どこかに行きたい

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カテゴリ:金時山( 4 )

その4(金時山)

記 録
(今回から多少のデータを載せようかと思う。記録やデータにとらわれない、思い出だけ記した日記っぽいモノにしよう。記録っぽいのはヤマレコに任せておけばいいじゃん……そんなコンセプトでやってきたんだけど、いかんせんまったくデータを載せないのもいかがなものか…と思い直しました)

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※青線がバス、赤線が徒歩

山行時間8時間35分(休憩55分含む)
コース長18.4km
コースタイム8時間45分
実際にかかったコースタイム7時間40分
※写真のexif情報より算出
公共機関:バス 桃源台→宮城野支所前 700円
山バッジ 600円



感 想
ひとこと、『疲れた』
でもヘトヘトでボロボロになったというより、爽やかで穏やかな疲れだったような気がする。(そんな疲れなんてねーよ)
ヤマップの方は観てないけど、ヤマレコの方で同じルートを回っている人がいるのか探してみたが、ここ最近はまったくいなかった。
金時山ピストンか、せいぜい明神ヶ岳までで、明神ヶ岳から桃源台まで半周している記録が無い。たまーにトレランで外輪山を一周する人はいた。
オレみたいな半周だけ…な、そんな廻り方をする人は少数派なのか…はたまたオレが変態なだけなのか…。

冬の箱根…そう聞くとちょっと雪が積もっているというイメージがあるので、この時期に行くのは心配したけど、持参した軽アイゼンを使うほどでもなかった。ただ、明け方の峠道の運転で 下り坂のカーブを減速した時にABSが作動した時にはちょっとだけ焦った。霜が降りて凍結していた。注意するのは登山道だけじゃなく、行き帰りの運転も含めてなんだなと改めて思った。

家に帰るまでが遠足です!

正月太りが抜けきらなかったので、この山歩きでどれだけ減ったかワクワクしながら温泉の更衣室にある体重計に乗った。2kg減。
よしよし、まずまずの減りっぷりだ。

調子に乗って、帰りに寄ったラーメン屋で『スペシャル定食』みたいのを食べてしまったので きっと元通り…いや、1kgの増になったでしょうね。

…やれやれ

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金時山  おしまい





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by moriyart | 2017-02-07 22:55 | 金時山

その3(金時山)

11時15分、金時山に到着した。
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人がたくさんいる。みんなこの山だけを目指してきたんだろう。屋外のベンチも屋内の休憩所も盛況している。
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山頂にトイレがあるのもおどろいた。

近くのオトーさんに写真を撮ってもらった。一枚目は地面から生えている斧に手をかけていたんだけど、その斧が抜けることに気が付いて手に持って撮った。
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ホントは高く掲げたり、戦闘ポーズでもとりたかったけど、ギャラリー多すぎでちょっとそこまでのノリが出せなかったのが残念だ。

時間もいいので岩に座ってお昼ご飯を食べた。コンビニのにぎりとカップうどん。お湯を入れて待っている時間が短かったのか芯のあるうどんになってしまった。

うどんを食べているその横にいた夫婦の会話。
旦那『いい山だろ!?オレは隠してたんだぞ!な?いい山だろ!だから隠してたんだぞ!来てよかっただろ?』

噴煙の上がる大涌谷を見ながら(隠す必要も無いのになぁ…)なんて思っていた。
そこまで隠したかった理由は何なのか、そしてこのおっさんは人生でもっといろんなことを隠しているんだろうと無駄な心配をしてしまった。
奥さんの方はテキトーにハイハイとあしらっていた。

登り始めてから4時間以上ほとんど休憩をとらなかった。腰を下ろす場所がなかったからだ。だからせめてここでは意識してゆっくりして行こうと、コーヒーを飲んだ。
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山頂の山小屋で金時山のバッジを買った。
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最後に裸で乾布摩擦しているおっちゃんと名峰富士を目に焼き付けて金時山を下りた。
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尾根道をしばらく歩き、乙女峠まで来た。

