どこかに行きたい

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その5(北穂高岳)

反省

三連休は晴天に恵まれ、8月の荒天時に来られなかった登山客がドッと押し寄せてきたらしい。しかしオレは連休最終日にここに訪れ、翌平日に帰ったので非常に空いていた。土曜日出勤の代休でこういう日取りができた。本当は14,15,16日で行ければ涸沢から見える全ての山に登れたのだが、組長ゆえに地区の体育大会に14日に出なければならなかった。ちょっと残念でした。

この夏はオレの山へのわがままをたくさん叶えさせてもらって家族には本当にありがたかった。
出発するときには必ずお守りを書いてくれ、たまに泣いた息子くん。そのお守りと泣き顔を思い出すと山行中も車移動の道中も安全意識が高まった。『必ず生きて帰る』と。
大げさなんだけど、何かあった時には簡単に命を落としてしまうので それくらいがいいんじゃないのだろうか。

今年の夏山のテント泊はこれで〆です。高い所にある山荘では初氷が張ったそうで、そろそろ夏の格好で登るには命をかけなければならない。来年の夏までぬくぬくしながら、山からの壮大な展望を夢見て山トレでもします。


オレの誕生日、鍋を食いながら見上げていた前穂高岳で亡くなった遭難者が、オレがちょうど鍋を食っているその時に発見されたとの事。 無念でしょうが、せめて亡くなる前に前穂高からのいい景色は見れたのでしょうか…ご冥福をお祈りいたします。

穂高連峰、残りの山は『前穂高岳』『奥穂高岳』『涸沢岳』これは来年のお楽しみとします。いよいよ穂高の核心部、これらを登るにヘルメットを被ります。そういう山だということなので気を引き締めていきます。
どうやら来年その3山を登る時には一人じゃなさそうです。独りじゃないって久しぶりだなぁ。

よろしくたのむぜ、相棒!

いや、がんばりますので置いてかないでください(汗)




あと一つ、涸沢に向かう登山道でいい歳したカップルがペアルックで手をつなぎながら歩いているのを3組くらい見た。40~50代くらいかなあ。
恋の涸沢ぎってか?

おあとがよろしいようで…。




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北穂高岳  おしまい
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by moriyart | 2014-09-20 00:17 | 北穂高岳

その4(北穂高岳)

2日目は特に山に登るわけではないのでのんびりと帰る。
道は平坦でやっぱり歩き易かった。
いち観光地の上高地を ただ通過するだけではもったいないのでいろいろ見て回った。
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上高地の道を歩いていると、道の真ん中に動くものが。でっけぇミミズだ!と思って近づいてみれば見たことも無いヘビ。赤い。朱色の様な綺麗な赤いヘビだ。
マムシ?…じゃあないなぁ、なんだろう。子供なのか、それとも大人だけどこの大きさなのかわからないが、小さなヘビだ。デジカメで撮ろうとホルダーに手をかけると、
『なにかいましたか?』
と、上品なご婦人が聞いてきた。上高地にぴったりな雰囲気なご婦人だ。
ヘビがいるんです、と答えると
『まあ、わたくし、ヘビが苦手でございますので 失礼させていただきます』
と これまた上品。うーんまさに上高地クオリティ。
そのうちもう一人女の人が『なにかいるんですか?』と聞いてきた。いとうあさこにそっくりさんだ。
ヘビが…と言うと、眉間に10本しわを入れ、般若の様な顔になった。オレの足元を見た後、オレの顔を睨んで いとうあさこは無言で去っていった。
なにか悪いことをしている気分になり、そっとデジカメホルダーを閉めた。

あとで調べてわかったのだが、アカジムグリという名のヘビだそうで寒い所ほど色が赤くなるらしい。確かに上高地は寒いから赤いのか。地元では見ないヘビだったなぁ。


ちょうどお昼。河原に降りて湯を沸かしお昼ご飯にした。
もう今年は山に登らないのでフリーズドライ系の余り物の寄せ集め。
ナポリタンとカレールーのみというマニアも首をかしげる組み合わせだ。辛いカレーなのでナポリタンの味を完全にぼやけさせている。いいのいいの。これも山の醍醐味(関係無い)

突然、ボートの上にでも乗って水面上にいるような感覚が。ゆーらゆーらと。
鍋の中の湯もぐるぐる円を書くように踊っている。吊り橋も左右にゆーらゆーらと。
地震だろうな。ほとんどの観光客は気が付いてないみたい。

後でわかったことなんだけど茨城県で起きた震度5弱の地震がここまで届いていた。
こんな岩だらけの場所でも地震の波は来るのか。大自然の力は計り知れない。
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そのあともしばらく上高地の散策をしたが、2年前に来た時とは大きく変わった所は無かった。
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シャトルバスに乗り、予定通りに沢渡の駐車場に帰ってきた。

2年前と同じ様に駐車場横の立ち寄り温泉に寄ってみた。たしか2年前はJAF割引があるのを知ってあわてて車に取りに行った記憶があるから予め会員証を持って入った。
『JAF会員証割引というものはありません』
と、言われた。
あれ?おれの思い違いなのかなと2年前のブログを確認したら やっぱり間違ってなかった。
上高地(その5)←2年前の記事

