どこかに行きたい

moriyart.exblog.jp

カテゴリ:浅間山( 6 )

その6(浅間山)

記 録

活動時間:7時間59分
活動距離:14.18km
高低差:576m
累積標高上り/下り
1,319m / 1,335m
カロリー:3295kcal
e0284726_22133944.jpg


感 想

この有名な山にいつか登ることが可能なのかな なんて思っていた。活火山だし。
荒船山に登ったときも、そこの艫岩展望台から見える浅間山を望みながら、登ってみたいけど近寄れないしなぁ…などと半ばあきらめていた。
それがまさかの3年ぶりの警戒レベル引き下げによって前掛山まで登ることができるようになった。それを知って激しく登頂欲が沸いたのを覚えている。それと同時に、”もし噴火したらどうしよう”と本気で心配していた。大げさな様だけど、ここんところの猛暑や台風、相次ぐ大地震などの天変地異のせいで”まさか”が まさかじゃ無くなる様な気がしてしょうがなかった。

ホントに今、この瞬間に何が起こるかマジでわからない世の中になった。
だったらいちいち怖がらずに この瞬間を楽しもう…と、思い直して家を飛び出したのである。


山に着いたら着いたでクヨクヨしてもしょうがない事を女々しく考えながら登っていたが、外輪山の高台から見渡したカルデラと浅間山の景色があまりにも心にデカく響いて、つまらん考え事がいっぺんに吹き飛んだ。 山の不思議な癒しと強力なパワーを改めて思い知って、山ってすごいなぁ…と感動したのと同時に、やっぱオレが好きな場所は山なんだなぁ…と感じた。

そして火山には火山なりの魅力がある。噴火によってできた地形、崩落によってできた地形。なだらかだったり荒々しかったりで変化に富んでいて非常に魅力的だ。やっぱり危険なモノには危険な魅力が付き物だ。オレにもマダム達がヒィヒィ怖がる危険な魅力というのが欲しいもんだ。

オレ様の火山もボルケーノでイラプションするぜぇ!(これでもアラフィフです…ハズい)


火山といえば、

最近、御嶽山の山頂までの登山道の規制が解除されたのだとか。
噴火警戒レベル自体は一年前にレベル1になっていたのだが、安全が確立されるまでは山頂までの登山道が規制されていた。長野県木曽町が『万全では無いが、安全対策が整ってきた』と、解除に踏み切ったんだそう。
今年は10月の初旬までのわずかな期間しか解除されないが、おそらく来年から長期間の解除になるだろう。無理矢理予定を組めば、今年オレは御嶽山に登ることができそうだけど、やめときます。

ご遺族の方や、地元のかた、この山に思い入れのあるかたに最初に登っていただきたいと思います。
オレみたいなヘラヘラしながらパシャパシャ写真を撮りまくるノボラーはもうちょっと後にした方が良さそうだろうなぁ。早くて来年かな。


大好きな山で亡くなったのはとても無念だと思います。
同じ山ノボラーとして敬意を払い、その時はお線香でも持って登ろうと思う。
e0284726_22131891.jpg

浅間山(前掛山)
おしまい
















[PR]
by moriyart | 2018-09-27 22:15 | 浅間山

その5(浅間山)

ふと気がつくと青空が広がっていた。
e0284726_2241630.jpg

さっきまでガスガスだったけど雲の切れ間から対岸の山が見えた。
カメラを構えていた人達が晴れ間が出た方向を一生懸命撮影している。

見上げると頭上近くを通過する雲の動きが速い。
e0284726_2242869.jpg

市街地で見ればゆっくり流れている様に見えるとは思うんだけど、高地で見ると近いので速い。時々自分と同じ高さの雲が通過すると雲の中に入り、ガスに包まれて辺りはグレーな世界になる。
e0284726_2244295.jpg


『写真撮ってもらってもいいですか?やっと晴れてきたので取り直したいんです』
ああそうか、オレが山頂に到着したときもガスガスだったから、たしかに晴れバージョンの写真も欲しいかも。その人の写真を撮った後、『オレもええッスか?』とお願いして撮ってもらった。
e0284726_2261545.jpg

