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どこかに行きたい

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カテゴリ:鳳凰三山( 5 )

その5(鳳凰三山)

感想

超良いです、ココ。
人気があるのもうなずける。
梯子、鎖場ナシ。登山道広め。滑落の危険少。落石の危険少。火山では無い。
景観は文句ナシ。

『息子くんと登る山(高学年の部)』は文句なしにコレに決定です。
ただ、息子くんとなら もしかしたら余裕をもって二泊になってしまうかもしれない。
それでもそうなってもいい価値はきっとある。さすが鳳凰、名前負けしてません。
世間一般の父親と比べて劣る所が多いオレでも、山を親父と息子二人で登って『父親って頼もしい』というところがほんのひとかけらでも思ってくれたらいいなと願っています。あくまで理想ね。現実は、
『ダメだなぁ、山でも』
なんて思われるでしょう。子供のやんちゃ体力って侮れないからね。

『オベリスク  登頂』と画像検索すればオベリスクのテッペンまで登っている人の画像をいくつか見る事ができる。
ただ、ほとんどはザイルを使って登っている。身体一つで登れないって事だろう。あそこから落ちたら ちょーっとタダじゃ済まないだろう。実際事故もけっこうあるらしい。
あと10歳若ければ登攀器具を使ったクライミングをやってみたかったのだが、力も衰えたし器具を買えないし、ソロだと難易度も相当上がるので こればっかりはガマンします。



今年のテント泊の山行はこれで完全に〆です。あとは日帰り低山があるかどうか。
来季のテント泊のスタート時期と行先は決めてないが、一度原点に戻って 一番最初のテント泊は趣向を変えてみたいと思っています。このブログのタイトルは『山に行きたい』では無く、『どこかに行きたい』ということなので 昔このブログにシャレで書いた事ををシャレでは無く本当に実行してみようと思います。あくまで今瞬間の思いつきなのできっとポシャるでしょう。まあそれも一興。

前回も書いたが、この夏 行き過ぎとも言える程 山に行かせてくれた妻子には本当に感謝します。去年のこの時期からお小遣いを貯めたのだが これだけ行けば底をつく。 山へ出発するときに息子くんは行動食を、カミさんはちょっとした小遣いをくれた。頭があがりまへん。
先週はツレと飲んだし、今週は山行ったし。今度の連休は家族と実家に尽くします。いや、尽くさなあかんなぁ。

『さーて、冬でも登れる山でも探すかな(資料ペラペラ‐)』
ダメ親父だね。オレってば。
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鳳凰三山
おしまい

by moriyart | 2015-10-09 00:13 | 鳳凰三山

その4(鳳凰三山)

人の気配がすると思ったら、
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午前6時半、鳳凰三山の二つ目、
三山の最高峰『観音岳』に到着。

ここの山頂はちょっと狭めだ。
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振り返ると今まで歩いてきた稜線の先に富士山。
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前を見れば甲斐駒。ナイスビューです。
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そして進行方向を見れば、稜線の先に見えるは ちょっと変わった雰囲気を発している『地蔵岳のオベリスク』。
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東側には八ヶ岳。
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観音岳を超えたあたりからオベリスクはずっと見えているのだが、なかなか近づいてこない。オベリスクを目標にひたすら歩く。
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オベリスクが見下ろせる高台で息子くんがくれた行動食を食べた。『ちゃんと食べましたよ』報告をLINEで送った。
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午前7時50分、三山の三つめ『地蔵岳』のオベリスクのふもとに到着。
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コレってこの形で人工物じゃないのがすごい。自然にこの形が出来たのは奇跡としか言いようが無い。神秘的だ。

地蔵岳というだけあって、いたるところにお地蔵さんがある。
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賽銭箱も多数。いくつかにお金を入れたのだが、きりが無いので途中からやめた。