2年経って変わった所、ひとつ発見!
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by moriyart | 2014-09-20 00:15 | 北穂高岳

その3(北穂高岳)

目的も達成したので、頂上すぐ下の北穂高小屋におじゃました。3000mぐらいの所にあるので景色がいい。展望デッキから槍が丸見え。すごいなあ。
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北穂高岳に来たら見たかった場所がある。北穂高岳から槍ヶ岳方面に向かって延びる縦走ルート『大キレット』。
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国内の一般ルートとしては最高難易度の一つだ。高校の山岳系の部活動などで行ってはいけないルートとして大キレットを指定している県もあるというほど危険な場所だ。オレもいつか行けたら行ってみたいなあ…と淡い期待をしているものの、死にたくないので二の足を踏んでいる。北穂のすぐ横なので今回は姿だけでも見てみたいとここへ来た。
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切れ落ちてるなぁ。屏風の上を歩くかの様…。滑落したら数百メートル落ちるんだろう。まさに命がけ。でもちょっと行ってみたい。あ、人がいる。数人。よじよじしてる。

そう思いながら眺めていたらヘリコプターのバラバラという音が聞こえてきた。
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そして大キレットに近くまで寄り、しばらくホバリングしている。よーく目を凝らして見るとヘリに『岐阜県警』みたいな文字がなんとなく見える。

え…まさか、だれか遭難した?まさか、落ちた?

ヘリは一度大キレットから離れ、しばらくどこかに行った後、もう一度帰ってきた。いったい何なんだろう。燃料が高いからパトロールって事はないだろう。遭難者でも探しているのか。
(9/27補足:ヘリによるパトロールは普通にあるそうです。事故じゃなくて良かった~)

…萎えた。
死にたくないし、迷惑もかけたくない。大キレットとはやはりそういう場所なんだ。もっと修行をしないと今のオレでは行ってはいけない。

さて、名残惜しいけど下りよう。慎重に事故の無いようにいきませう。
チラリと見えたこの山小屋は槍平小屋。槍ヶ岳に行った時に休憩で寄った小屋だ。懐かしい。
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今年からデビューした高山用の登山靴。高山用ゆえに普段履いている靴と勝手が全然違って、スニーカーの様にスタスタ歩けない。だが ふとした拍子に平地と同じ足運びをしてしまう。まあ慣れもんなんだろうけど、時々異常にグリップが良すぎたりしてつんのめることもあるし、その逆も。
北穂から降りるときの とある岩の斜面で突然両足のグリップを失い、両足を足払いされた様になった。
ふわっと浮いたようになった後、尻から落下。もちろん尻を強打。
うめき声ひとつあげた後、
『ケツ…ケツ…ケツケツ…でんぶ…』
誰が聞いているわけでもないが『尻』の猛アピールである。ここまでアピールすれば『尻』を採用の重きにしている企業なら即採用であろう。まさに即ケツ。(そんな会社ねーよ)

だが、尻もちでよかった。他の場所なら間違いなく打ち身だった。尻ってすばらしい。
伊達に割れてるだけじゃないんだね。


15時に涸沢に戻ってきた。 と、同時に拡声器で『今からテント場の受付をします』と聞こえたので早速手続きをした。

手続きを済ませ、水場で水を調達するついでに『おビール様』を購入。
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今日はロング缶。700円也。いいのいいの、高くても。飲みたいんだから。

腹が減ったので夕飯を。今日は前々から試してみたかった鍋を。涸沢までなら重荷を運べそうだったので今回、脱フリーズドライ食品。
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鍋の元は固形の白湯味、野菜はスーパーのカット済の袋入り、時期的に肉は怖いので代用でソーセージ。〆にうどんと月見用生玉子。
うどんとソーセージを凍らせて保冷剤代わりにして保冷袋で持ってきたのだが、20時間近く経っても結構冷たかった。これなら生肉でもいけるかも。
さっそくつゆのもとを水で溶き、野菜とソーセージを入れて煮込む。そろそろ良さそう。
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手を合わせて
『誕生日おめでとうございます、いただきます』
そうなんです、この日 私の誕生日だったのです。一人でささやかに鍋でお祝い。
とりあえず一口ほおばってみる。

『・・・・。』
『うん、うん…うまい。うまいよ…うん…けどね
なんだろう…この微妙さ。うまいんだけど鍋っぽくない。麺無しちゃんぽん食ってるみたい。やっぱカット野菜だと大きさっていうのか食感っていうのがイマイチ。見た目もね…。
それならと途中からうどんを投入して生卵を割り入れる。
『うん…まあまあ…うん…』
途中で飽きてきた。しかも多い。山では捨てることもできないので汁も残さず飲んだ。食い過ぎた。でも白湯味でよかった。本当はキムチ味にしようかと思ったのだが、汁を絶対に飲み干さなければならないので翌朝のトイレがカラムーチョでヒーヒーバァさんになっていただろう。

食後 しばらく動けなくなった。
特にすることも無いので歯磨きをした後 テントの中でぼーっとしていた。
歩き疲れたのか、夜更かしも無しにいつの間にか寝ていた。明け方、一度目覚めたときには風が強くて自分のテントがバタバタ音をたてていた。