浅間山の火口をバックに。ポーズを決めながら思うは、

タルタルバーガーうまかったなぁ。(なぜ今それを思う)



雲が切れた景色を楽しんだ後、下山を開始する。
e0284726_2274413.jpg

山頂へのビクトリーロードを登ってくる人とすれ違う。
e0284726_2275354.jpg

やっぱり△の形の稜線歩きって気持ちいい。


浅間山を下りきり、カルデラの底まで来た。
e0284726_228983.jpg

今見えている外側の外輪山の稜線まで登り返さなければならない。
そう思うとちょっとだけ『うへぇ感』がする。

外輪山へ繋がる道『草すべり』へ向かっている時に、浅間山荘コースからの登山者とすれ違う。けっこう高齢の二人組のかた達だ。
あちらから話しかけてきたので、いろいろと話した。
会話の中に噴火警戒引き下げによる前掛山へ行ける事の話になり、その流れで、

『浅間山の本当の山頂へは行きましたか?行く人はいましたか?』

ちょっと悪い笑みを浮かべながらオレに聞いてきた。
『あ、山頂へは立ち入り禁止なので行ってないです…てか、向かう人は一人も居ませんでしたよ』
胸の前で両手のパーを左右にクルクルさせて全力否定した。
『そうですか…』
と、ニヤリ笑顔でジイちゃん達は言う。

(…このジイちゃん達、隙あらば行く気だな…悪いジジイ共だ)

まあ本気なのかわからないけど、関わらないようにしよう。
『お気をつけて』と言って別れた。


『草すべり』を登り、外輪山の稜線へ向かう。けっこう急登でかなりキツい。
ここ草すべりにもたくさんのバッタがいて気を抜くと踏み潰してしまいそう。
後半の登山道の斜度はさらに急になり、少し歩いては小休止をしてぼちぼち登っていく。

外輪山の稜線まで上り詰めた。
e0284726_2210281.jpg

エラかったぁ…地味にキツいよ。でも達成感があるね。

ガンバって登って腹が減ったので『トーミの頭』でザックを下ろし、湯を沸かしてラーメンを作った。
e0284726_22105222.jpg

湯を沸かしている時からなんだか獣臭い。獣というより、獣のフンなのか尿なのか。リアルに濃い臭いがするので立ち上がって周りを見回して排泄物があるのか真剣に探した。しかしブツは見つからない。
しかたないのでそのまま調理を続行した。
できあがってラーメンをズルズルすすったが、どうも獣のクソ臭が気になって口からラーメンが垂れている状態で立ち上がって足元を見回す。やっぱり見当たらない。
おかしいなぁ…。首を傾げながらにおいの立ち込めるトーミの頭でラーメンをかき込んだ。
大自然で食いもんを食べることってのは こういう事なんだなぁ。



13時、ビジターセンター駐車場に返って来た。
e0284726_221181.jpg

活きた火山から生きて還って来れました。

駐車場脇のビジターセンターに寄ってみた。
e0284726_22112044.jpg

ホールには展示物があった。地元の小学生が作った新聞が展示してあった。二階にはカフェと売店があった。

売店で浅間山の山バッジを買った。
e0284726_22112975.jpg

黒斑山のバッジも売っていた。噴火警戒レベル2の時にここへ来た人の為に黒斑山のバッジがあるのかな。なんにしろ浅間山の本体に登れて良かったよ。これも時の運。登ってる時に噴火しちゃうのも運。人生は運だらけだ。トーミの頭はウンだらけだった。


さて、帰りますかね。





.
[PR]
by moriyart | 2018-09-27 22:11 | 浅間山

その4(浅間山)

火口まで500m圏内まで来た。
e0284726_21502470.jpg

ここから先は関係者か、噴火警戒レベル自体が消失しない限りは立ち入りできない。
さすがにそれはありえないので、一般人は素直に前掛山でガマンしましょう。
e0284726_21503754.jpg


