どこかに行きたい

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その4(笠ヶ岳)

反省

出発前の天気は曇りのち雨。少しだけ行くのを悩んだ。何時間もかけて行くのに荒天がわかってて決行するのはいかがなものか。でも二日間ずっと雨じゃないし、当日も弱い雨が数時間程度だし、なにより最近の山行で”悪い天気予報が好転する”事が多かったので ちょっとだけ賭けてみた。
晴れ男では無いです。今期だけ『回復男』としときましょう。きっと来季は晴れの天気を雨に変える『超絶雨男』に変身するに違いない。まあ、そんときゃそんとき。

ホンっト靴擦れはどうしよう。いろいろ対策はしているのだけれど決定的なものが無い。脚的にはまだまだ追加3時間以上歩ける。ホント体力だけは年々上がってきている。しかし足がまるっきりダメだ。最終的には5時間以下の行動に限定するか、靴を買い替えたり、中敷きを試してみたり…。でもあまりお金はかけたくないです、ビンボーなんで…。 ってか、足に合わない靴を無理に買ったわけではありません。歩きはじめてから数時間、靴の中は気持ちいいくらいのフィット感だし、店員さんとじっくり話し合って決めたんだけどなあ…。
やっぱ山向きな足じゃないのかなぁ。またちょっと自信が無くなってきたわ。足裏トレーニングってあるのかな?
ねぇだろうな。


天気悪し、展望ゼロ、テン場無人でふれあいゼロ。
記憶に残らぬワースト的な山行になるかもなぁ とちょっとあきらめた瞬間もあったけど、そんなことは無かった。マイナスの要素の方が強く思い出に残る事も改めて感じた。 要は不貞腐れずに 悪い状況もネタにして楽しめるかどうかなんだろう。 いろいろ思い返すうちに一つだけ後悔したことがあった。


二日目の下山時、後ろから追い抜いた けっこういい歳のオバサン。おっそろしい程の健脚であっというまに視界から消えた。しかしその先でガッツリ休憩をとる人で、休憩中にオレが追い抜いていく。 オバサン、話すのが大好きみたいで オレが追いつくたびに いろんな事を話した。 数時間の間に何度も追いついたり追い越されたり。

鏡平の山荘に到着した時に遠くのベンチから大声で『おつかれさまー!』と声をかけてくれたさっきのオバサン。誰に言ってんだろうとあたりを見回すが、視線はオレの目を見ているからオレに言ってくれたみたいだ。その人はかき氷を食べていた。自分もご飯を食べるにあたってテーブルを使うのだが、オバサンの隣と別の場所2か所だけがあいていた。

オバサンの隣に座らなかった。

言い訳がましいことを言えば、女性って そんなに知り合いじゃない人に食べてる所見られたくないかもな なんて思ってしまい、あえて止めた感じだ。 ずっと前から好意的に話しかけてくれてたのに わざわざ避けた様になってしまった。どう思ったのだろうか。いや、還暦くらいの人だから達観しててなんとも思わないかな。
自分よりずいぶん年上なのに超健脚なので もしかしたらいろいろと山の面白い話を聞けたかもしれない。
背中越しに立ち去る気配がしたので、振り返るとずっと先まで歩いていた。その後は二度と追いつく事は無かった。
たいしたことじゃないかもしれないけど、少しだけ後悔した事柄だった。



高山の夏、アルプスの夏はホントに短いです。雪解けが7月の半ば、凍結が9月の半ば。こんなにも夏山と言える期間が短いのか。だから夏のアルプスは混むのだろう。
10月にも行けばいいじゃん~なんて思っていたが、ちょーっと寒そうだ。10月以降は地元の低山の方が幸せになれるのかもしれない。 シルバーウィーク中にじっくり考えますかね。

今年度の夏山は楽しかったです。何年かに一度登れればいいようなメインディッシュ的な山を幾つも登ることができた。いろいろな経験もできたし。一人じゃない時もあったしね。 濃密な楽しさでした。
あと一つ、特筆することは、

有吉のラジオ番組超おもしれぇ!