翌日は帰るだけなのでゆっくり起き、朝の景色を楽しんだ。
朝食を済ませ、テントを片づけて午前8時に涸沢を後にした。昨日より天気がいい。抜ける様な秋空だ。
今回登った北穂高岳
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の左横 涸沢岳
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の左 奥穂高岳
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最後 前穂高岳。
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涸沢から4つの山を攻略できる。(ホントはもっとあるけど)今回は北穂高岳。今度来るときはどの山にしようか悩む。楽しみな悩みだ。
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by moriyart | 2014-09-20 00:14 | 北穂高岳

その2(北穂高岳)

だんだん視界が開けてきたと思えば、
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涸沢に到着。11時前。
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テント場の受付が15時からで先に幕営していてもいいのでいい場所さがし。ってかガラガラ。全然少ない。そうだよなぁ、今日が連休最終日だからほとんどの人は帰っちゃったんだよなぁ。

いい場所みっけ。お隣さんがいる。幕営許可証が付いてるってことは昨日からいるのか。たぶんもうすぐ帰りそうだから こんなにガラガラでも真横に立てちゃうかな。
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『空いているのに真横に幕営するのは、できればやめましょう』と、山のマナーで学んだんだけど、きっと今日帰るさ。

北穂高に登って、できれば15時まで降りて来たいのでちゃちゃっと仕度。北穂まで往復4~5時間の行動になるので手ぶらで行くのは危険すぎる。サブザックを出した。
これが、
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こうなる。
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必要なものだけ入れて背負う。軽い。これだけ軽いと気持ちも軽くなる。

11時20分出発。
いきなりの急坂で息が切れる。人が少ない。うれしいような、さみしいような。
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しばらく登って振り返ると涸沢があんなに小さく。
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テントもまばら。ここのテント場のキャパは500張らしい。2011年の紅葉の時期に1000張になった事があるらしい。
そうならここから見た景色はすごそうだ。カラフルな花畑に見えただろう。

北穂の登山道は急登なので視界がぐんぐん上がる。周りの峰々が目の高さまで下がってくる。
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穂高岳山荘にヘリが到着。物資の供給と連休中のごみや空き缶を運び出しているのだろう。
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しばらく登るとついに手も使ってよじよじするポイントが出現。
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梯子もあった。
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ついに穂高岳山荘と同じ高さになった。すごい所に建っているなぁ。
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延々と続く上り坂を歩いていると登山道にウンコが落ちている。どこの登山道にもあるのだが熊なのか、他の獣なのか。そう思いながら三歩あるいてから急ブレーキ。三歩バックしてもう一度ウンコを確認。ウンコと共にティッシュが落ちている。
こ…これは…キ…
キジが撃たれたぁああ!!!!
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イメージ画像です(本物なんて絶対撮りません)
マジかよ…森林限界とっくに超えてて隠れる所が一切無いところでキジ撃ち(野グソ)かよ…。明け方のまだ薄暗いときだったんだろうな。明るい所で登山道の真ん中でキジ撃ちなんて とっても無理だわ。 いやー、おどろいた。やっぱ山ってワンダーワールドだわ。


もうすぐ頂上という所でグループが降りてきた。
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結構離れているのだけど、すぐにわかった。日本人の集団ではないということが。
どこでもそうだがなんでそんなに大声で話すんだろうか。こんなに離れていてもチンタオチンタオ的な声が聞こえる。
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擦れ違うときに『こんにちは』と言えば、『こにちは』とちゃんと返ってきた。

もうちょっとだ。
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着いた!北穂高岳山頂。13時15分。
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だれもいねぇえええええええ!
これでは証明写真が撮れない。オレの後ろは確かだれもいないからこのまま写真が撮れずに終わっちゃうのか。
仕方がないので一人でテキトーに撮影。あいかわらず高度計に多少の誤差がある。
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槍ヶ岳だ。
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けっこう近くに見える。テントを張った槍ヶ岳山荘も確認できる。

槍ヶ岳からちょっと視線をずらすと、ほーらあった。白馬岳。
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この前あっちから穂高が見えてたから当然こっちからも白馬が見えるはずだ。形に特徴があるからすぐにわかった。

で…だ。
証明写真をどうしよう。ミニ三脚は今回持ってきてないし。仕方がないので岩の上に置いて、小石で角度を微調整するもなんだか不自然なアングルでうまく撮れない。
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もうあきらめて山頂直下の北穂高小屋へ行こうかと思えば、小屋の方から人がこっちへ来る気配が!
おお!待ったかいがあった。
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Oh…外人様ですか…。
背に腹は代えられないか。頂上に上がってきた外人様に『大変申し訳ありません、写真を撮っていただけませんか?』と顔の位置に掲げたデジカメに指をさしながら純日本語で話しかけた。
空港とかなら英語で話しかけなきゃだめかもしれないが、ここは日本アルプス北穂高岳山頂。日本語が全く分からずに来れっこない場所だ。ゆえに日本語でいいはずだ。
二人組の先頭の人にお願いしたら“そういうことなら彼に”みたいな感じで後ろの人を指さした。
見上げるくらいの背の異国のお兄様にカメラを手渡しながら説明する。
『ここの「イヤ」ボタンが「イヤイヤ」シャッターですので「イヤ」ここを「イヤ」押していただければ「イヤイヤ」お願いします』
そんなにイヤイヤ嫌がらないで撮ってくださいよぉ!