右手を見ると『前掛山』山頂がある 内側の外輪山。
e0284726_21505118.jpg

ガスというか、雲が登ってきた。
大きな雲に包まれてしまうと景色が見えなくなってしまう。曇るのはもうちょっとだけ待ってくれぇ!逸る気持ちを抑えられず、速足で歩きだす。

避難シェルターがあった。
e0284726_21511411.jpg

さっきのと同じ鉄製のヤツと、コンクリート製のがある。
火口もかなり近いし、本格的に噴火したらこんなのじゃ防ぎきれないだろう。

シェルターの中。
e0284726_21512487.jpg

まあ許されないんだけど、この中でテントを張れば雨風しのげて快適なキャンプになりそう。雨でもテントの外で煮炊きできるし。『仕方なくビバーク』って名目でさ……ニヤリ。
いやいや、ちょっとだけ心の悪魔が囁いたけど、こんなに火口が近い場所に長時間居るほうがいろんなリスクが高すぎて怖いかな。ここで真夜中に噴火されたらもう笑いながら盛大な花火ショーを見てマグマを浴びるしか無さそうだ。

外輪山の縁を歩いていく。
e0284726_21513437.jpg

前掛山の山頂への道のりが、いよいよ最終段階に入った。
e0284726_21514532.jpg

それはさながら山頂への『ビクトリーロード』の様。
空気も薄いし、疲れて足取りもちょっとだけ重いが、自分の足で登ってこれた者だけが歩いて行けるビクトリーロードの雰囲気をを噛み締めながら進んでいく。

振り返ると後ろにもビクトリーロードを歩く勝者が。
e0284726_2152093.jpg

みんな一歩一歩ゆっくり歩いている。

山頂標識と人の気配がすると思ったら…
e0284726_21521396.jpg

9時37分『前掛山』山頂に到着。2524m
e0284726_21531026.jpg

一般人が登ることができる浅間山の山体のいちばん高い場所はここが限界です。どうしても山頂に行きたければ悪い事をするか、地質学者にでもならないと無理です、ハイ。
近くにいたおっちゃんに撮ってもらった。
e0284726_21523457.jpg

ちょっとガス…というか、雲が出てきて山頂がガスってきました。
e0284726_21533918.jpg

前掛山より向こうにも行けそうな場所もあるけど、当然ながら通行止めです。ロープと立て看板で閉鎖されています。

e0284726_2154046.jpg

山頂から景色を眺めるも、西から次々に登ってくる雲に覆われて スカッと見渡せない。
どうしようかなぁ…なんて思ってると、山頂に残っている人達がザックを下ろし、ゆっくりしだした。
なるほど、のんびり滞在してガスが晴れるのを待つのだろう。ほんじゃ、オレも付き合いますかね。
ザックを下ろし、身軽な格好で ややせまい山頂をウロウロ歩いていた。


山頂標識に手形が描いてあった。
e0284726_21542296.jpg

ミーハーなオレはもちろんその手形に自分の手を重ねた。
e0284726_21543142.jpg

今までこの手形に何百人いや何千人の人達が手を重ねてきたのだろう…なんて思っていたが、あ!そうだ、8月30日以前の3年間は噴火警戒レベル2のせいで誰もここへ来ることができなかったんだ。
そう思えばこの手形に手を合わせる人は最近になって増えたんだろうね。人が来なくてずっと寂しかっただろうなぁ、この手形もさ。

腹も減ったので何か食べよう。
いつもはコンビニのおにぎりなんか食べたりするんだけど、夏の日差しで傷むのが怖くて凍らせたペットボトルと一緒に保冷バッグに入れて運び上げてたんだけど、今回メンドくさくなったので常温でもオーケーな惣菜パンを初めて持ってきてみた。それはセブンイレブンの『白身魚のタルタルバーガー』だった。

そのバーガーは特に”コレだ!”と選んだわけじゃない。なので何となくザックから取り出して何となくガスガスの景色を見ながら何となく食べた。何となく。

目の前の流れる雲をボーっと眺めながら無表情にモシャモシャ食べていたけど、『!』と、急に我に返った。

(なにコレ!うんめぇー!)

