写真を撮ってもらった。自分以外がいるって久しぶりだなぁ。
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山頂からジャンダルムをながめれば、さっきは無人だった山頂に人影が…。いいなあ。
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登ってきた登山道を振り返ると、先に涸沢岳、北穂高岳、そしてその先に槍ヶ岳が見える。ええ景色や。
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見下ろせば上高地。目を凝らすと河童橋が見える。
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その先には『帝国ホテル』。ブルジョアを見下ろしてやる!へへん。
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しばらく山頂を楽しんだあと下山する。一瞬、前穂やジャンダルムに行くことも考えたのだが、ここは計画通りやめておきました。
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一度穂高岳山荘まで降り、山荘をはさんで反対側の斜面から涸沢岳に登った。

そして9時40分ごろ、涸沢岳山頂に登頂!3110m。
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初日からよく逢うカップルにここでも会ったので写真をとってもらった。
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ここでもしばし山の景色を楽しんだ。
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おんもいっきり断崖です。楽~に死ねます。
 
 
 
 
 
by moriyart | 2015-08-17 22:05 | 穂高連峰

その2(奥穂・涸沢・北穂)

休みをとりつつも着実に前進していき、12時45分頃ついに涸沢に到着。
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涸沢の入り口にいたおっちゃんが『もうテント張る場所が無くて雪渓に張っている人がいる』というオドロキの情報をくれた。
そんなバカな!500張はれるからいくらなんでもそれは無いだろうと信じられなかった。
あまりの衝撃的情報に小走りでテン場に向かった。この時の心境は『ありえねぇー』だ。
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なーるほど…テン場の半分以上が雪渓に埋まっていた。雪解けが遅いのだろうか、これじゃ有効幕営数が断然少ない。
ナットクした。

しかしよく探してみるとポツポツ空いているので即場所取り。えり好みしていれば無くなってしまうので即決した。
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ただ、やはり並んで幕営することができず、組長氏とは離れてテントを張った。しかもかなり離れている。
いやでもよかったね、これならある意味今日はオレに安眠妨害されずに済むよ。


初日に行けたら北穂に登ろうと計画していたが、今日は無理せずしっかり休んで体力回復 寝不足解消させるのと、オレの足の靴擦れの回復を見込んで 北穂は最終日にまわした。


…と、なれば ひゃっほーい!
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持ってきたポカリも飲みきってしまい喉がカラカラだった。ぐーっと一気に流し込んで、くぅー!(カビラ風)
飲みながら奥穂を眺めれば なんだかアヤシイ雲行き。間もなく雨が降り出した。おっと北穂行かなくて正解だったかな。テントに入ってゴロンと横になる。しばらく天井を眺めていたがそのうち寝た。
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午後5時位に雨も上がり、そろそろ夕飯でも。せっかく二人で来てるんだからと、火器と食料を持って組長氏のテントまで行った。
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組長氏はずいぶん前から調理していた。なんと炊飯していたのである。
いきなりレベル高ぇな!

生米から焚いてホカホカご飯のできあがり。それにむしったキャベツに湯煎したハンバーグを乗せ『ハンバーグ丼』のできあがりである。ご飯の他に生野菜もあったのか。やるなぁ。
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オレはというとお湯で戻すアルファ米の白ご飯に湯煎するレトルトカレー。
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涸沢経由で重荷を運べそうなので これでもお湯を入れてできるフリーズドライのカレーをやめてレトルトカレーに格上げしたつもりだったが豪華さが違う。
キャベツのおすそ分けをいただきました。山では食べられないと思っていた生野菜を難無くゲット。

…そうか、生野菜を食べたくなったら組長氏から強奪すればいいのか。ここらに落ちている岩で後ろから襲いかかればキャベツを奪えるということだ。  まあ、返り討ちに合うでしょうね…。

そんなアホな事を考えながらもカレーを食べる。スーパーで買ってきたヤツなのだが 安い98円のじゃなくて、これでも298円のちょっといいレトルトカレーにしたつもり。 やっぱ298円のカレーはうめぇや。と思っていれば突然の雨。止むのを願いながら食べていても雨足は強まるばかり…298円の『ちょっといいカレー』は雨で薄まっていった…とほほ。
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夕方、オレのテントの中で明日の打ち合わせをして解散。明日の為に休んだ。オレが幕営したテントの場所は敷地の隅っこなので、静かでゆっくり寝る事ができました。
さて、明日の天気はどうでしょうか。

おやすみなさい。
 
 
 
 
 
 
 
by moriyart | 2015-08-17 21:53 | 穂高連峰

奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳

『ホタカ』

誰もが一度は聞いたことがある名前だと勝手に思っている。地名だったり山の名だったり。
山なんてまるっきり興味が無かった若い頃でもこの名前の響きは知っていた。

山に登るようになってからは当然あこがれの山として、いつかは必ず登ろうと決めていた。そう思っていたところに友人の『組長氏』からの誘いで現実になる。
『来年の夏に~』なんて聞いていて ずいぶん先だなぁと思っていたが、この年齢ゆえに時間なんてあっという間に過ぎ、ついに登る日を迎えた。