オベリスクの高さは18メートル。基部からだと50メートルだそう。金峰山の五丈岩より大きい。このオベリスクも五丈岩の様に登れるので いざ挑戦。
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なんか大きなジャングルジムみたい。オベリスクの首のつぼみみたいなところまではアッサリ登れた。
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テッペンまでは さすがにロッククライミングできる人じゃないと登れないらしいので挑戦はしない。一目でムリだとわかる。
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あとこの5メートルくらいなんだけど垂直だし手足を掛けるところが無いので無理なんです。
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午前8時半、地蔵岳を出発。今来た道を戻り、山荘を目指す。
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帰り道も大好きな稜線歩き。行きとは違った景色が楽しめる。
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『稜線を歩くの大好きだー!』


稜線『うそ!いつもあなた見るのも目指すのも頂上ばかりじゃないの』
オレ『そんなことないよ。稜線あっての頂上じゃないか』
稜線『稜線だなんて固い呼び方しないで。おねって呼んで』
オレ『大好きだよ、尾根。今日は今からキミの上を滑るようにナイフリッジさ』
稜線『あ~ん♡今夜はあなたのオベリスクでっ』
オレ『ああ、夜のピークハントさ。縦走で。』

ばーかばーか、
っばーか!


10時半頃、南御室小屋まで戻ってきた。
テン場には自分のを入れて3張残っていた。夜叉神往復は少数派らしい。みんなテントを背負って広河原か韮崎に抜けてしまった様だ。どのコースがいいかは何とも言えないけど、重い荷物を背負わず軽快に行けたからヨシとする。
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テントを片づけ、昼食を採る。そして『鳳凰山の山バッジ(オベリスクver.)』を買って12時過ぎに山荘を出発。お世話になりました。

帰りの道中、今日は日曜なので登ってくる人はかなり少ない。
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その中で50歳くらいの『意識高そうなオッサン』とすれ違った。ヘッドバンドと、全身の突起物がわかりやすいピッチピチの上下の服。エアロビ会場から抜け出てきたみたいだ。そのかたとすれ違った時に フワッ と柑橘系の香水の匂いがした。『ああっいい香り』そう思い、そっと目を閉じそうになった時に説明は出来ないけど、なんかムショーに腹が立った。いい香りに一瞬でも心が動いたことに。

山に香水ねぇ…。すごいなぁ。


14時50分。夜叉神峠駐車場まで戻ってきた。下山完了です。
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by moriyart | 2015-10-08 23:41 | 鳳凰三山

その3(鳳凰三山)

二日目。
4時前から外が騒がしい。ツアー客がひっきりなしに外トイレに出入りしているので扉の閉まるバタバタという音がうるさい。仕方ないがちょっと早いけど起きた。

テントの中はひどい散らかり様だ。
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朝飯は昨日のおでんの残り汁にうどんを入れて名古屋風うどんに。ウインナーと生卵を割り入れてボリュームを出した。
所詮おでん用の汁なので やっぱりうどんに合わない。ちょっと薄めだ。まあ朝だからコレでちょうどいいのかな。
最後は八丁味噌の汁を一気飲み。うー…ちょっとキツイわ。

4時。ツアーの団体が出発する。早ぇーな!日の出までずいぶん時間があるのに。早立ちして距離でも稼ぎたいのかな。
そう思うとなんか自分も急き立てられて急いで仕度を始めた。

さっきまであんなに混んでいたトイレもツアー客がいなくなれば待っている人もいない。余裕で入室。

…!
トイレットペーパーが残りわずかだ。ストックも無い。大量のツアー客が使い果たしてしまったようだ。日の出前で山荘も開いてないし女子トイレから持ってくるわけにもいかないし、自分のテントまで取りに帰るのはダルいし。
そんなことで寝ぼけているせいもあってそのまま続行。用を足した後、ここまで短くペーパーを切ったのは人生今まで無いくらいに 短く、それは短く切り取って使う。それを慎重にそれはそれは慎重に使った。ヘッデンの灯りを頼りに事故が起きぬように丁寧に丁寧に丁寧に作業した。凄まじい緊張。ペーパーが無くなるのが先か、大事故が起きるのが先か。
すべての意識が指先のみに集中する。この緊張、きっと大キレットを歩く以上なものに違いない。ペーパーの幅がまるでナイフリッジ。