この辺りは雪の残りが多い。ちょっと飽きてきたので休憩がてら雪だるまを作った。
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乙女峠の『おとめちゃん』女の子だ。大菩薩嶺の『だいぼくん』のお友達なんですわ、ハイ。
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キュートな困り眉で『寒いんですぅ~』が口癖な年頃の女の子。好きな食べ物はPM2.5(おいおい)

しゃがんでニヤニヤしながら枯れ枝を刺している横を他の人が通り過ぎていくんだけど、誰にも声をかけられなかった。そりゃキモいわな。

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周りの雪に目をやると、雪の中から生えている竹や木の周りの雪が融けている。やっぱ生き物って暖かいのだろうか。スキー場に生えている木の周りだけ雪が無いのもずいぶん昔から気になっていた。

ここにいる人はみんなここから下山していき、この先を歩く人はオレだけになった。
ちょっと雪深い。溶けかかったり凍ったりした雪なので踏み跡が無い所を歩いてもサクサクと音が鳴る。
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しばらく歩いて『丸岳』まで来た。
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もうすぐ山頂というところを歩いていたら、すぐ真横の笹がガサッ!と大きな音をたてて上に跳ね上がった。
声も出ないほどビックリして大ジャンプして飛びのいた。何かが飛び出してくる!!

…と、思ったら笹の上の雪が落ちただけだった。
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よ…よーし、反射神経OK! ボケっとしてて襲われる事は無さそうだ。危機管理意識バッチリで予行演習済みだ。

誰かに見られてたら超笑われてたんだろうなぁ…

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丸太ベンチとテーブルがあったからコーヒー作って飲んだ。
ベンチの足が長くてすんげぇ高い。よじ登って腰かけ、足をぶらぶらさせて休ませる。

大涌谷を西から望む形だ。駐車場が見え、満車なようだ。
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角度的に見えなかった芦ノ湖がしっかり見えるようになった。遊覧船が営業している。
あの湖の畔がゴールだ。あともうひと踏ん張り。2時間くらいかな。
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しばらく歩いて長尾峠を過ぎたあたりで竹藪の裏側から自動車の音がする。
竹藪の切れ目があったので覗いてみたら
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箱根スカイラインの真横に出た。
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ほほう、こりゃ車に乗ってる人は真横に登山道があるって絶対わからないだろうなぁ。

15時を過ぎ、ちょっと膝に違和感を感じるようになった頃、ついに山を下り切った。
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桃源台まで戻ってきたら、朝は動いていなかったロープウェイが忙しそうに稼働していた。
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駐車場は満車だ。

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遊覧船が到着し、お客さんが降りてくる。
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汗と、泥で下半身がデロデロだ…。
さて、安い温泉でも探そう。





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by moriyart | 2017-02-07 22:23 | 金時山

その2(金時山)

8時、稜線に出たらしい。神山を取り囲むカルデラの円の縁の上にいることになる。
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さっきまで角度的に見えなかった大涌谷がちょっと見えるようになった。
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今から歩いて行くずっと先まで見えている。
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霞むほど遠いんだけどホントにゴールできるんだろうか。ちょっと心配になった。

そう思っていたら足元に雪が出始めた。
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雪のない所は黒っぽい土のぐちゃぐちゃにこねくり回されたような道。
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と思ったら、こねくり回された状態で凍っていた。踏んでみてもカチコチだ。これなら汚れないんだけど、気温が上がって溶けるお昼頃がグッチャグチャになりそうだ。

富士山が見えた。
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青い空と冠雪している富士山が奇麗すぎてツライ。
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富士山のすぐ手前にもっこりしているあの山が、どうやら『金時山』のようだ。

