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カテゴリ:黒姫山・飯縄山( 5 )

その5(黒姫山・飯縄山)

記 録

黒姫山

活動時間:5時間30分
移動距離:13.3km
高低差:922m
累積標高(登り/下り)
1263m/1265m
カロリー:1867kcal


飯縄山

活動時間:4時間46分
移動距離:7.9km
高低差:786m
累積標高(登り/下り)
928m/929m
カロリー:1557kcal
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感 想

ホントは八ヶ岳あたりの山へ行こうかと思っていたこの週末。
でも思い切って遠路はるばるここまで来て良かったよ。超すばらしい景色に出会えることができました。そのかわり運転で思いっきり疲れたけどね。行きも帰りも7時間くらい運転しっぱなしってぇのは やっぱ体に堪えるね。寄る年波には勝てませんわ。

縦走では無く、一日に2座登るのは初めてではない。
『荒船山→御座山』、『日向山→守屋山』などと、3回ほどやったことがあるが、あのときは今回ほど2座目でバテる事は無かった。なんでだろ…歳なのかなーなんて考えながら自分の行動データを見ていたら謎が解けた。
荒船山+御座山で13.4km
日向山+守屋山で15,8km
九鬼山+高川山で14.8km
そして今回の山、
黒姫山+飯縄山で21.3kmで、5km以上多かったからであろう。どおりでね。
そして5月にしては異常に高い気温だったので夏の気温にまだ慣れてないせいでバテてしまったんだろう。実際、暑さのせいで掻いた汗の量はすさまじく、アンダーシャツに塩の結晶が迷彩模様みたいにできていた。
高血圧人間なので塩分を気にしていたが、こんなにも排出された塩の量を見てしまったら、
『なんだ、体から塩分出ちゃったじゃん!』
なんて言いながら晩飯のおかずに醤油ドバーしたオレは一生 高血圧が治らないであろう。バカじゃん。

今回も山の麓の人達のあたたかさを感じることができた。戸隠山は険しく厳しい山だけど、麓に住む人達のあたたかさは、忘れていた一昔前の『人情』みたいなものを感じられた。
思い出せば、妙義山の麓の人達も とてもあたたかかった思い出がある。妙義山も恐ろしいほど険しい山だ。険しい山ほど、麓に住む人々はやさしくなるのかな?まあそんなことは関係無さそうだけどさ。

お蕎麦屋さんにはバッジの大捜索で大変お世話になりました。客商売でイヤな事も客も きっとあると思うけど、そういうの踏まえて見ず知らずの人に親切にできるって ホントに簡単にできることじゃ無いと思います。頭が上がりません。この際店名を言っちゃおう、『白樺食堂』さん、ありがとうございました。リピートしまくりたいけど、片道7時間ではオレが破産します。サーセン。

ここからはちょっとした懺悔。
バッジの大捜索をしていただいてるときに、そこそこな時間がかかった。そば屋のおかみさんが一生懸命に電話帳をめくっている時、チラッと腕時計を見ながら一瞬でも【まだかな】と思ってしまったオレは、

軽く滑落した方がいいクズ人間だ。
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黒姫山・飯縄山
おしまい







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by moriyart | 2019-06-01 18:44 | 黒姫山・飯縄山

その4(黒姫山・飯縄山)

視界が開けた。
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山頂らしきものが見えるけど、まだまだ遠い。相変わらず『プチ目標』を決めながら登っていった。

後ろからトレラン…というか、スピードハイクっぽい二人組の男性が追い抜いて行った。
その人達もけっこうつらいらしく、開けた場所に喘ぎ声が響く。
『あ゛あ゛ぁっ!ン゛ン゛ああ! あ゛あ゛ぁあああ!』『やっべぇ!すっげぇえええ!』
開けた場所に大音量で響く二人の野郎どもの喘ぎ声を聞いているうちに、だんだんクラクラしてきた。声に酔いそう(笑)

自分も辛くて下を向きながら歩いていて、声だけ聞こえてくるので この不思議な状況に笑ってしまった。

立ち止まって振り返ると、
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めちゃくちゃいい景色。やっべぇええ! なるほど、さっきの兄ちゃんこの景色を見て『すっげぇやっべぇ』言ったのか。なっとくしたよ。
戸隠連峰と、その向こうに見える後立山連峰の景色が殺人級のすばらしさだ。

そして何もない場所に木柱が立っているのが見える。
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これは…まさか…やっと着いたのか?