…勝った。
ペーパーを使いきったと同時に綺麗に仕上げる事が出来た。大きなため息をひとつ。
扉の前に待っている人に これから訃報を伝えなければならない。『紙亡くなったよ』と。


早朝の激闘を終え、身支度を整える。ふと不安になったので山荘に向かった。入口から中をのぞけば、暗い食堂でヘッデンを頭に店主が食堂のテーブルを拭いていた。ノックして扉を開ける。それに気が付いた店主は口に指を立てて『しー』のポーズをした。
『テントを張ったまま山に登ってきてもいいか』の問いに『本当はアレだけど今日は空いてるからいいよ』と許可をもらった。のでさっそく準備。

サブザックに必要なものだけを詰めて身軽な体で出発。午前5時。当たり前だが真っ暗だ。
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30分ほど歩いて気が付いたのだが、指から血が出ていた。
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どこかに当てた記憶も無いし擦った感覚も無い。
あ…あれか、乾燥パックリかな。歳はとりたくないなぁ。

稜線に出た。今日は風が穏やかだ。ありがたい。富士山が見える。
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そして5時40分頃、朝日を浴びた。
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5時50分、薬師岳小屋に到着。このあたりは花崗岩で地面が白い。甲斐駒を思い出す。
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そして6時ちょうど、鳳凰三山のひとつ、『薬師岳』に到着。
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広い!開けてて見晴らしがいい。
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稜線の先に次の山、『観音岳』が見える。広くてなだらかで超快適な尾根が続く。こりゃサイコーだわ。
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尾根からは常に白峰三山が見えている。日本標高No.2の北岳だ。
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こう見るとけっこう険しいけど、2年前よく日帰りで登ったもんだ。『日帰りが困難なのを知らない』ってすげぇなぁ。あの時はホント無謀だったわ。
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by moriyart | 2015-10-08 23:22 | 鳳凰三山

その2(鳳凰三山)

10時40分、本日の寝床『南御室小屋』に到着。だいたい予定どおり。
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すでに何張りかテントが張ってあった。みんな広場の中心に幕営している。 山際の一段高くて、もっと条件がいい場所があいている。主人に確認をとったら好きな場所へ早い者勝ちだよ…と。
さっそく良物件にテントを張ったら、隣に続々と張り始めた。なんだみんないい場所を気が付かなかっただけなのか。
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お隣さん二張りが仲間同士なんだけど、テントを張るのに悪戦苦闘している。『袋の中に説明書入ってるけど、見ます?』

…今かよ。テント買ってから今日初めてここで張るんだ…。ある意味チャレンジャーだな。


テントを張り終え、ひと息ついたら…
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ひゃっほーい!
寒そうだから今回はビールは買う機会が無いかななんて思っていたが、なんのなんの、寒くてもいただきますわ。
ベンチに腰掛けて小屋周りの様子をうかがう。みなさん、時間も時間なので昼めしを採っている。自分も腹が減っている事に気づき、昼飯を食べた。今日の昼めしは『炊き込みおこわとカレー』。
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なんか絶対変な組み合わせである。カレーだけにインド人もビックリ。それもそのはず、余り物の寄せ集めであった。昼はコレでいきますわ。在庫処分ね。

12時。腹ごしらえも終わり、ヘリポートの上で横になる。
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上空はかなりの強風が吹いていて木の上の方が大きく揺れている。しかしここは盆地の様な地形なので穏やかだ。空を見ながら明日の朝まで長いなぁなんて思っていたら やっぱりウトウトしてしまった。時々目を覚ます。同じ様にヘリポートで横になっている人達の会話をぼんやり聞いていたりもした。
『ここまで2万1千歩だぜ』
若者の会話からだが、スタート地点が同じなのでオレもそのくらいだろうか。いや、オレは背が小さくて足も短めだからもうちょっと多いかな。4万歩くらい?

そんなに足 短かねぇよ!