8時半過ぎ、『明神ヶ岳』へ到着。
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誰もいない。始発バスを降りてから誰にも逢ってないから同じルートで同じタイミングで登った人はいないようだ。
ベンチに腰を下ろしたいけど霜で濡れている。地面も凍った土が融け始めてぬかるんできた。行動食を一つ食べて早々に出発した。
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ここから先はしばらく遮るものが無い尾根歩き。
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景色が良すぎてテンションが上がる。そして全く人に逢わない。不安になりそうだが、それをかき消す程の好天と絶景があった。
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尾根から北側をながめると連なる山々が見える。
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あれはたぶん丹沢山地だろう。また行きたいなー。

北側の斜面を歩くと、当然だが日が当たらないので残っている雪の量はずいぶん多い。
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ザクザクしている所は歩きやすいんだけど、踏まれ過ぎて磨かれている様なところはズルっと滑る。
気を抜いていると突然滑ってビックリしてしまう。バランスを取ろうとバタバタ羽ばたきながら声を出す。
ここで山に登ってから今日初めて人とすれ違った。登り始めてから2時間半後。その人に羽ばたいているところを見られてしまった。ハズい。
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道の両側が身の丈以上の高さの竹というか笹が生えている所を歩いた。
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雪の重さで垂れ下がり、道をふさいでいる。最初の頃は避けることも無く突っ切っていく。西部劇の酒場の扉の様。
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奥に進むにつれ、垂れ下がっている量も増えていき、どんどん歩きにくくなってきた。そんな竹を突っ切ろうとしたら、急に突破できなくなり、ガッシリと通せんぼされた。
2歩さがって足元を見てみると、垂れ下がった竹の先が地面の雪の中に埋まって氷漬けになっていた。竹の根元も先もガッシリと固定されている状態。
罠の様に半円状の竹になっているので体も足も引っかかってしまう。もう突っ切れないので、避けるか乗り越えていくか、大きな半円ならくぐったりもした。
そのうち…
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ぎゃー!!
これはヒドい!もう藪漕ぎ一歩手じゃん。顔や首に竹がバシバシ当たるし、足引っかかるし、ザックのサイドポケットに入ってるストックに引っかかってて体持ってかれてるし。
もうずいぶん乗り越えてきたけど、あとどのくらい続くんだろう…帰りたい。

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だいぶ苦労してなんとか竹地帯を抜けると目の前には『金時山』。
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ここで今日2組目の人にあった。
たまらず『この先は竹の覆いかぶさりはヒドいですか?』と聞いてしまった。その人たちが教えてくれた情報では もう大丈夫らしい。
そして逆に竹地帯に向かっていくこの人達に この先のヒドさを身振りを加えて教えてビビらせた。

金時山近辺まで来ると、さっきまで角度的に見えづらかった大涌谷が正面に見えるようになってきた。
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明神ヶ岳からの分岐から金時山の登山道に入ると、その整備されっぷりにおどろいた。
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垂れ下がっている竹なんて一本もない。驚きの歩きやすさだ。
ただ、金時山に向かう道の最後の方は結構な斜度でナカナカ体に堪えた。根性で登り切り…





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by moriyart | 2017-02-07 22:12 | 金時山

金時山

自分の山登りのスタイルは主にピストンか周回コースだ。
駐車場に車を停めて、山頂まで登ってそのまま帰ってくるか、下山は違う道を使って また駐車場に帰ってくる。
自車の関係でスタートとゴールが一緒でなくてはならない。

ここ金時山も何度か候補に挙がるも駐車場からピストン3時間で行って来れちゃうのは、ちょっと物足りないと感じてしまって何度かスルーしていた。

前回の沼津アルプスの時に公共機関のバスを使ってみて『あ、思ったより便利だわ』と妙に納得し、今回も公共機関を使って移動することで縦走できそうなので計画してみた。ただ、そうなると
3時間10分、3.9km
から

8時間45分と18.4km
と、時間は3倍弱、道のりは5倍弱になってしまった。ちょーっとボリュームありすぎかな。
でも貧乏性なので”せっかく遠い所に行くんだから”と、多少の無茶をした。