『飯縄山山頂へ10分』
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はぁ!?はぁああああああ!?
看板の指す方向を見れば、
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うおぉおおい!まだ先じゃねぇかあああ!
やられた…ニセピークだったのか…。疲れがどっと出たよ。
しかもちょっと下ってから登り返しがあるので疲労でギリギリの体にさらなる鞭を打つ。
あごを前に突き出し、両手をだらんと下げた まるでゾンビみたいな歩き方で山頂へ向かう。

でも途中の木にウグイスが一生懸命『ホーホケキョ』と鳴いていている。
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まるで『頑張れーガンバレー』と応援してくれているかのよう。

根性で登り切ると、さっきより太くて大きな木柱が見えてきた。人がたくさんいる気配もする。
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13時16分、『飯縄山』山頂に到着。1917m
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ガンバった…おとーさんホントに頑張ったよ…もう登らなくていいだ…。

山頂はたくさんの人で大盛況。
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しかしとても広いので居場所には困らなかった。小さな女の子もいた。やるじゃん。

山頂からは360度の大展望。
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飯縄山を取り囲むすべての山が見え、眼下の街も見える。スンバらしい!スンバらしすぎる。おしっこ漏らしそう。(加齢)
山頂標識といっしょに写真を撮ろうと思い、撮ってくれそうな人を探すんだけど、こんなに人がいるのに手が空いてる人が全然見つからない。
何か食べていたり、話に夢中だったり、山頂で対戦ゲームしてたり(おいおいここで?)。
カメラを持ったまま、キョロキョロウロウロしていたが、対戦ゲームをしていた若者たちがスマホをしまい、下山する様なのでお願いして撮ってもらった。
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撮ってもらった後、逆にお願いもされたので、もちろん快諾しましたよ。

腹が減ったので、岩に腰を下ろしてザックから昼メシを取り出した。
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セブンの『白身魚のタルタルバーガー』。ナゼだかわからないけど好物なんですわ。
タルタルバーガーをもしゃもしゃ食べながらお湯を沸かし、カップラーメンを作った。
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今回から手の込んだ山メシは封印した。もう暑いしね。低山じゃないからできるだけ軽荷で登りたいし。
山メシの仕込みと片付けが無くなるだけでも かなり楽になった。

久しぶりのラーメンを景色を見ながらズズズとすすった。
うんまいなぁ…。やっぱ山頂ラーメンは格別だわ。

そのうちに山頂にあれだけ大勢いた人達はみんな下りていき、二人だけになった。
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とても静かになった。
せっかくなので静かな山頂の雰囲気を楽しもうと、滞在時間を延長した。
ぼーっと景色を眺め、写真を撮り、時計を見ると14時前。

『飯縄山全天球画像』


さて、下りますかね。


体は疲れ切っていたが、下るだけなので『軽快に』とまではいかなくてもけっこう速く下ることができた。
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そして15時半、駐車場に帰ってきた。
疲れた…おとーさんはホントに疲れたよ…。



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by moriyart | 2019-06-01 18:38 | 黒姫山・飯縄山

その3(黒姫山・飯縄山)

大きな池に出た。
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木道が整備されている。

『水芭蕉』?
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だよね?だよね?水芭蕉だよね?
『♪夏がくーれば思いだすー♪(略)みずばしょーおーの花が・咲いてる♪』
やっぱり歌ってしまった。ここ『尾瀬』じゃないんだけどさ。

もう一つの駐車場まで出てきた。
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こっちの駐車場は駐車可能台数が少なめだったので敢えてやめたのです。
停めきれない車が車道に路駐してあった。その車のワイパーに『今すぐ移動してください』と張り紙がされてあった。そりゃそうでしょーね。