テントの受付をした時に山小屋の主人から『近くに辻山という名の山があるから散歩にでも』と勧めてもらった。今13時前だしやる事も無いので辻山にでも行こうと起きあがった。
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さっきここまで来た道を40分ほど歩き、苺平まで戻った。そこから分岐道を歩き、辻山へ向かう。
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林を抜けると視界が開け、目の前に北岳、間ノ岳、農鳥岳の3つ、『白峰三山』が真正面に見える。すっごいいい眺めだ。
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かっちょいいなぁ。よし!来年縦走するか。北岳のバッジ回収しなきゃならんし。そうそう!間ノ岳を登れば標高の高い順の5位まで制覇できるしね。ホントは10位までを目指したいけど、御嶽山が入ってるから無理だしなぁ。なので5位までかな。よーしやる気出た。
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ってか、風強い!

台風並みの風が吹いている。時々よろけるくらいの猛烈な突風が来る。三脚を立ててるおっちゃんが苦笑いしている。確かに予報では風が強いとは言っていたが まさかここまで強いとは…。ここよりもっと高い北岳の稜線なんかは とても歩けないだろう。吹き飛ばされて滑落しそうだ。

風を前から受ける『TMレボリューションプレイ』をしばらく楽しんだあと辻山を下山。
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16時くらいになると だいぶ陽が落ちてきた。ずいぶんと暮れるのが早くなったなぁ。さみしい。
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テン場は夕食タイム。あちこちからゴー!というバーナーの燃焼音が聞こえてくる。ちょっと早いけど、明るいうちに片づけたいので自分も夕食を食べることにした。
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秋だし、標高も高いから なにか体が温まるモノを夕飯にしたい…そう考えた時に『おでんが食べたい!』とひらめき、スーパーでパウチ入りのご当地おでん『名古屋八丁味噌あじ』を買った。
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2人前汁入りで、コレがズシリと重い原因だった。ワンカップもどきも持ってきたので熱燗にする。ガラス容器なのでコイツも重かった。
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とりあえず日本酒をひとくち…。

っかー!来るねー!

ペロっと舌を回し、10ヶ月ぶりくらいの熱燗を楽しんだ。しゃーわせー。
おでんを食べてみる。八丁味噌風味は初めてかもしれない。アルミ鍋じゃなく土鍋でやれば雰囲気も出そうだが さすがにそんな無駄なモノを背負える体力は無い。

あったけぇ~。大根うめぇー。

卵も入っていたので半分かじる。中まで味が染みてないので かじった卵を鍋にどぶどぶ浸けて味をつける。
一人で食べているから許される行為であって、誰かと一緒に鍋をつつき合っていた場合は最凶最悪の行為である。人によっては鮮血の惨事になること間違いない。
いいのいいの、これも山メシ。などと都合のいい解釈をして今度は一度かじったこんにゃくを鍋に浸けた。

おでんとポン酒の熱燗で心と体があたたまった。歯を磨いた。もうすぐ日が暮れそうなんだけど居心地がいいのでベンチに座ったままボーっと人の動きを見ていた。
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同じ様にテントの外でマッタリしている人が多い。ソロのおねぇちゃんがけっこういる。
ここ何年かで山を登るうちにソロのおねぇちゃんを かなり見てきたが、ソロのおねぇちゃんは少し独特な雰囲気がある。説明できないんだけど、どの山にいるおねぇちゃんも去年も今年も 同じ様な雰囲気を持っている。
芯が強そうというか、キャピキャピして無いというか。お互いソロなので お兄ちゃんにもお姉ちゃんにも話しかければきっとウマが合うとは思うのだが、ソロ好きゆえに あまりお互いに干渉し合わない。なんて言っていいのかわからないけど、これが暗黙のルールなのだろうか。

上空は暴風と言えるほどの風が吹いているが、ここの地形は林に囲まれていて窪んでいる為に穏やかだ。そしてどこがどう居心地がいいかは説明できないが、この雰囲気が好きで日が暮れるまで外にいた。真っ暗になるまで。オレの感性に合っていたんだろう。

