人気ブログランキング |

どこかに行きたい

moriyart.exblog.jp

カテゴリ:上高地( 6 )

その6

上高地から乗鞍高原までは、そう距離は無い。大して時間もかからずに大駐車場へ到着した。組長の車の隣の区画内でアウトドアな椅子に腰かけたUくんがいる。どこかのオヤジと話している。
知り合い?と聞けば知らない人だと言う。凄まじき子供のコミュニケーションパワーだ。組長の姿が無いので聞けば車内でお休み中との事…が、すぐ出てきた。


駐車場には蜂とアブがいる。うるさいくらいに寄ってくる。オレがアブに刺されてからUくんはアブが気になって気が気じゃないらしい。オレがアブや蜂をまとって近づこうものなら

『来んな!』

とマジギレモード。Uの弱点、発見なり。まだまだ子供よのう(ニヤニヤ)
みんなで自炊して夕食。オレの今日の夕飯は防災食の牛飯とカルボナーラ。どっちもお湯を入れるだけ。味はやっぱり防災食だ。お隣(組長師弟)の晩ご飯はラーメン食べてる。ええにおい。突撃となりの晩ご飯やっちゃうぞ。食後に組長にコーヒーを煎れてもらった。挽いた豆のヤツだ。インスタントの粉のヤツ実は持ってますなんて言えねぇ。でもウマイなあ。延々としゃべるUくんの語り聞きながら高原の夕方を楽しんだ。
午前2時起床ということらしいので、どんどん片づけて温泉に入って寝た。フロントガラス越しに見える空は少し曇り気味。さてどうなることやら…


では、おやすみなさい。
by moriyart | 2012-08-25 12:41 | 上高地

その5

バスターミナルに戻り、駐車場までの乗車券を買おうと発券機の前へ立つ。
『あのぅ、すみません』
振り返れば若き山ガール。おおっと逆ナンですかね、しかも3人も。やっぱ山パワーはスゲェよ。ハイ、なんでしょう?と聞けばタクシーの相乗りの誘い。バスより200円安くなるらしい。

…オレの顔が財布に見えたのね

しかも200円って…女って若くてもガッチリしてるんだなぁ。男は200円程度の差額ならきっとバスに乗るんだろうなぁ。女子3人は後部座席。オレは助手席。まあ…まあね、後部座席の真ん中になるなんて事ぁねえだろうよ、ハイ。最初のころは気を遣って話しかけていたが結局間が持たず、女子は3人で和気あいあい。オレはタクシーの運ちゃんと話していた。山ガールは名古屋に帰っていくという。

自分の車に戻ってきた。駐車場の隣が共同温泉なのでタオルを持って入館。受付でJAFを提示すれば700円が500円になるという。あわてて車に会員証を取りに帰った。
あれぇ?さっき男が200円の差額ごときに云々云々…。
小さいが見晴らしのいい共同浴場。熱めで深い湯船に浸かっていたが体を冷まそうと露天へ出た。見晴らしのいいところをハゲジジイが陣取って座っている。ハゲさえいなければ景色がいいところで座れたのに。仕方がないので景色の見難いところで座って休む。そのハゲと別のオヤジが話している。どうやらハゲは穂高連峰から9時間ぶっ通しで歩いて今帰ってきたとの事。岩場だ鎖場だ あのものすごく怖いところだ…滑落したらほぼ死ぬ様なところから帰ってきたのか。御歳62歳だと。オレよか22も年上で大したもんだ。そういや筋肉隆々だよ
カッコイイよ!おじさま! (さっきまでハゲハゲ思ってたのに)
岳メンにはハゲをもカバーするくらいカッコイイイメージを持った。

さて、上高地もここまで。もうすこしで夕方になるころに組長とUくんがいる乗鞍高原に向けて出発する。も一度言うぜ、

待ってろよ、野郎共!
by moriyart | 2012-08-25 12:33 | 上高地

その4

飽きた、ホント飽きた
e0284726_12195150.jpg

e0284726_12202652.jpg

しかも道のりが長い。飽きた上に道のりが長いんじゃモチベーションが下がりまくりだ。でもこれは自分が望んできた場所。ガンバって歩く。
ここの道は散策道が空中に浮いている。
e0284726_12205146.jpg

下は湿地帯だ。景色に見とれて足を踏み外すと大変な事が起きそうだ。いやぁ、長い上高地歴史でここから落ちた人は結構いるはず。1mくらいの高さなので落ちると悲惨だ。
e0284726_12242148.jpg

上高地ではすれ違う人はほとんど互いに挨拶をする。おはよう、こんにちは。今日だけで1万回くらい挨拶している。さすがに飽きた。しかしここでの終盤に差し掛かると子供が増えてきた。そして小学生くらいの子供が発する挨拶は

こんにちわんこ! こんにちくわ!