車道を歩いて自分が停めた駐車場まで向かう。
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5分程度で着いた。9時49分、下山完了。
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朝はオレの車が一台ぼっちだったのに、今はこんなにも登山者の車が停めてある。まあこの人たちは黒姫山のみなんだろう。
一日に2座も登る山バk…ゲフンゲフン、何でもない、あぶねぇ…絶対3座とか4座とか居そうだからヘタな事言わない。

『山バッジ』どうしようかなぁ…。
黒姫山の山バッジがあるのは知ってる。問題は販売場所がどこか、だ。この近くの有名な山『戸隠山・高妻山』はどこにでも売ってそうだけど、黒姫山や飯縄山はちょっとだけマイナーだからなぁ。
朝スマホでちょっと見た時に『戸隠キャンプ場』で買ったって人の記録を見たけど…どうなんだろう。

行くだけ行ってみるか、すぐ近くだし。
そう思い、車に乗って戸隠キャンプ場へ向かった。

キャンプ場入り口の案内所のような場所に車を停め、案内所の中を見てみた。やっぱり高妻山と戸隠山のバッジは売っていた。
『キャンプ利用じゃなくて売店だけにちょっとだけ寄りたいのですが、そういうのってできます?』
受付の人に聞いてみた。
『それでは【施設見学】ということで入場許可証を出しますね』
そう言われてラミネートでパウチされた入場許可証をもらった。マーカーで『10時~』と書かれている。それを外から見えるダッシュボードの上に置いて車でキャンプ場内に入った。

キャンプ場に入ってすぐの売店横に車を停め、店内に入ってバッジを探す。
あった!でもやっぱり戸隠と高妻の二種類のみだ。
『黒姫山のバッジってあります?』
店番のおかあさんは やはり『無いです』と答える。しかしもしかしたら場内の蕎麦屋さんにあるかもしれないと教えてくれた。
『ちょっと戻って、砂利じゃない方の道を進むとお蕎麦屋さんがありますよ』
とても丁寧に教えてくれた。ホントにありがたい。
車に乗って言われた通りキャンプ場内の道を移動する。

程なくしてお蕎麦屋に到着。
店に入り、黒姫山のバッジがあるか聞いてみたが、残念ながらその店にも置いてなかった。
『そうですか、ありがとうございました』
店を出ようとすれば『待って、他の店に聞いてみるから。黒姫山だけ?飯縄は?』と、おかみさん。

『あ、ありがとうございます。では両方あればありがたいです』
そう言っておかみさんが電話をかけるのを見ていた。

『この電話、かけるの10分まで無料だから安心してね』
ニコニコしながらスマホを指さし、電話をかけていた。そして他の店に黒姫山のバッジがあるか聞いている。
『あ、無い?そうなんだ、ありがとう。それじゃぁ……あ、待って!そこに社長いる?』

電話の向こうが社長を呼び出している間、おかみさんはオレを見ながら、
『どうせ聞くなら社長に聞く方が速そうだしね』
とニコニコしながら言った。

おかみさんがどこぞやの社長と話しているのを見ていたら、だんだん申し訳無い気持ちになってきた。
ただ山バッジが欲しいだけの どこの馬の骨ともわからない輩に こんなにも親切にしてくれるなんて申し訳なくて申し訳なくて切なくなってきた。

おかみさんは『じゃあどこの店なら売ってそうですかね?』なんてどこぞやの社長に聞いている。そして社長は売ってそうな店をおかみさんに教えてくれたらしい。

今度は町の電話帳を出してきてページをペラペラめくり、その店の電話番号を探している。
『ここまで来たらトコトンやっちゃいましょう』
意地になってるのか、黒姫山のバッジを確認しないと気が済まないのか、おかみさんのバッジ捜索は もう止まらない状態だ。