さて、寝ますか。
この前の笠ヶ岳の夜があまりにも寒かった。それから半月経っているので、さらに寒いかもと覚悟を決めてきた。
シュラフの中に入れるシュラフインナーを持ってきた。それで寒ければシュラフカバーを使う。それでもダメなら合羽を着て寝袋に入る。さらにダメならザックを空にしてそこに足を突っ込む。三重四重の態勢で高地の秋の夜を迎えた。

意外に寒くなかったのでぐっすり眠れました。
 
 
 
 
by moriyart | 2015-10-08 22:44 | 鳳凰三山

鳳凰三山

7月あたりから何度か行こうとしていたこの山。急な予定の変更で二度も行く対象から外されてしまった。3度目の正直、やっと今回行けそうだ。『鳳凰』なんて超立派な名前なんだけど、後回しにばかりされたんじゃ不死鳥なのに死んでしまいそうである。

鳳凰三山の登山口はいくつもあって、登る人の交通手段や気分でけっこう変えることが出来る。自分も韮崎からか夜叉神からかちょっと悩んだのだが、夜叉神登山口から山頂を目指す。なんせ大好きな尾根歩きを往復できるのが大きなポイントだ。

夜叉神まではワリと早く到着した。秋も深まり、車内は寒いのでけっこう厚着をして運転席で仮眠をとる。
初日は『御室小屋』まで登って留まり、二日目に鳳凰山に登る予定なのでゆっくり起きてゆっくり支度してのんびり出発しようと決めていた。
しかし、夜叉神峠の通行規制のゲートの前には5時前からマイクロのタクシーが何台も並び、ゲートが開くのを待つ。ディーゼルのアイドリングがカルカルうるさくて とても寝てはいられない。
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眠気も無くなり、しょうがないので朝飯のにぎりを食べた。
…早立ちして山荘に早めに着いて テントの中で寝ればいいじゃん。
そう思い立って いそいそと仕度をはじめた。

夜叉神の駐車場は混むと聞いていたが、意外にも空き空きだった。
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ゲートが開いた後の警備員は暇そうだ。
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午前5時半、いざ、出発!
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…したが、買ってきたアンパンを忘れたのに気づいて300メートルくらい登ってしまったので、わざわざ車まで戻った。すれ違ったお爺さんに『ずいぶん早い下山ですが、何時頃むこうを出発したのですか?』と驚かれた。
『忘れ物です』テレて説明すれば、なーんだ…の顔。
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午前7時、夜叉神峠小屋に到着。
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まだそんなに標高が高くないのだが、なかなか景色がいい。
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テン場もあったのだが、草が生えている。あまり使われてないのかな。
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空は澄んでいるのだが眼下には雲海。地上の天気は曇りがちの様だ。
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8時半、杖立峠に到着。
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あんまり登ってくるお客さんがいない。少し休憩。
重いザックを下して歩くと、ふわふわと浮いている様な感覚になる。今日はいつもより食料の重量がある。汁気があるものを持ってきたからだ。いつもザックがパンパンで余分な物を入れる余裕なんてまるっきりないのだが、ザックの横に付けられるエクステンションパックがあるのを知って今回買って取り付けてみた。
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ザックの中で汁物のパウチが爆ぜ、八丁味噌の液体で悲惨な事にならない様にサイドパックの中に入れてある。アンパンもここなら潰されずに原形を保てそうだ。
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休憩も終わり、ザックを背負って一歩踏み出す。『重い…』いつも乾燥レトルトばかり持ってきてたので汁物は地味にズシリとくる。ヘタれなければいいけど…。その重さも夜の楽しみとしてベロを出しながらガマンする。
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9時20分、『火事場跡』に到着。
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変わった名前の場所だなぁと思って見回せば、ここら辺だけ木が小さい。まさか本当に山火事が起きたのか。

10時過ぎ、苺平に到着。
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結局ずっと樹林帯だ。森林限界でも超えれば景色もグッと良くなって気分も変わるのだが、南アルプスって北アルプスよりも森林限界は高い様な気がする。
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by moriyart | 2015-10-08 22:43 | 鳳凰三山