景色に意識が行ってたのが、急にこのバーガーに移った。その後はむさぼる様に食べた。もぐもぐしながら(うめーうめー!)と心で叫んでいた。
…まあ、”山で食べたから補正”もあるとは思うけど、山頂で食べる惣菜パンも悪くないな…と思った。今度また食べよう、楽だしね。


三脚に一眼を載せて山頂を狙う人。コンデジでパシャパシャ撮りまくる人、こんなところまでムービーを持ってきた人。いろんな人がいて見ていて飽きない。
e0284726_21552934.jpg

前掛山から浅間山の山頂を眺める。
e0284726_21554138.jpg

山頂をかすめながら雲が通り過ぎるが、火口らしき場所のガスの雰囲気が妙だ。
e0284726_21555354.jpg

どうやら雲に見えるモノとは別に噴煙もあるようだ。
雲は純白だが、それに混じってグレーの煙も見える。グレーのガスは水蒸気なのか煙なのかわからない。火山といえばあのオナラの様な『硫化水素』の臭いがしそうだが、ここでは臭わない。たぶん風向きのせいだろう。火口をかすめる風が火口内の気流を乱すらしく、噴煙が縦に渦巻いている。すごいなぁ…。

そんな浅間山の火口を見ていると、やっぱりこの山が生きている山なんだと再認識した。






.
[PR]
by moriyart | 2018-09-27 21:56 | 浅間山

その3(浅間山)

足元を見ると、やたらとバッタがいる。
e0284726_21405740.jpg

ワリと小さい。空を飛べない種らしい。
なぜか足元に跳ねてきて、歩いていると踏み潰しそうになる。実際、潰れた死骸が登山道に無数にあった。ちょっと自殺願望ありすぎなんじゃないッスかね。

外輪山の最終に近づくにつれ、草や木が減っていき、岩肌が露出してくるようになった。
e0284726_2141139.jpg

それは荒々しく、噴火によって吹き飛んだのか、または崩落した跡なのか、不思議な造形物として鎮座しているかの様。
その姿は北アの花崗岩の岩稜帯の景色とは違い、独特の荒々しさがある。
ダイナミックというか、ヤバめな雰囲気は火山だからこそできる地形なんだと感じた。
やっぱキケンとかヤバいモノにはゾクゾクする良さってあるよね。だから人は危ない火山に近づきたがるのか。


7時46分『仙人岳』に到着。
e0284726_21413062.jpg

気持ちいい稜線歩きももうすぐ終わり。
e0284726_21415096.jpg

せっかくなので最後の『鋸岳』まで行ってからJバンドを下っていこう。
鋸岳までやってきて山頂から来た道を見返すと、ずっと手前に今日初めてオレ以外の登山者を見つけた。

よかったぁ…もしかしたらこの山域にいるのはオレだけかと思ったよ。いやマジで。


Jバンドを下っていく。
e0284726_2142272.jpg

荒々しい岩壁を見上げながら層になっている地形を観察していた。
(Jバンドを歩く→歩くはWALK→J-WALKだ!)

♪キレイな崖してた~んだね♪知らなか~ったよ♪

Jバンドを下りながら『何もいえなくて…崖』を歌っていた。
ウソみたいな話だけど、本当です。だって馬鹿だもん。
朝、槍ヶ鞘までのウジウジしながら登っていたアレはなんだったんだろう…。あのときのモンモンとした気持ちは雲と共にどこかへ行ってしまったみたい。今はこんなにも上機嫌だ。だってバカだもん。
e0284726_21423324.jpg

カルデラの底へ下りた。
e0284726_21424475.jpg

一番低い所まで降りた『底に居る感』がすごいする。浅間山も外輪山も思いっきり見上げるほど高い。
e0284726_2143314.jpg

今、浅間山が噴火したら なすがままなんだろうなぁ…お椀の底にいるみたいなもんだからさ。
ま、そうなったら素直にあきらめますわ。
e0284726_21431320.jpg


『賽の河原』分岐に到着。
e0284726_21432058.jpg

噴火警戒レベル2の時にはここから先へは行けない。
なんか禁断の地へ踏み入れるみたいで、ちょっとだけ…いやかなりワクワクしている。

いざ!突入!