やべー…ほんと申し訳ない…

そう思いながら店内の売り場を見回した。こんなに調べてもらったから結果はどうあれ何か買って出るのが礼儀ってもんだ。


『残念、電話かけても出ないわぁ、出かけてるのかしら…』
その言葉に『もういいですよ、その店に直接うかがってみます』そう言ってストップをかけた。
地図を出してきて、店の位置を丁寧に教えていただくも 地元の人間じゃないのでイマイチよくわからない。でもこれ以上は迷惑になるので場所をわかったふりをした。

みやげ物売り場から『七味』を取って『これください』と言いながら500円玉を差し出した。

『いいのいいの!別に気にしなくていいから、今から行く店で買ってあげて』
おかみさんがオレの手からヒョイと七味を取り上げて言う。

『ここまでしていただいて何も買わずには出れないっスよ!』
と、七味を奪い返し、さらに500円玉をズイと差し出した。
『いいからいいから!』『ダメっすダメっす!』

そんな押し問答をしている最中に近くの厨房に目をやると、下ごしらえをしているのか手元を見たまま苦笑いをするおやっさんと女性がいた。

【なーにやってんだオマエら】
って思ってるんだろうなぁ。

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おかみさんとのバトルに勝利し、七味を手に外に出た。

結論としては戸隠キャンプ場の中で、黒姫山のバッジは売っていないということだ。
飯縄山登山口へ向かう途中のどこかにその店はあるのだという。手掛かりは『中社(ちゅうしゃ)』の近くにあるってことと、お店の名前が『宝せん(下の漢字が不明)』だけわかっている。

車に乗って移動していると、やけに観光客が固まっている場所があった。
何気なく見るとデカい文字で『中社』と書いてあった。ということは近いハズなので、スピードを緩めて辺りを見回す。あった!『宝泉』という看板のみやげ物屋があった。
車を停め、店の中のおかあさんに聞いて見ると、黒姫山も飯縄山もあるという。さすが電話の向こうの社長!情報力半端ねぇ!顔を知らないけどさ。
あの蕎麦屋の知り合いだけあって、この店のおかあさんも とても上品で優しい雰囲気なかただった。

黒姫山と飯縄山のバッジをゲット。
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まだ飯縄山に登って無いけどね。飯縄山のバッジも後に書くけどゲットするのは容易くなかったのよね。ここで買えたなら労せずゲットできたし良かったよ。


10時39分、『一の鳥居苑地駐車場』に到着
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駐車場内の外周は車で埋まっていて停める場所が無い。広場はとても広いので広場の中心に停めている車がある。オレもその車の並びの端に停めた。

空のペットボトルを交換したり靴の紐を縛り直したりして準備したあと駐車場の角にある道から飯縄山へ向かう。
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木々の緑が新緑の黄緑色で、初夏を感じさせる。
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ってか暑い。そういやさっき車の温度計は30℃超えてた気がする。5月でこの気温ってヤバくないか?
それでも山頂へ行けばきっと涼しいので それを楽しみに向かった。

『一の鳥居登山口』に到着。
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む、ここにも車が停められるのか。知ってた様な知らなかった様な…まーいーか。
木の鳥居を抜けて登山道を登っていく。

その先に石の鳥居もあった。
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帽子を脱いで鳥居前で一礼して鳥居をくぐる。

それにしても蚊が…加賀まりこだ。ブンブンすごい飛んでる。歩いていれば刺されないけど、立ち止まったらたちどころに血ぃ吸われまくるんだろうな。下山した頃には人相変わりそう。今よりイケメンになったりしてね。(ねーよ)



飯縄山のバッジの情報を調べている時に、ある情報に目が行った。
山頂への登山道沿いに13体の石仏があるのだが、誕生月の石仏といっしょに写真を撮って、それを観光案内所で見せると無料で山バッジがもらえるとのことだった。
おっとコレはやるしかねぇ!と思ったけど、このキャンペーンは去年の4月で終わっていた…。
だからさっきの土産物屋で買っておいて良かったのである。
キャンペーンは終わってしまったけど、そのイベントに気分だけでも参加しようと決めてきた。