…あっ!

もしかして「Yeah」かよ!流暢すぎてイヤが『嫌』にしか聞こえんわ!ネイティブって難しいなぁ。
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なんかアヤシイ呪文を唱えながら撮ってくれた。いやぁ助かった。
”きをつけ”して深くお辞儀して礼を言った。外人様もきをつけして深くお辞儀をする。
なんだよ、カラテの試合かよ…。
でも外人様のお辞儀って顔はこっち向けてるのね。視線を外さないってのはお国柄なのか。
終始あったかい笑顔の人でした。どうせ普通にお礼を言ってもわからないだろうから、
『このたびは大変お世話になりました。一生の思い出を残せたのもあなたのおかげです。このご恩は生涯忘れません。代々語り継ぎます』
と最上級のお礼を言った。外人様も何か言ってたけど全くわからず。
『ジャーップジャーップイエローイエローモンキーモンキーサブマリーン』
あたりであろうか。(んなわけねーよ)
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by moriyart | 2014-09-19 00:37 | 北穂高岳

北穂高岳

深夜に沢渡の駐車場に到着した。
けっこう混んでいる。無人の車が多い。中で寝ている人はあまりいないようだ。みんな今 山荘かどこかで寝ているのだろう。今日は連休最終日。みんな下山してくる日だ。今から山に向かう人はあんまりいないであろう。

上高地へ向かうバスが、ハイシーズンが終わって出発が少し遅くなる。それに合わせて仕度をはじめた。真っ暗だから外でやっちゃえ!車の外で山の勝負パンツに履き替えた直後、『すいませーん、上高地ですか?』と暗闇から声。乗り合いバスタクシーの乗客を募る運ちゃんだった。ラッキー!シャトルバスより早く行ける。しかも満席の頭数割でメチャ安になった。ありがてぇ。
30分くらいバスに揺られる。運ちゃんの後ろの席で寝ようか起きていようかくだらない選択に悩んでいた。助手席にも乗っている乗客に一生懸命運ちゃんが話しかけていたが、その人はウザそうに完全スルーしていた。ヒドス。

上高地バスターミナルに到着。
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すでに人が大勢いてにぎわっている。この人たちはみんな下山の人なのかな。
空を見上げれば薄曇り。雨の心配は無さそうだ。

観光センター付近から見上げられるのは、去年行った西穂高独標や西穂高岳。一度行くと覚えられるもんなんだね。懐かしいなぁ。この時間でも独標あたりには人がいそうだな。
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午前6時出発。
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すぐに河童橋に到着した。早起きさんの観光客がたくさんいて撮影タイムになっていた。
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先を急ぐので少し見まわした後に河童橋を出発。

朝の高原は涼しくて気持ちがいい。
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広くて歩き易くて真っ平で快適以外の言葉が出ない。いいねぇ、散策みたい。
道を歩いていたら突然2メートル先、目の前にドスン!上から枯れ枝が落ちてきた。
けっこう太くて当たると痛そう。見上げると木の上に猿が歩いている。ねらって落としたのでは無いのだろうが、もう3秒先を歩いていたら直撃だった。くわばらくわばら。

6時半、明神館に到着。
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2年前はここまで来て別ルートで上高地へ戻った。懐かしいなぁ。
その後も快適な道をどんどん北へ北へと歩いていく。
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7時20分頃、徳沢に到着。
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テントがいっぱい。キャンプなのか、山から遅く降りてきた人達の寝床だったのかわからないが にぎわっている。

8時過ぎ、横尾山荘に到着。
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ここから涸沢行きと槍ヶ岳行きに道が分かれる。
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ここまで11km。槍ヶ岳まではさらに11キロあるのか。往復44キロってなかなかだなぁ。オレが行った新穂高コースは片道17キロだった。でも上高地は平坦だから道のりがあっても快適かもしれない。
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涸沢までは6km。
平坦な道ともお別れです。ここからは山道になります。
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ガレ場があったり、急登があったり。基本樹林帯なので展望は無い。
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時々木々の間から見える屏風岩が雄大で思わず足を止めて見とれてしまう。
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by moriyart | 2014-09-19 00:08 | 北穂高岳

その5(白馬三山)

反省

だ・か・ら、一日の行程を9時間にして前回懲りてるのに またやってしまうとは なんてダメなんでしょう。まあ、今回は下山の9時間だから登りよりかはいいのか。
雨と強風はいい経験になりました。きっとこの先役に立つと思います。
雷鳥はとりあえず遠くで見たんだけど、写真撮ってないのでノーカウント。オコジョのサプライズは本当に興奮した。もう一度見てみたいです。


白馬岳の山頂で逢った70歳くらいのお爺さんは見る景色すべてに『すごいなーすごいなー』と子供の様に感動していた。山頂から見える杓子岳を見て『行きたいなー、でも今回は行けないなー、いいなー』と残念がり、『よーし来年ぜったい来よう』と燃えていた。
話を聞いていたオレも子供の様にはしゃぐお爺さんに ほっこりした。
もし、キツイ冗談言える様な仲なら『来年来れない身体になってるかもよ。もしかして死ん…』なんて言っちゃいそうだ。なんせオレって失言体質だから。
ただ、そのあと爺さんは
『こんなに素晴らしい景色を、こんな簡単に来れる場所でみれるなんて…』