すれ違う子供たち皆が言う。あれ?別世帯の子ども達だと思うんだけど。まるで申し合わせたみたいに皆口に『こんにちわんこ』だ。
後半はもう耐えられなくなって言われた瞬間ブハッと笑ってしまい、くやしいのでオレも負けじと
こんにちわんこぉ!
子供と父兄にスーパースルーされました。
ま、世間は許さずともきっと穂高の山はきっとゆるしてくれるだろう…きっとね。
e0284726_12213914.jpg

飽きた。同じ景色にホントに飽きた。平坦な道でも結構な距離がある。そんなときにフッと明日の事をどうしようかと思った。ここから近い乗鞍岳?うーん、組長がせっかく誘ってくれたのを断った後のうのうと行くのもちょっと…白骨温泉?温泉だけだしなあ。高山?ああ、それもいいかも。いやいや、明後日は人間ドックなんだし今日は帰ったほうがいいじゃないかな。なんていろいろ思いながら長い道中を消化していた。
e0284726_1222316.jpg

先ほどの河童橋にもうすぐ着くという頃、組長からの電話。明日の乗鞍岳の御来光のお誘いでした。明日のスケジュール決まってないし、今朝のお誘い蹴ったオレに断る理由はどこにあるのでしょう…。ってか富士山の時といい、連絡のタイミングが見透かした様に来る。恐るべし遠隔読心術野郎め。
いやいや、正直言えば平坦な道飽きたし、御来光見たいし、乗鞍岳も元々計画に入ってたし、いや、何より誘ってくれた嬉しさが一番かな。声掛けてくれるなんて例えウソでも有難いや。
もちろん快諾ですわ。

行くぜぇ!待ってろ野郎共!(感謝の気持ちはどこへ?)
by moriyart | 2012-08-25 12:26 | 上高地

その3

e0284726_1254219.jpg

サルの群れがやってくる。親サルの背中には子サル。人慣れしてるのか観光客には目もくれない。当たり前の様に歩き回るサルに観光客は喜びデジカメを構えて追い回していた。

またしばらく歩いて名所『河童橋』に到着。
e0284726_1262845.jpg

e0284726_1271292.jpg

e0284726_1281436.jpg

バスターミナルに近いのもあって人が大勢いる。河原に下りて、つり橋と川面の観賞。川の中に入っている親子。大声で数字を数えている。何秒足を浸けていられるかお父さんと勝負しているらしい。20を超えたあたりから声のトーンが変わる。相当冷たいらしい。ほほえましい光景だ。

売店であるものを発見! 
e0284726_1293892.jpg

おこずかいセーブで買い食いはしないと決めていたのだが、誘惑に負けて買ってしまった。プシュリと開缶。ゴクリと快感。キラキラ光る水面を見て深~いため息。気持ちええなぁ。時計を見てもまだまだ全然早い時間。のんびり行きましょうや。深い山の中だが、ここにいる人たちみんなリゾート気分。特に都会の人たちは非日常的な景色にワクワクしてるのだろう。うーん、この景色、オレの実家の周りや友達の組長の家の周りの景色と大差がない。悲しきかな田舎住まいよ。
e0284726_12102521.jpg

e0284726_12105537.jpg

ザックをまた背負い、再び歩き出す。明神池まで往復数時間のハイキングに出発。
しかし、やはりそこまでの景色は河原、湿地帯、森…この三種の景色ばかり。時折顔を出す切り立った断崖の山を仰ぎ、気を紛らす。
e0284726_12113439.jpg