…で、

自分の誕生月の仏様って何?
ネットでいろいろ調べるもイマイチわからない。たぶんコレかなぁってことで『不動明王』を探そう。

登山道を登っていると遠くに石仏が見えてきた。その石仏は何かな~?なんて近づいてみれば『不動明王』だった。
いきなりですか…。まあいいや、撮っておきましょう。
いくらイベントとはいえ、こういうのってあんまりふざけちゃダメなんだろうと思い、賽銭を置いて『失礼ですが撮らせてください』と念じた。
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オレの誕生月『不動明王』とのツーショット写真をゲット。
誕生月が違ってたらアホな上 恥ずかしいので何月かは伏せておきます。

その後は、だいたい同じような間隔で道沿いに石仏が置いてあった。みんな自分の誕生月の仏様って何か知ってるのかなぁ。ってか、未だに自分のが合ってるのかわからないままだよ。
そう思いながら登っていった。




…ってか、つらいんですけど…。
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2座目ってのもあるんだけど、体が疲れ切ってるのか足が上がらない。なんかめちゃめちゃ苦しい。10歩歩くと立ち止まって息を整えないと気が遠くなりそう。
一日に2座登るのは初めてじゃないんだけど なんで今日はこんなに苦しいんだろう。体がシーズン前なのかな。わからん。

スマホを出してあとどれくらいあるのか見るとまだ半分程度しか登ってない。マジすか…後半は斜度が上がるのに今コレじゃあ相当キツイぞ。
それでも少しでも登れば少しずつ近づくので休み休み登っていく。その時は楽しい気持ちは一切無く、『山頂からの景色はどんなものか見たい』という目的のみで進んでいく。

【とりあえずあの岩まで】
そう決めてそこまで行けたら、【次はあの木まで】みたいに近くの目標を決めながら『気持ちの達成感』を作り、少しずつ距離を刻んでいった。
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裾野から吹き上がってくる風が温風というか熱風みたいに感じる。
今日の長野県の上田市の最高気温は35℃らしいので、下界の熱い空気が登ってくるのだろう。体温が下がらないのでつらさ倍増だ。




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by moriyart | 2019-06-01 18:31 | 黒姫山・飯縄山

その2(黒姫山・飯縄山)

展望の開けた笹原を歩いていく。
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天気がいいから超気持ちがいい。
と、突然 道のわきからガサッと音がして寝ていた笹が立ち上がった。
飛び上がりそうな程びっくりした。何か動物が飛び出してくるのかと思ったよ。
音が聞こえた方をよく観察して見ると、雪が解けて雪に押しつぶされていた笹が起き上がった様だ。
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季節の音【初夏ver.】なんて言えばカッコいいけど、オレみたいなビビリにゃ まさに心臓停止もんの衝撃音だわさ。
そういえば似たような事どこかの山でもあったなぁ。
金時山だったっけ?

稜線から見える街並み。
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けっこう近くに見えるんだけど…。黒姫山の標高は2000メートルくらいある。なのにこんなに下界が近くに見えるってぇ事は下界自体も標高が高いのか…どうなんだろう。

太陽の光を反射し、真っ白に輝く湖があった。
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『野尻湖』かな。だとすると湖の向こうの山は『斑尾山』じゃないかな。

山頂らしきピークが見えた。
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天気がいいからどんな景色が見えるのかとても楽しみだ。

山頂までに小さな雪渓がちょこちょこと出てくる。
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斜度がある場所もあったけど、ツボ足で余裕で行けた。

祠が見えたとおもったら…
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7時8分、『黒姫山』山頂に到着。2053m
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だいたい3時間くらい?で登って来れました。

なんか険しい山が見える。
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たぶんなんだけど、『妙高山』だと思う。
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ってか、けっこう急な斜度だけど、あんなの登れんの?
ってか、今年 火打山と妙高山に行く予定なんだけどね。どんな斜度なのか確かめに行こう。

山頂から西を見ると、雪をかぶった山脈が見える。
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後立山連峰から穂高連峰、乗鞍あたりまで見えた。超見事。死ぬほど見事。

すぐ目の前に見えるこの山って…
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どう考えてもこの後行く『飯縄山』だろう。
何時間後には目の前にあるあの頂の上に立ってるのか。楽しみだなぁ。