簡単?
キツイほど大変じゃなかったけど簡単でもなかったぞ…。

この爺さん…デキるな…さては山屋さんか…。
見かけで判断してはいけないな。

お爺さんと話をして、こんな年齢の方でも来年の登山を楽しみにしている。さっきオレは40代では楽しむ時間がこの先短いだなんて嘆いたのだが 70代まで30年もある。弾丸登山やクライミングはできないだろうが、年齢にあった登り方をすればいいんだ。もし、若いころから山登ってたら無茶ばかりやってて膝など悪くしてたかもしれないし。慎重になり始める40代から山をやり始めてよかった…と思うようにした。


今年あと一回、もう一回だけ どこかの山に登りたい。行けるか?どうか?行きたい!

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白馬三山   おしまい
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by moriyart | 2014-09-12 00:54 | 白馬三山

その4(白馬三山)

午前7時過ぎ、頂上宿舎を出発。
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風が弱くなってきた。このまま回復してくれるとありがたいんだけどね。歩いて行くうちに雨も弱まり、視界もだんだん遠くまで見える様になった。
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8時半前に杓子岳に到着。白馬三山の二山目。
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二人の若者が休んでいたんだけど、オレの姿を見るとこちらから頼む前に“写真を撮りましょうか?”と申し出てくれた。撮って欲しそうに見えたのかな…。

杓子岳の形は△。三角木馬の頂点を歩くかの様。
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頂点の登山道の幅が2メートルくらいしかなくて両側が急斜面。積雪時はめっちゃ怖いであろう。
ここで雨も上がったのでカッパを脱いだ。
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そしてまた小一時間歩いて三山目…えーっと、読めない。
地図を見て首をかしげる『鑓ヶ岳』ってなんて読むんだろう。通行人から知ったのだが『やりがたけ』だそうだ。『槍』の方が馴染み深いので…。ここでもさっき写真を撮ってくれた兄ちゃんがいてまた撮ってくれた。
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白馬三山制覇!あとは下るだけ。でもここから7時間くらい歩くんだな…今日も長い一日になりそうだ。
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徐々に悪化してきた靴擦れをかばいながら歩いていると前方の岩の上に何かいる。
30メートル先くらいで登山道のすぐ横の岩の上に見えるあのシルエットは…。
雷鳥だ!
やばい、興奮してきた。靴擦れなんてどーでもいいからもっと近づかないと。あのシルエットで雷鳥でなけりゃ一体どんな生き物なんだ。雷鳥じゃなけりゃ“雷鳥改”または“サンダーバード”と呼ぼう。
速足で歩いていたのだが一度立ち止まり、予めデジカメを出しておこうと腰ベルトのデジカメホルダーに手をかけた。
その時、すぐ目の前をチョコチョコチョコと何か別の生き物が飛び出した。
なにこれなにこれなにこれ、小っちゃい。
なにこれ?イタチ?ちがう、イタチじゃない。

オレンジ色に近い茶色でイタチに似てるけど微妙に違う。
もしかして、これってオコジョ?
雷鳥といい、オコジョといい、今のオレはまさかのボーナスステージに突入したのか?雷鳥を見てみたいと願っていたらオコジョまで。これは写真に収めないと。
ホルダーのマジックテープを剥がすバリバリという音でクルっとこっちを見た。
なにこれ!目でけぇ!
うちのカミさんと同じくらいでけぇ!

オレと目が合うと一目散に茂みに逃げてしまった。写真撮れず…。

残念だけど、それなら雷鳥を撮るまでよ!とさっき目撃した場所まで移動したが とっくにいなくなっていた。
ラーイライライライ!←本当に言った
雷鳥に呼び掛けるも返事無し(あたりまえ)

白馬ボーナスステージ
    0pt.


ああ…ガッカリ…。

下山途中にある白馬鑓温泉小屋。
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温泉が湧いている。思いっきり標高が高いのに露天風呂があった。雲上の温泉だそうだ。
今、温泉から出てきた人が『幸せだ~幸せだ~』言ってて入りたくなった。そういや一昨日から風呂入ってないし。
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ただ、テント場と登山道から丸見え。若いお姉ちゃんもいるのにオレの全裸をさらしてもいいものか。恥ずかしい。そうだ、一杯やってから入れば…と思っても今日は運転する日だからダメ。時間も無いので諦めました。くぅ~!