…ハラ減った。どこかでお昼ごはんを食べたい。土手の袋小路を見つけ、昼飯の為の荷物を広げた。
e0284726_1212775.jpg

今回からキャンピングストーブのデビューをした。富士登山の昼食では保冷剤と抱き合わせた冷たいおにぎりだったのだが、今回からあたたかい昼飯になる。高原で涼しいので夏でもラーメンが食べたい。
明神岳?を眺めながらカップラーメンをすする。『んまいなぁ…』思わず声が出た。隣のオバサンがチラッと見た気がするがお構いなし。だってうまいんだもん。カップをふぅっと吹けば湯気が舞い上がる。涼しい証拠だ。
今回は突然の上高地へのハイキング決定で事前準備ができなかったのでインスタントばかりの食事になる。食後のコーヒーもインスタント。でも外で飲むゴールドブレンドも、んまい!
e0284726_1213775.jpg

e0284726_1214250.jpg

荷物をたたんで歩き出す。そこからの景色もやっぱり河原、森林、湿地帯だ。
e0284726_1213588.jpg

熊ですか…それでクマよけの鈴をみんなつけてるのね。
by moriyart | 2012-08-25 12:16 | 上高地

その2

上高地行のバスは片道1200円…高ぇ…。往復でクオーター一万円かよ。しょうがない、ゴネてもしょうがないので買いました。程なくバスがやってきたのだが、松本駅からすでに人がいっぱい乗っていて満席状態。仕方なく通路の補助席を作るのだが、通路で身動きをとるとザックに掛けているマグカップが振り回されて座席にガンガン当たる。まるでシートに座れなかった腹いせにぶち当てているようで痛々しい。ザックを前に抱えてうつむいて小さくなっていた。数十分間バスに揺られて到着したところは大正池。
e0284726_11575243.jpg

噴火で川がせき止められてできた湖らしい。ほう、幻想的だ。天気がちぃっとだけ曇り気味なのかな。河原に腰掛けて朝ごはんを食べている人もいる。
e0284726_11591725.jpg


川霧が出ていてまさに高原ってな趣よ。しばらく歩く。歩く景色は川岸か湿地帯か森林。その3景色が代わる代わる出てくる。散策道は平らだ、とっても平坦。まさに希望通りのフラットロードだ。まさかの平らで タイラノマサカドもビックリよ。…しかし

一眼重ぇぇええええええ!!
まあしょうがない。一眼抱えて歩くというのも一つの目的だったからだ。
e0284726_1204996.jpg

川でも湖でも湿地でもそこにある水は澄んでいる。恐ろしいほど透明度が高い。上水道の水が入っている学校のプールなんかよりも澄んでいる。倒木や落ち葉、生物の死体があっても腐汁が出ても濁らないのか、すごいな。上高地のおいしい天然水なんてブランドでもできそうだ。
e0284726_122223.jpg

両手で川の水をすくって口まで運ぶ、周りを見渡す。飲んでる人なんで誰もいない…あぶねぇ、飲んじゃヤバそうだ。人の5倍 腸の弱いオレなら新幹線より早く下す事がアイキャンドゥだ。飲まずに匂いを嗅ぐフリをしたのだが不自然すぎて自分でもヤダすぎ。

↓その3で次ページ
by moriyart | 2012-08-25 12:02 | 上高地

上高地・乗鞍岳(第一日目)

上高地へはずっとずっと昔、おそらく20年近く前に高校の同級生の“フィガロ乗り”(以下フィガナガ君←なんだよソレ)と一緒に来た記憶がある。ホントずいぶんと前だ。それに富士登山を終了した時のあの誓い

今度はもっと平らな場所で一眼を抱えて歩いてみたい

そんなくだらない誓いを果たすため、目的地は上高地に向けられた。フィガナガ君と来た時と今はどれくらい様変わりしたのか…そういうのも気になった。
e0284726_11532833.jpg

e0284726_11535028.jpg

午前6時過ぎ、上高地手前の市営駐車場に到着。眠い、眠すぎる。夜通し走ってきたので眠気もピークだ。さっき組長から乗鞍登頂へのお誘いがあったのだが有料駐車場に入っちゃった事、いちば~ん最初の目的が上高地だった事を伝え、支度をする。
本当は連絡をもらった時に一瞬乗鞍へ合流しようかとあわてて広げた荷物を片づけ、車のエンジンキーに手をかけたのだが、ここから乗鞍までの時間がどれくらいで乗鞍のバスに間に合うのか、間に合ってもザックの中は乗鞍モードになっていない。上高地ルンルンモードだ。詰め替えなんかしてれば、やっぱり間に合わないだろう。…やっぱり今日は上高地にしよう…と、第一日目の目的地は決定した。しかしはたから見れば慌てふためき、右往左往しているその行動はきっと滑稽だったに違いない。まあ、すべて終わったからネタばらししました。


↓その2で次ページ
by moriyart | 2012-08-25 11:54 | 上高地