最初は平坦だが、そこを抜けると道に傾斜がつき、いよいよ浅間山を上る。
円錐形の山で火山なので登る雰囲気はちょっと富士山。
e0284726_21434611.jpg

どっちかといえば単調な登山なので、ただひたすら登るだけ。

振り返って眺めれば、さっき登って縦走した外輪山が見える。
e0284726_2144283.jpg

単調な道だが けっこうキツイ。少し歩いては休み、また踏み出す。浅間山の単調な景色に飽きたら振り返って壮大なカルデラを望む。











.
[PR]
by moriyart | 2018-09-27 21:46 | 浅間山

その2(浅間山)

6時20分『槍ヶ鞘』に到着。
e0284726_2129036.jpg

外輪山の上辺、稜線に出たかたちだ。

そこから見える『浅間山』
e0284726_21293016.jpg

雲がかかり、逆光で神々しい。これからあの山の上に本当に行けるのか。つい最近まで噴火の危険があって立ち入りができなかったあの上に 本当に入っていいのだろうか。いろいろな感情が渦巻く。

横を見ると今から向かう外輪山の最高峰『黒斑山』が見えた。
e0284726_21301699.jpg

最初に浅間山を登ろうか、外輪山を登ろうかちょっと悩んだけど、稜線から舐めるように浅間山を眺めながら、外輪山を歩いていこうと決めた。なので浅間山は最後に登る。
e0284726_21304984.jpg

外輪山の裾野が岩々しい。火山って大規模な崩落とかの関係で景色がダイナミックになるので見ごたえがあって好きだ。硫黄岳や焼岳なんかも見事な山肌だった。

逆光で黒いシルエット状態の神々しい浅間山と外輪山のダイナミックさ、カルデラ底部のカナダみたいな景色(オレの勝手なイメージ)を見ていたら、なんだかさっきまで悶々としてた事を段々と忘れてきた…というか、どうでも良くなってきた。実に清々しい(きよきよしい)←ホンダをdisるなよ…

ほーらやっぱ来て良かったじゃん。

人間やっぱ気分転換って必要だなぁ。もしオレが好きなお山で気分転換をできないっつうのなら、今度はためしに半裸で卑猥な奇声あげながら踊り狂ってみるよ。それでダメなら酒瓶抱えて火口へ消えます。


外輪山を縦走し始めてわりとすぐ、
e0284726_21311911.jpg

6時37分『トーミの頭』に到着
e0284726_21312933.jpg

トーミって…何?
何の意味があるんだろうと調べてみれば『遠くまで見える遠見の意』から来てるんだそう。
んじゃ『遠見の頭』でいいじゃん!(プンスカ)


トーミの頭から外輪山を眺める。
e0284726_21313932.jpg

この稜線をずーっと歩いていき、外輪山の淵まで行ったら『Jバンド』を下っていよいよ浅間山本体を登る。

Jバンド?なんだソレ。
これも調べてみたら登山道の形がJの字の様になっているからなのだとか。

…あ、ハイ、そうッスか…『Jルート』とか『J字道』でもいいじゃん。
ノリなのか…命名者の気持ちをちょっと聞いてみたい。

トーミの頭のすぐ横には外輪山最高峰『黒斑山』がある。
e0284726_2131522.jpg

浅間山の噴火警戒がレベル2だった場合、この黒斑山を登ることで浅間山登頂の代わりにされていたんだそう。まあ致し方ないとしても目の前にある浅間山に登れないのは歯痒いよね。

カルデラの底に日が当たり、湯気立つ。
e0284726_2132299.jpg

オレ的にはカナダっぽく見えるんだけどなぁ。その理由はたぶんなんだけど、カナディアンロッキーの景色の印象でカナダって言ってるんだと思う。
カナダって都会もあるのにこの景色だけで”カナダっぽい”と言ってしまうオレは、いかに知識が無いか誰に聞いても明白である。