景色を眺めていると、おっちゃんが登ってきたのでお願いして撮ってもらった。
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景色が映る向きだと逆光になっちゃうから、しゃーない。
おっちゃんと少し話した。おっちゃんもこの後『飯縄山』に登るらしい。『北信五岳』を制覇するとのこと。
北信五岳?なんだそれ、知らないよオレは。調べてみると、

ウイキペディアより
北信五岳(ほくしんごがく)は、長野県北信地方の主に長野盆地から望める、妙高山、斑尾山、黒姫山 、戸隠山、飯縄山の5つの山の総称である。

~だ、そうだ。今年オレは妙高に登るから、残りは斑尾山か…。斑尾だけで来るのもなんだかなぁ…。中途半端に残っちゃったなぁ。

おっちゃんは次なる山、飯縄山に登るためにすぐに下山していった。早っ!滞在時間10分居たかどうかだよ。
まあ山の楽しみ方は人それぞれ。お気をつけて~。


『乙見湖』らしき湖に雪山が映っている。
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きれいだね。

近くに見える雪をかぶったこの山は、どうやら2年前に登った『高妻山』だろう。
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オレの知ってる形じゃない。あの時見た姿は南からで、今日は東から見ている。見る角度を変えるだけで こんなにも山の形が変わるのか。
2年前に登った時は、あまりにも辛くて苦しくて苦行登山だったなぁ。雨も降ってきちゃったし。あの時は『もう二度と登らないでしょう』なんてコメントしたけど、やっぱ天気のいい日にもう一度登りたいかも。

今日の長野の天気予報では、上田市の気温が35℃まで上がるんだとか。
そのせいなのか、まだ朝なんだけど山頂でも寒くない。むしろ暑いくらいだ。なのでTシャツを脱いでアンダーシャツだけで過ごしていた。
見た目ピチピチのパツパツのキモイ姿なんだけど、おっちゃんが下山してから誰もいなくなったしね。両手を腰に当ててたたずみ、まるでカッコつけてる様な姿勢で高妻山を眺めた後、後ろを振り返ると知らぬ間にソロのおねぇちゃんが岩に座って休んでいた。

あわててTシャツ着たよ…。さぞかしおねーちゃんは【きめぇオッサンだな】って思っただろうなぁ。

『黒姫山全天球画像』


さて降りよう。
ホントは山頂から下ったすぐのところでコースを変えて戻りたかったけど、そこから見える登山道が雪に覆われていた。
何キロメートルも『踏み抜き地獄』はイヤです。このあと2座目も登るから膝から下がビシャビシャになりたくないんです。
だから雪の少ない来た道を戻り、下山していく。

ずっと下って、残雪も全く無くなった場所からコースを変えて下山していった。



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by moriyart | 2019-06-01 18:13 | 黒姫山・飯縄山

黒姫山・飯縄山

今年の雪解けは どうやら遅い様で、去年の今頃の登山道は夏道だったのが、今年はまだ雪深く残っている山がまだあちこちにある。
そろそろ森林限界を超えることができる山に登りたくても雪が残っていて、誰かの山行記事を読んでみると、
『登山道はまだ雪が多くて、踏み抜き多発』
なんて言葉が書いてある。
前に『天狗岳』に登った時に、あまりの雪の踏み抜きの多さに途中でイヤになってしまったので、まだ残雪の道に多少の嫌悪感がある。なので残雪のある山を意識して候補から外していた。
調べていくと2000メートルくらいの山は雪解けが済んでいて、2500メートルを超えるとまだまだ雪深い事がわかった。


ではどこにしようか…。
悩んで悩んで決めた山が、今回のこの二つの山だったのである。
ホントはもうちょっと後…秋頃に登る予定だったんだけどね。急で山サーチの時間も無かったし、他を探しまくるのもメンドーだったもんでさ。


金曜日。
息子くんのスイミングの送迎を済ませ、夕食を食べてすぐに出発した。なにせ遠いからなのである。今回登る『黒姫山』から二年前登った『高妻山』まで近いんだけど、高妻山って長野と新潟の県境にあるくらいだから、本気で遠い。
ガンバってガンバって下道で向かうも、やっぱり寝る時間が無くなりそうなので泣く泣く途中から高速に乗った。