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小さな雪渓もあちこちに。クレバスなのかシェルンドなのか。どっちにしろ落ちたら楽しそうという雰囲気は皆無だ。死ぬでしょうね。


標高が下がってくると樹木がだんだん生い茂り、森の中へ。
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遥か後ろから人の気配がするので広い所で道を譲った。その時にその兄ちゃんと少し話したのだが、その内容が
『お互い熊かと思って驚いちゃいましたよね、びっくりして木を叩いて音を鳴らしちゃいましたよ』

…お互い?オレそんなこと思ってなかったけどなあ…。
オレの見た目は、頭と手足は真っ黒なんだけど身体とザックは鮮やかなブルーなんです。そんな熊さんいないってば。
ま、いっか。何時間ぶりに人と話せてうれしかったし。
そうだな、人生で一度くらいは熊っぽいって言われてみたいわ。まあ無いけど。

それからさらに一時間、もうヘロヘロになりながら やっとのとこで猿倉の駐車場まで帰ってきた。今からまた7時間かけて家に帰ってから雨に濡れてドロドロの装備のお世話をしないと…。明日早朝出勤だというのに なにやってんだか。
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by moriyart | 2014-09-12 00:40 | 白馬三山

その3(白馬三山)

テント場まで戻ってきた。2時間ぶりにマイホームへ帰宅である。
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二時半にもなればテントの数がかなり増えていた。
今、到着した人はテントを立てる為に良さそうな場所を一生懸命探している。
区画の中心に立ってその場でぐるぐる回りながら この場所でいいのか検討している。オッサンがくるくる回ってて巣作りする前の鳥みたいでカワイイ。オレもそうだったんだろう、きっと。

坂を下り、自分のテントに戻ると オレのテントの横に今ちょうど到着したカップルが 今まさにテントを張ろうとしている。
お!おとなりさんだ。お隣さんとモメないように第一印象が大事だ。挨拶をした。

彼氏の方は 秋晴れの様なさわやかな『こんにちは』が返ってきたが、彼女の方が完全無視。
あれ?いきなり嫌われてる?まあ、いいや。
おとなりさんの会話が丸聞こえなんだけど、どうやら彼女さんの方がお山の事が詳しいらしく、彼氏にテントの張り方とかを教えている。リアル山ガールね。たくましい。
カップルのくせに各々テントは一張りずつ。彼女のテントは二人用なんだから一緒に寝ればいいのに…。老婆心なのか、たんなるお節介か。オレはイヤな隣人のおっさんである。

もうすぐ3時なんだけど、もう夕飯食ってる人がいる。焼肉みたいなのを焼いているらしくて濃~いタレの匂いが漂ってきた。ああ…うまそう…。
そう思いながら横になっていたら また寝てしまった。

目が覚めると夕飯タイムにいい時間。
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今日も湯で戻すものばかり。周りのテントでは調理している人もいるらしく、ジュージュー焼ける音やいい匂いもする。
お隣のカップルは調理も食べるのも完全に別。一緒に食べればいいのに。ドライなカップルだなぁと思いながらピラフを口に運ぶ。←ストーカー

その後テントでゴロンとしていれば、予報を裏切らなく雨が降り出した。ポツポツとフライシートに雨の音が鳴り出したと思ったら風も出てきた。ここのテント場は風が強いのが有名で、本やネットではだいたい『風が強くて苦労する』と書かれている。そのうち本当に強風が吹きだし、横から風を受けたテントはプリンかゼリーの様にブルブル震えだした。
外にも出れないし、しょうがないので寝た。

夜、目が覚めると風が止んでいる。槍ヶ岳のテント場は携帯の電波がとどいていたのでネットができたのだが、ここは完全に圏外。やることが無いので天井のランタンをずっと眺めていた。
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風が止み、静かなので色んな音が聞こえる。呼吸までは聞こえないが深呼吸くらいは近くのテントから聞こえる。咳払いなんて遥か向こうのテントから聞こえてしまう。
そのうち『ブッ』と音がした。

え?近いけど、となり? 
カノ…いや、なんでもない。


朝、目が覚めると雨が降っていた。
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嗚呼、残念。予報が変わってスッキリ晴れてたら最高だったのに。雨が降っているうえにガスガス。ヘッドライトの前を流れるガスの粒子が大きい。モロ雨雲の中だ。ガスの中にいるだけで濡れてしまう。
隣のテントから携帯のバイブの音が聞こえる。目覚まし機能だろう。そういや『晴れたらご来光見に行こう、起こしてあげるよ』と彼女さんが彼氏に言ってたっけ。
…あれから30分以上ブーブーバイブの音が聞こえてくる。隣のオレがこんなに聞こえてうるさいのに全然起きない。早く起きてくれー、起こしてあげてもいいけど警察に捕まりたくないんじゃー!

今日も朝飯は餅入りラーメン。
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餅は前回は焼いたが、雨で外でできないし、テント内で焼けば香ばしすぎるので焼かずに煮た。


食事も終え、歯を磨いた。
さて、どうするか。
天気も悪そうなのでこのまま下山するか、せっかくなので白馬三山全部登るか。
残り2つの山を登ると今日の行動がおよそ9時間になる。もうすぐ7時。行動開始には少し遅すぎる。でもおそらくここには しばらく来ないだろう。
よし!行こう、残り2山へ。

今、テントの外では雨風共にとても強い。時々『おお!』とか『やべっ!』など聞こえてくるが、それは撤収中のテントが風で吹き飛ばされた持ち主の叫びだ。テントはあんなに大きいのに2kgも無いので地面からの固定を外すといとも簡単に吹き飛ばされてしまう。
テントから顔を出してみればゴロンゴロンと転がりながら飛んでいくテントと それを追いかける兄ちゃん。 別の転がっているテントは骨組みが片方外れてぐるぐる回っているので細いジュラルミンの棒が凶器と化している。他のテントに当たれば貫通して中の人がヤバそうだ。
雨風の強い時のテントの撤収方法は、書籍とネットで学んだ。晴れしか行動しないつもりだったので、まさか実践で行うとは夢にも思わなかったが…まあやってみよう。