標高2400mあたりなので景色がいい。
e0284726_21321861.jpg

朝あれほどあった雲はどこかに行ってしまったようだ。

遠くの山脈に見えるは『槍ヶ岳』。
e0284726_21322889.jpg

ホントにどこの山からも見える山だ。

途中の山に電柱が立っていて、観測機器やスピーカなどが付いていた。
e0284726_21323955.jpg

こういうのを見ると、(嗚呼、活火山なんだなぁ…)とあらためて思う。

6時56分『黒斑山』山頂に到着。
e0284726_21325092.jpg

誰も居ない。静かだ。そして山頂なのにあんまり景色が見えない。
ただ、真正面の浅間山はよーく見える。
e0284726_21325850.jpg

逆光気味なので黒いシルエットだ。

黒斑山から先はしばらく樹林帯な場所もあった。
e0284726_2133762.jpg



景色が開けた場所で黒斑山を見返す。
e0284726_21331633.jpg

ちょっとだけ雲が湧いてきた。
浅間山に登りきるまで、ちょーっとだけ待っててちょーだい。

7時24分『蛇骨岳』に到着
e0284726_21332390.jpg

横を見ると『嬬恋村』らしき集落が見える。
e0284726_21334933.jpg

火山からワリと近くに人が住んでいるように見えるけど、実際の距離は けっこう離れているのかもしれない。
e0284726_2134083.jpg

[PR]
by moriyart | 2018-09-27 21:34 | 浅間山

浅間山

白峰三山から下りてきたことにより”ボクの夏山'18”は終わってしまった。
相次ぐ台風の発生で週末の天気が芳しくなかったのである。
毎年行っていた『誕生日登山』も悪天候のせいでできなかった。小まめに見たって変わりっこないのに山岳天気予報をいちいちチェックしては大きなため息を漏らす。

しょうがない、憧れの『大キレット』や『西奥縦走』は来年以降になりそうだ。

気を取り直し秋山の計画を立てようと、次なる山への情報をいろいろとネットで探る。
そんな中、ひとつの情報に目が留まった。

『浅間山』が平成30年8月30日に噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引下げになり、今までの”火口1km圏内立ち入り禁止”から500m圏内までに小さくなった。3年ぶりだ。それによって外輪山の『前掛山』まで登ることができるようになった。
e0284726_20545143.jpg

噴火警戒レベル2では前掛山は近づけないので、外側の外輪山の『黒斑山』を浅間山の山頂の代わりにしている人が多かった。
でもこうやって見ると、黒斑山だとなんだかもう別の山みたいに見えてしまう。本物の山頂じゃないにしても、やっぱり前掛山の方が断然『山頂代理感』が上だ。

浅間山は いつか登りたくても警戒レベルのせいで山自体に近づくことが出来なかったので、『登頂予定リスト』に入ってなかった。今回の引き下げにより急遽リスト入りし、なおかつ最優先候補となった。
モタモタしてて火山性地震や微動が検出されて再び噴火警戒レベルを上げられて また数年近づけなくなるのもイヤだ。絶対にこのチャンスを生かしてやる。


最近の天気はずっと悪かったが、雨マークがならぶ週間天気予報の 唯一晴れ予報の平日に時間外勤務の代休をもらい、山へ向かうことができた。




深夜、『車坂峠』に到着。
『ビジターセンター』の駐車場は広いのにガラガラだ。平日補正が入ったとしてもちょっと少なすぎる。本当にここでいいのだろうか…そんな心配をしながら座席に丸くなって寝た。
…のだが、寒い。標高2000m近いので深夜の高原は晩秋の様な寒さだ。半そで半ズボンの馬鹿みたいな格好でガタガタ震えていたが、ガマンできないのでダウンを出し、それを着てまた眠る。
…が、温かいのは上半身だけで半ズボンの下半身はやっぱり寒いので、馬鹿みたいにモジモジしながら寝ていた。

午前4時、スマホのアラームが鳴って目が覚めた。
体を起こして車外を見ると真隣に車が停まっていた。(お、混んできたのかな)と思って辺りを見ても他にはほとんど停まってなかった。なんだ、さみしんぼさんなのか。だだっ広い駐車場で多少なりとも人の気配が欲しかったんだろう。そう思いながら二度寝した。