深夜、『大橋の水門』横の駐車場に到着。
4時に行動開始予定で2時間ちょっと寝ることができる。ちょっと少ないけどしゃーない、寝られるだけヨシとしよう。
オレの車以外はいない。”この駐車場であっているのか””今日はオレしか登らないのか””不人気な山なのか”いろいろと思う事あれど、とにかく寝ないと生死にかかわるので座席を倒して目を閉じた。
幸い、どこでも眠れる安上がりな人間なので、あっという間に寝てしまった。

3時50分、アラームで目を覚ました。
眠い…だりぃ…。でも今日は2座登るので時間に余裕が欲しい。なので車内で今日の山着に着替えてから外に出てコンビニで買ってきたおにぎりを食べた。

さ…寒い…。
なんじゃこの気温は。車内に戻り、車のキーをオンにしてインパネに表示する外気温を確かめた。外気温2℃。なにそれ冬じゃん!
天気予報じゃ今週末の全国の気温は5月では異例の真夏日になる予報だったので服装をちょっとナメていた。さすがにコレではあまりにも寒いので、ザックから薄い上着を出して着た。


4時15分、車のカギをかけて出発。
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結局オレの車以外は誰も来なかった。この時期この時間でもここまで明るいのでヘッデンを使う事無く歩くことができた。

駐車場の横には用水路らしき水路の水門があり、水の流れる音がゴーゴーと響く。
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寝ている時もこの水の連続音が心地よくて安眠することができた。やっぱ水の流れる音っていいね。

駐車場からすぐ先には車両通行止めのバーがあった。
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バーの先にも車が走れそうな道があるも、管理車両専用らしい。

その先も砂利の車道を歩いていく。
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車が通れるほどの幅、斜度なので歩きやすい事この上なし。気温2度なんだけど、歩いているからさほど寒くない。

ついに人が通れるだけの幅の山道になった。
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いろんな動物の鳴き声が聞こえる。
大概は小鳥や小型の動物なんだけど、時折小型とは思えない声が聞こえてくる。その声は、【エンジン農機具のリコイルスターターを引っ張ったけどエンジンがかからなかった時】みたいな『ポンポンポン』という声だ。
この鳴き声、どこかの山でも聞いたことあるんだけど、何の動物かわからないから本気で怖い。
腰にぶら下げた鈴を激しく振ったが、もっと大きな音を立てようと枝を拾って藪をバシバシ叩きながら歩いた。


道の真ん中が白い。
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お!雪が残ってんのかなと思って近づいたら、
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土のう袋だった…だまされた。


木々の間から雪をかぶった山が見える。
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この山は何て山だろう。

やっとお日様に出会えた。
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今までずっと西側斜面を登っていて東から登った太陽は山の裏側だったので、ずっと日影を歩いていたことになる。
稜線に出たことによってようやく太陽を拝むことができた。

…と、ついに雪が姿を現した。
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穴が開いている。深い。踏み抜き超注意だね。
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場所によっては登山道は雪に埋まり、小さな雪渓の上を歩いていく。ひんやり気持ちがいい。

こんな場所もあった。
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アスレチックかゲームのステージみたいじゃん。何コレ。

開けた場所に出た。
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太陽がまぶしい。後ろを振り返ると
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うっぎゃあああ!見事すぎる!
地図を開いて山を確認すると、目の前の雪をかぶった山は『高妻山』だった。
…ということは左側に伸びる裾野は戸隠連峰か。二年前、この二つを登ったなぁ。あの時気がつかなかったけど、この黒姫山が見えてたのかな。いや、あの時は曇りだったから雲に隠れて見えなかっただろう。

北寄りに見えるもっと雪をかぶったあの山って、
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『火打山』?端っこの山は『雨飾山』?ちょっとわかんない。でも超キレイ。



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by moriyart | 2019-06-01 18:06 | 黒姫山・飯縄山