組長氏の車で一緒に向かう。けっこう早立ちだ。深夜出発ばかりする自分にとっては明るい国道52号線が新鮮だった。
夕飯を食堂で食べる。何を食べようかメニューを見た時、『ちからをつけておきたいから』と焼肉定食にした。
炊きたてご飯も、調理したての肉も、生野菜も 山ではしばらくおあずけだ。なら味を楽しんでおこうと、そう思いながらもガツガツとバカみたいに早食いでたいらげた。

日付が変わるちょっと前に沢渡の駐車場に到着。車の荷室に寝床を作ってくれたので二人並んで横になった。

イビキをかく非常に寝像の悪いオレと、眠りが浅く寝つきが悪い組長氏。

絶対に巡り合ってはいけない相性の悪い組み合わせで、こんな狭い車内で枕を並べるのでは きっと組長氏は朝まで寝ることができないかもしれない。なんか申し訳なくてオレも気になって眠れないかもしれない…

…ことはまったくなく、寝かせてもらいました。朝、組長氏はなんにも言わなかったけど、きっと迷惑かけたに違いない。
ホラぁ、オレと一緒じゃ寝れないよって言ったじゃん!(何様)


早朝、仕度をしていると早立ちの方々が次々とマイクロバスのタクシーに乗り込んでいく。乗れるかななんて思っていたが、すぐに満員になってしまった。じゃシャトルバスかな と思っていたが、乗用車のタクシーに乗ることができた。シャトルバスより200円安く乗れたので まあいいかな。

午前5時過ぎ、上高地バスターミナルに到着。
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山ノボラーがいっぱい。この時間帯は観光客より山ノボラーが断然多い。登山届を記入するコーナーは大盛況だ。遭対協のおっちゃんが登山届を受け取って行先を見るたびに『奥穂!ああ!すばらしいところですね!』といちいち感動していておもしろい。自分もなにかの参考になればと今日歩くコースの事をおっちゃんにちょっと聞いたのだが、あまりにも回りくどい説明でよくわからなかった…。
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5時半くらいに出発。
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すぐに名所『河童橋』に到着。
山ノボラー以外にも観光客がちらほら。橋の上から見える穂高連峰をカメラに収めていた。
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しばらく歩くと『小梨平キャンプ場』を通過。
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林の中のいい感じのテン場だ。地面も柔らかそうで、絶対ココ快適だわ。

いつかオレもここにテント張れたらいいなぁ。

散策道から見える明神岳が雄々しくて雄大で見とれてしまう。
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6時20分くらいに『明神館』に到着。ちょっと休憩。
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その後川沿いを歩く。組長は時間のメモを細かくとっていて到着や滞在の時刻がブログに正確に記されている。
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オレはまるっきりテキトーなので 5時(過ぎ)とか6時半(くらい)とアバウトな言葉が羅列する。これも性格の違いなんだろう。まあ、どちらがしっかりしてるか考える必要も無いのだが…。


7時15分くらいに徳沢に到着。
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ここのテン場も快適そうな雰囲気。芝生だし。
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8時20分あたりに『横尾』に到着。
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長めの休みを採る。水分を思った以上に飲んでしまったので自販で買ったのだが、リゾート価格で泣いた。

上高地からここまで11km。平坦な道もここまで。ここから先は山道になります。
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吊り橋を渡って細めの道を歩いていく。
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横を見上げると屏風岩。
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ちょっと前にここでクライマー二人のうちの一人が宙吊りになる事故があった。垂直な断崖からの救助をした県警救助隊はさすがだ。この人達がいるから俺らも安心して山登りができます。足を向けて寝れません。でもあまり迷惑をかけないようにがんばります。
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10時前、河原で休憩。
けっこう休んでいる人がいる。微妙に靴擦れが発生しているようなので療養まがいに川の水で足を冷やす。
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おっそろしい程冷たい。大げさ抜きで5秒間足を浸けておくことができない。冷たいというより激痛が走る。雪解け水なんだろう。これにビール缶を浸けておけば さぞやキンキンうまうまなんだろうと 目が(もっと)細くなった。
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河原を出発。遠くにちらちら涸沢らしき景色が見える様になってきた。近い様でけっこう遠い。目的地がずっと見えてしまっていてなかなか近づいてこないってのもけっこう精神的にもくる。
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さっきから組長氏の様子が変だ。エラがっている。それと滝の様な汗。寝不足で調子が上がらないそうだ。

あ…なんかゴメン…。


『オマエのイビキがうるさかったから~』とか言わなくて人のせいにしないので逆になんか申し訳なくなった。
『心が折れた、もう無理だぁ』と言い始めたときにはさすがにオレも必死だ。
『今度は荷物をもうちょっと減らすときっと楽だよ。あ!ホラ、頂上行ってスンゲェ景色見れば気も変わるかも。うんうん』

自分のせいかもしれないのと、初日早々でヤマトモを失うんじゃないかという恐怖でかける言葉も必死である。
 
 
 
 
  
 
 
by moriyart | 2015-08-17 06:00 | 穂高連峰