目覚ましのスヌーズ機能のアラームで再び目が覚めた。
さすがにもう支度しようと起き上がり、せまい車内で準備を始める。着替えながら『あ…』と、声を上げた。

朝メシ買ってなかった…
そうかぁ、いつもは山で食べる昼メシといっしょに朝メシを買うんだけど、今回は前日に昼メシを買ってあったので朝メシのことはすっかり忘れてたよ。

どうしようかなぁ…
このまま出てくとシャリバテしそうなので、しかたなく行動食だったミニあんパンをザックの中から出して食べた。


そして4時59分、駐車場を出発。
e0284726_20561857.jpg

高原なので涼しい。
やっぱり停まっている車は少ないが、遠くに動くヘッデンの明かりが見えるので、誰かは居る様だ。
e0284726_20575096.jpg


薄明かりの中、敷地の中をウロウロしていた。
e0284726_20581982.jpg

トイレの前を通過した時、そのまま行こうかと思ったが、火山登りながらオレのお尻がボルケーノするのはイヤなのでトイレの個室に入った。糞化(ふんか)警戒レベル5だ。(くだらねー)
e0284726_20585041.jpg

e0284726_210623.jpg

登山口からしばらくは よくある山道だった。
e0284726_2103059.jpg

高原から見下ろす町の上空には雲海ができていた。
e0284726_2105955.jpg

ここ車坂峠は放射冷却によってできる雲海を眺めることができる有名な場所なんだとか。



今は樹林帯なのでスカッと景色は望めず、うつむき加減で歩く。
最近、ちょっとしたトラブルが二件あって、気がつくとそのことを考え込んでしまっている。ブツブツつぶやいてしまったりして絶対楽しくない。時折イヤな事も頭によぎったりして、ふと(こんなん状態で山登りしたって楽しくないのに何しに来たんだか…)と、来たことに後悔しだしたりもした。もしこれでこの前の検査の大腸ポリープが癌だったのなら、考え事の材料が3つもあって今の精神状態がどうなっていたのかわからん。穏やかじゃなかっただろう。
まあそもそも癌なら来てなかったのか…いや、気晴らしに来てたかも。

そんなどうでもいい『たられば』ちっくな事を悶々と考えながら歩いていた。


浅間山の外側の外輪山に雲がかかっている。
e0284726_213614.jpg

”外側の外輪山”って表現がヘンだが、この火山はカルデラの内側にも外輪山がある。要は外輪山が二重なのだ。オレの心の外輪山(なんだよソレ)にも雲がかかってなかなか晴れてこない。

すこし標高が上がり、雲海を見下ろす。
e0284726_2134348.jpg


登山道の草が生えていないところの色が赤い。
e0284726_2142327.jpg

写真だとうまく写らないが、赤っぽい土だ。富士山とかでもよく見る火山特有の土だ。玄武岩?なのかな?ちょっとわかんないや。


外輪山にかかる雲が少しだけ晴れてきた。
e0284726_2144731.jpg

いちおう晴れ予報だけど雲が多めだ。できればスカッと晴れるのを願いたいけど、期待しすぎるとショックも大きいのでホドホドにしときましょうかね。

外輪山の向こう側からみえるのは もしや…
e0284726_2151491.jpg

たぶんアレが浅間山本体なんだろう。

道が広くなっているところに『避難シェルター』があった。
e0284726_215392.jpg

火山が噴火した時の火山弾から身を守る場所なのかな。

シェルターの中には何やら配電盤があった。
e0284726_216422.jpg

シェルターの外側に地中につながるワイヤーがある。
e0284726_2162381.jpg

このワイヤはどんな意味があるのか興味津々だった。転倒防止の為なのかな?雷シェルターでもあるらしいので、もしかしたら雷を地面に逃がすアースなのだろうか。
とにかく気になった。









[PR]
by moriyart | 2018-09-27 21:13 | 浅間山