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笠ヶ岳  おしまい
 
 
 
 
 
 

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by moriyart | 2015-09-18 23:14 | 笠ヶ岳

その3(笠ヶ岳)

二日目。
4時前にアラームで目が覚めた。いつもはバイブにしておくのだが、ここのテン場にはオレしか居ない為、ハデに音楽を鳴らした。今日の朝飯はあんパンとピーフシチュー。外に出て湯を沸かしながらアンパンをかじったのだが中のあんが凍っているかの様な冷たさだ。

4時半頃にテン場を出発。カメラとスマホだけを持ってヘッデンの灯りを頼りに登っていく。山荘前を通過。数人が外に出ていた。この人達も御来光を見に行くのだろう。挨拶をして前を通り過ぎた。(あれ?こんな人 山荘に居たっけ?)みたいな顔をしている人がいた。そうです私はテン場のオバケちゃんです。妖怪鼻糸目。


5時前、山頂に到着。もう5~6人いた。
その人たちの話では日の出は5時半頃だそうだ。えー…この寒い中30分以上待ちかよー。
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今日は天気がいいです。昨日の天気がウソの様。ホントは今日の天気は曇りベースみたいなんだけど、また良い方に天気が外れたらしい。
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目の前に広がるは『穂高連峰』と『槍ヶ岳』。
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目の高さに組長氏と行った穂高岳山荘が見える。
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逆光なので山のシルエットがいい感じ。ゆえにそっちに向かって写真を撮れば 顔なんて見えません。近くのソロのおねぇ様と撮り合いっこしたのだが、まるっきり真っ暗。
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『しゃーないね』となった。岐阜県側をバックにすれば順光で写ってくれます。
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あと少しで日の出、というところで下山開始。
混んできたし、今日はルートを変えて かなり歩くつもりなので どんどん出発したい。次々と登ってくる山荘のお客さんと擦れ違いながら降りていく。

テン場に戻り、テントを撤収。撤収中に山荘を早立ちしてきた人達に『もしかして昨日は独りでここだったんですか?ええっ!そりゃさみしかったですねぇ』などと声をかけられ、驚かれた。『ええ、まあちょっとさみしかったですかねぇ』などと答える。まさか有吉のラジオ聞いてバカ笑いしてたなんて言えない。

テン場は あちこちでびっしりと『霜柱』が立っていた。そりゃ寒いわなぁ。
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もたもたしていた訳ではないのだが、出発が6時半を超えてしまった。ちょっとマズいかな。

山荘から降りてきたソロの人が 振り返って笠ヶ岳をながめている。
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その人が最後に山に向かって手を大きく振った。おっロマンチストだなぁ…なんて思っていたら急にこっちに振り返って目が合ってしまった。おっと知らんぷり知らんぷり。

テン場の出口に『サヨナラ』の文字が。
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あー…ホントだ、なんか寂しい気分になるな。確かに山に手を振りたくなるかもしれない。一晩お世話になりました。
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見晴らしの超いい尾根沿いを歩いていく。時々振り返っては笠ヶ岳をながめる。本当は昨日の景色はこう見えていたハズだったのか。でも今日はすばらしい天気で良かった。
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帰路は笠新道を止め、双六山方面、鏡平経由で稜線をぐるりと回って降りてくる予定。地図上のコースタイムは7時間半くらいだが、実際はどうなるんでしょうか。出発が遅かったから今回も到着が15時とかだろうか。
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穂高連峰を横目に見ながら北上していき、最後は槍ヶ岳と同緯度くらいまで進む。
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ずーっと穂高と槍が見えているので絶景だ。
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ただ、いくつものピークを登り降りするので 下山のつもりなのに登り返しが来ると(せっかく下ったのに…)と、損した気分になったりする。
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11時20分。鏡平まで来た時には なんか今までに無い足先の違和感に『ヤバいかも』と思うようになってきた。
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ベンチにドッカリ腰を下ろして湯を沸かし、昼飯。靴下まで脱いで裸足に乾いた風を当てて回復させる。
周りの人達はかき氷を食べていた。
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鏡平小屋周辺には池がたくさんあって穂高や槍を水面に写せば、見事な逆さ槍や逆さ岳ができる。
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鏡平を出たあたりから 足先がビリビリ痛むようになった。靴擦れなんだろうけど、もうどこが靴擦れになっているのかわからないくらい範囲が広い。
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痛い…。
もう意識は足先ばかり行ってしまい、他の事が考えられなくなってきた。
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やべぇ…。ホントに行動不能になるかも。地図を開き、残りの時間を見るもゴールまで60分。しかし痛みをかばいながら歩いているので80分以上かかるかもしれない。
この頃は車も通れるほどの広さの管理道になっていた。岩などの腰掛ける場所も無いので、道路のド真ん中に座って裸足になって足先を回復させる。
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しかし、足を休ませたあとの歩ける時間がどんどん短くなってきた。しまいには休憩後3分くらい歩くと口が歪むほど痛む様になった。休む意味も無くなったのでそのまま歩いた。