テントの中でカッパを着てテント以外の全てをザックにパッキングし、ザックカバーをかけておく。天蓋の中にあるファーストエイドや行動食をザック本体の中に移し空にしておく。ザックをテント内に残して重石代わりにして外に出る。張り縄の固定を外すとテントは強風にあおられてフラワーロックの様にブルンブルン暴れ出した。骨組みを抜き、テントをぐちゃぐちゃに丸めて全てをゴミ袋に押し込んで天蓋の中に入れて完了。普通テントはザックの一番下なんだけどこの場合はしょうがない。なんとか成功。
経験も無く、先輩も無しの書籍とネットの知識だけの『頭でっかち』のオレでもできたよ、ありがとう!師匠!(師匠=本とネット)←さみしいヤツ

ザックを背負い、あたりを見回すが、荷物があれどカップルがいない。
見上げると斜面の上の方まで吹き飛ばされた彼女のテントを二人で追いかけていた。あらららら…。
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by moriyart | 2014-09-12 00:22 | 白馬三山

その2(白馬三山)

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坂を登り切ると『村営白馬岳頂上宿舎』に到着。本日の寝床です。
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時間を見てみるとまだ11時過ぎ。思ったより早く着いた。まあいいことだ。テント場の受付が12時半からで、先に張っていてもいいそうなので早速良い場所探し。
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時間もまだ早いのでテント場はガラガラ。好きな場所選びたい放題。ここだ!と思った場所がトイレのすぐ脇だったので変更。奥の方の一段高いとてもいい場所をゲットできた。
隅っこで横が通路で石垣の壁があって高台で。良物件だ。
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10分もかからず設営完了。受付時間まで1時間近くあったのでテントの中で横になっていたらウトウトしてしまった。ハッと目を覚ませばちょうど受付可能時間だったのでさっそく済ませた。

荷物をテントに入れ、財布とカメラを持って ここから30分くらいの目的地『白馬岳』を目指す。ザック背負ってないと身軽で気分がいい。
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穂高が岩っぽいというのなら、白馬は『丘っぽい』。すごく丘丘してる。
穂高の様なゴツゴツした岩稜が大好物だが、こういうゆったりした丘陵もいい感じ。

遠くの山を眺めたら、見覚えのある形の山が。あれ、槍ヶ岳だ。ここから見えるんだ、知らんかった。その向こうは穂高だなぁ。
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…!  穂高が見える?
なんだよー、穂高晴れてるじゃんよー、天気予報さんよー、ウソつくなよー…。

でもまあこっちでもぜんぜん良かった。景色もいいし、白馬サイコー!

視線を横に動かすと これもまた見たことある形の山が。
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『おお、つるぎだ!』
思わず声が出た。こんなに近く大きく剱岳が見えるなんて まるっきり知らなかった。来年絶対登るからその時まで待ってろよー、剱め。
…余談だが、
『おお、つるぎだ!』とつぶやいた後、脳内で
おお、つるぎだ!

おおつるぎだ

おおつるぎたん

大鶴義丹
と、変換され 小一時間頭から大鶴義丹の顔が離れなくなった。

さらに余談だが頭で思い描いていたのは大鶴義丹ではなく、勘違いで杉本哲太だったというのを後日インターネットの画像検索で知った。(くだらねー)

展望がよく、無数の山々が見える。その山のいくつかの山頂や肩に山小屋や山荘があるのが確認できる。行こうと思えば行けれる場所があんなにたくさんあるんだ…全部行ってみたいけど、せめて今が20代だったら夢じゃなかったかもしれないなぁ…。もう40代だしあっという間に衰えて行けなくなってしまうんだろうなぁ…。

なんか急にさみしくなった。全制覇とか数を競いたいんじゃないけど 今からでは圧倒的に足りない時間がもどかしかった。

白馬山荘に到着。
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のどが渇いた。ジュースでも買おうかと売店に入ったら『生ビール』の文字が飛び込んできた。登頂前ですが、前祝いとしてイッちゃいますかぁ?
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窓際の席でグビッと。キンキンに冷えていてめちゃくちゃウマかった。

その代償はとても大きく、地元だったら死んでも買わない値段だった。ひぃぃ…。
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ちょっとほろ酔い気味で山荘を出て整地された登山道を山頂に向けてゆっくり登る。
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白馬岳山頂に到着。
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結構広い。『三角点をターッチ』と言いながら基準点の石柱を叩いている人が結構いる。
山の儀式なんだろう。あとでこっそりマネしてみよう。
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ここでも賽銭が置いてあった。10円が無かったので仕方なく50円を置いた。

長野県側が切れ落ちている。のぞいてみれば遥か下まで断崖だ。怖えぇぇ。
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360度の大パノラマだ。少し霞んでいるが日本海が見える。剱岳って富山県だし、日本海が見える方向はすぐ新潟県だし…なんかとんでもなく遠い所まで来てしまった。
太平洋と富士山と緑茶が急に恋しくなった。
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by moriyart | 2014-09-12 00:12 | 白馬三山