ずっと前から箱根の地形を、地図を見るたびに独特だなと思っていた。以前 箱根駒ケ岳に登った時もそうだ。なのでちょっと調べてみた。
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箱根火山は40万年前から何度も噴火して2700メートルの富士山みたいな円錐型の山だった。噴火活動後の空になった地下のマグマ溜まりが陥没して中心が凹んだ地形、いわゆるカルデラができた。
その時凹みの縁として円状に残った山々が今回登った明神ヶ岳や金時山や丸山なんだそうだ。
※金時山は位置的にカルデラ群に見えるが元側火山なのだとか。

その後、また活動が活発になり、カルデラの中心に神山や箱根駒ケ岳などの山ができた。そして最近…といっても数千年前に水蒸気爆発を起こし、山崩れなどで現在の大涌谷ができたのだそうだ。

わりとテキトーに記憶を端折って書いたので間違ってたらごめんなさい。


朝の5時半過ぎに箱根の『桃源台』に到着した。
ここから6時半に出るバスに乗りたい。無料の駐車場でロープウェイ営業時間前でも施錠をしてなくて『早着きしても大丈夫』と、事前に電話で確認しておいた。
自分の車以外に誰もいない。壁際の駐車スペースに頭から突っ込んで停めると、目に入ってきた看板。
『ロープウェイ利用者以外の駐車はご遠慮ください』
えー!どうしよう。当たり前っちゃあたり前だけど、『山と高原地図』に思いっきり無料Pって書いてあったから鵜呑みにして来たのに…。
心の悪魔が『いいじゃんいいじゃん、代金ちょろまかすワケじゃないんだし』と悪~い囁きをする。
おまけに思いっきりトイレに行きたい。しかも大きい方!
駐車場内にトイレがあるか探すも無し。ロープウェイ乗り場の入り口は施錠されている。ヤバい!けっこうピンチかも。

エンジンをかけ、近くにコンビニがあるかスマホで検索するも近くにヒットせず。どこか観光地のトイレでも借りようかと とりあえず車を出した。

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…と、100m走らぬうちに路側帯に駐車スペース発見。しかも公衆トイレまであった。
トイレは電気が点いてなくて真っ暗だ。スイッチも見当たらない。昼間専用なのか。
車に戻ってザックからヘッデンを取り出し、頭に装着して再び便所へゴー。

ギリギリセーフ…。

コレ、オレが山登る人じゃなくてヘッデン持ってない普通の観光客だったらモロアウトじゃん。よかったー山登ってて。
なんかおかしい内容の安堵をした後に、駐車スペースを歩いてみると観光看板が設置してあって『付近の自然散策マップ』みたいな内容だった。どうやらロープウェイ利用者専用の駐車場じゃないみたい。
やった!オレにぴったりな駐車場じゃん!よかったー、一時はどうなることかと思ったよ。車もおっきいトイレも。
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6時半の始発のバスに乗るために桃源台のロープウェイ乗り場まで来た。
駐車場から近いのでありがたい。ここの標高は740メートルくらいなので結構寒い。
バスが来た。
時間前なので乗車ができない。扉の前で時刻表を見上げていたら扉を開けてくれた。

バスに揺られて20分、『宮城野支所前』バス停で降りた。
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住宅街をしばらく歩き、登山口まで向かう。なんか最近の沼津アルプス行った時みたい。
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箱根カルデラの中なので中心にある神山がいつも見えている。山の斜面から噴気が出ている。
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農道の様な道路を横切るようにショートカットしていく登山道。
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深い溝の様な道だった。
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溝の中から顔を出して辺りを見回すと、どうやらここは別荘地らしい
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時折荒廃した別荘もあって、景気のいい時代は続かない人もいたんだなと なんだか寂しくなった。

短い岩場があってプチロープ場もあった。
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by moriyart | 2017-02-07 21:47 | 金時山