ふと後ろの景色が気になって後ろ向きになりそのまま歩いた。
あれ?楽!
当たる場所が変わるのだろう、後ろ向きで歩くとかなり楽だ。広い道路なのと前後に誰もいないのでしばらく後ろ向きで歩いた。 たまーに爺さんとか後ろ向きに歩いてるのを見るけど、もしかしたらこういう事だったのかなあ。

しばらく後ろ向きで歩くも、”結局前を向いて歩いた方がいい”というあたりまえな事に気づき、再び前を向きながら歩き、痛みをかばう変な歩き方をして下っていった。
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そして16時過ぎ、予定より2時間以上遅れて新穂高に戻ってきた。下山完了。
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あ…足がああああああああああああ。
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by moriyart | 2015-09-18 23:05 | 笠ヶ岳

その2(笠ヶ岳)

もうすぐ到着というところで石に書いてある言葉で励まされた。
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それを過ぎると笠ヶ岳のテン場に到着。13時。出発から8時間半。
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幕営しているテントはゼロ! 好きな場所選びたい放題だ。幕営可能数はそんなに多くないのだが、エリアが広い。
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ま・さ・か オレはここで今晩一人なのか?
いやいや、そんなことはないだろうね。
そう思いながらここから歩いて10分の『笠ヶ岳山荘』へ行ってテン泊の代金を納めた。
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テントを設営し、8時間半も歩いてヘトヘトなのでテントの中で横になった。そしてそのうち寝てしまった。

15時過ぎ、それでも今日中に一度山頂へ登っておこうと重い腰を上げた。
ときどき、オレのテントの横を登山者が通り過ぎて行くのだが、テン泊では無く、小屋泊まりらしい。

テン場から山荘までけっこう遠い。10分くらいかかる。当然トイレも10分ガマンしないといけない。

山荘脇にはタンクが。ここの飲み水は雨水である。おなかの弱いオレは煮沸が必要かな。
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超ガッスガスな山頂までの道を一人さみしくテクテク登っていく。周りには誰もいない。そらそうだなー。
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15時40分、笠ヶ岳山頂へ寂しく到着。
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だーれも居まへん。ガッスガスで展望もゼロ。それでも証明写真だけは撮ろうと思うが、後続の人はいない。
雰囲気的にたぶん1時間待っても来なそうなので、岩の上にデジカメを置き、セルフタイマーで撮った。ゆえにポーズが不自然。
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山頂のほこらでお参りをして山荘まで下山。山荘で笠ヶ岳の『山バッジ』とビールを買った。
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テン場まで戻った来た。もしかしたらテントだらけになってたらどうしよう…と思ったが、オレのテントのみポッツーンだった。
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もう16時半だし、おそらく今晩はオレのテント一張りのみになりそうだ。山荘まで徒歩10分かかるのでオレ以外の ひと気は無い。 だだっ広い稜線上のテン場に一人きり。

盛り上がってまいりました!


さみしがり屋さんや怖がり屋さんなら発狂モノかもしれない。怖くないのか?と聞かれれば怖いかもしれないが、それと同じくらいワクワクしてきた。よーし!この独りっきりの状況を楽しんでやる!