白馬三山

白馬岳のことを『しろうまだけ』と読むのを最近知った。
ここ周辺のスキー場が『はくば』となっているので非常に紛らわしい。周辺スキー場からこの山は見えているのだろうか。スキーをやっていたあの当時、気にもしなかったが。

この山はいつか登るつもりでいるも、どうも気が進まないところもあった。登山途中の『白馬大雪渓』で落石事故がチョイチョイあるとの事。調べれば調べるほど怖くなる。両側山のV字の渓谷なので、崩落して転がってくる岩が必然的にV字の底の登山道に集まってくる。こぶし大だったり1メートル級だったり。転がってくる岩は雪上では音があまりしないという。もしガスっていて視界が悪ければほぼ避けることができないであろう。
10代20代くらいなら『よけちゃうZE!オレ!』なんて強がりそうだが、どうも40代になると『よけた方に転がってきそう…』と気弱になる。転がる1メートルの岩の直撃なんて受けたら、身体はどうなっちゃうんだろう…。
最近『山へ行く』と言えばまわりがやたらと心配する。カミさんなんかに大雪渓の崩落なんか言えば行かせてくれなそうなので帰ってくるまでトップシークレットにしておいた。

出発地点『猿倉荘』
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おっきい方のトイレに行ったあと登山届を投函。まだ薄暗くて行動する人も少なめだが、山の行動は早め早めなので出発した。
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広くて歩き易い道だ。
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途中、川が横断していて深くは無いが流量がけっこうあるので橋がかかっていた。
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しばらく登ると白馬尻小屋に到着。
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ひと休み。なんか文字で『大雪渓』って見ると日本酒を飲みたくなる。たしかこんな名前の日本酒あったよな。
みんな各々独自の休憩をとっている。地図を見たりパンを食べたり。
あれ?大雪渓は?どこ?
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もう少し登るらしい。
しばらく登るとだんだん姿をあらわした。
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『雪渓上の石はすべて落ちてきた石です』
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はい、承知してます。気合いを入れて登ります。岩が転がってきたら高速反復横とびで避け…るつもりが当たりに行きます(なんでやねん)

抜ける様な真っ青な空、雪渓の色は輝く様なまっし…
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白くない!汚い汚い汚い汚い汚い!ぶしょったい!
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まあ雪が降らなくなって春からずっとだから仕方ないといえばそうなのだが。
4本爪の軽アイゼンを持ってきたのだが装着している人があまりいないので そのまま登ってみた。スキーブーツで雪の斜面を登ったことある人なら なんてこと無い感じだった。

雪渓上に赤い粉でコースが書いてある。そのとおりに歩かないとクレバスがあったりして危険だ。
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上に登っていくほど落ちている石が大きくなる。
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もう石ではない、岩だ。デケェ…こんなの当たったら頭がミンチになります。前方注意です、はい。

気を張り詰めてても疲れるので雪渓の綺麗な景色でも見て気を落ち着かせよう。真っ白な…
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汚い汚い汚い汚い!ぶしょったい!
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雪渓を抜け、後ろを振り返ると雲が追いかけてくるように登ってきた。よかった、雲の中に入ったら崩落や転がってくる岩が見えなくなってさらに怖かったであろう。
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あれ?またアキレス腱のあたりが靴擦れしてる。悪化する前に休憩。もしかしたら蒸れてふやけて柔らかくなって靴擦れするんだろうか?わからないけど靴を脱いで蒸れを解く。
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一応ゴアテックスなんだけど、それ以上に汗っかきなんだろうなぁ。

また歩きだす。多少回復したが、序盤からさっそく靴擦れでテンションが下がる。そこへ合宿かなんかの若者の集団がすごい勢いで登ってきた。速い速い!さすが。なんの部活なんだろうか。スキーとか?わかんないけど。
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その若者集団10人くらいを先に行かす為に脇に避けてやり過ごす。若者が通り過ぎてく時にフワッと香水のいい香りがした。最近の若者はこういう所に来る時も香水つけてくるんだ。『山男子』っていうのかなぁ。山ガール目当てなんだろうか。今日の空の様な爽やか青年なんか見たら山ガールはコロリだね。山ガコロリまたは山ガホイホイだ。


よーしオトーさんも走って撒き散らすぞぉ、加齢臭を…

雪渓を歩いているときは冷蔵庫の中にいるかのように涼しかったのだが、雪渓を抜けるとなかなかの蒸し暑さ。後半の登りは結構な斜度でちょっとこたえた。靴擦れも多少悪化。
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坂の途中でお花畑があった。雷鳥さんいるかな。
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実は雷鳥というものを、まだ一度も見たことが無い。穂高 立山 北岳 簡単に見つけそうな場所に行っているのだが結局見ることができてない。だが白馬だとなんとなく雷鳥を見れる確率が他より高そうで俄然期待が高まる。なんとなくね。
広い茂みをくまなく見まわすも それらしい生き物がいない。なんか呼び寄せる方法とかあるのだろうか。
キタキツネを呼ぶ時はルールルルルルだから、
雷鳥はライラライラライライでいいのか。

アリスかチャンピオンしか寄ってこないだろうよ。(意味不)
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by moriyart | 2014-09-11 23:51 | 白馬三山