景気づけに一杯。
岩に腰掛けて山荘で買ってきたビールを呑み、ジャイアントコーンのつまみを食べる。
そして湯を沸かして二つに折ってきたパスタを二人前投入した。
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剱岳のテン場で近くの人が あの時食べていた『山盛りきのこパスタ』が目に焼き付いてどうしても離れず、絶対自分も食べようと決めていた。
職場の給食の無い日に試験的に作ってみたが、きのこソースがワリと大味で2人分だと飽きてしまった。
なので今回は『たらこソース』にしてみた。ガスの節約の為に麺は茹で時間3分のヤツ。

標高が2700メートルくらいで沸点が低そうなので1分多めに茹でた。皿に上げ、すばやくソースをからめてきざみ海苔をまぶす。環境を考えて湯を捨てずにそのまま中華スープの素を入れて別の食器によそう。

背中を丸めて 頬が膨れるくらいに口に押し込む。無言でうんうんうんうんとうなずいてモグモグする。心の中で(おいしーおいしーおいしー)と繰り返していた。
高地で涼しく、みるみる冷めていく。早食い人間なのだが、それでも最後は麺が冷たくなっていた。

麺を茹でてソースと絡めるだけで、よく考えなくてもインスタントラーメンと何ら変わらない。それでも『インスタントじゃない感』がしたので自己満足とした。 また食べよっと。
満足満足。片づけて歯を磨き、誰もいないテン場はさみしいので日没と共に寝ようと早めに明日の仕度をした。
日が沈み、あたりが暗くなったのを見てから寝袋に入った。



しばらく経った。坂のずっと上の山荘から女性の『うわぁ!キレイ!』の声で目が覚めた。ここから山荘までずいぶん離れているのだが、さすが女性の声はよく通る。
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外に出て空を見上げると満天の星空。いつの間にかガスが晴れたらしい。標高が高いから地元じゃ見えない等級の星まで見える様だ。天の川の色の濃いこと。こりゃ見事だ。
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でも寒い。
再びガスも出てきたのでテントの中に逃げ込んだ。



…目が冴えた。
近くでオバサンぽい高めな声で『あおっあおっ!』と聞こえた。まあ、鳥だろうけど人っぽく聞こえたのでちょっと気味が悪い。風も無く、無音になると耳鳴りがするくらい静寂なので逆に気になってしまう。
遮るものが全く無い2700メートルくらいの稜線上で ここにはオレ一人きり。熊にでも襲われりゃなすがままなんだろうなぁ。 ここの山ってなんか『出る』ってウワサあったっけかな? そうしているうちにランタンが電池切れを起こして突然消灯。ちょっとオカルティで一瞬鳥肌が立った。びっくりしたぁ。
いろいろ考えてたら眠れなくなった。

仕方がないのでラジオを取り出し、テキトーに選局して聞いていた。
最初は流す様に聞いていたのだが、そのうちパーソナリティが超毒舌なので聞き入ってしまう。誰なんだろうとしばらく聞いていたら『有吉』だった。
めちゃくちゃおもしろくて腹を抱えて笑ってしまった。最初はヒーヒー声を殺していたのだが、最後はゲラゲラ声を上げてしまった。夜10時、真っ暗なテン場に響く不気味な笑い声。もし山荘まで声が届いていたのなら真っ暗なテン場から笑い声が聞こえる超心霊現象と勘違いされたかもしれない。


…テン場のオカルト話って たまに聞くけど、謎を解明すれば こういう事かもしれない。




いつの間にか寝ていた(まだ続くのかよ)
耳からイヤホンが外れていた。チューニングがズレたのか、サーとノイズの音がする。あんまり覚えてないけど午前2時くらいだろうか。
寒い!
寝袋の中の足先が我慢できないくらい冷たい。足先を交互に腿に当てたりさすったりしてなんとか温めようとしたのだが、いかんせん寒い。Tシャツにタイツだったのだが ダウンとヤッケズボンを着て再び寝袋に潜った。
ふと、外はどんなんだろうと寝袋から出てフライシートのファスナーに手をかけたら シートに何か硬いツブツブが付いている。

氷だコレ、凍ってんじゃんYO!

結露がみんな凍っていた。どおりで寒いわけだわ。気温が寝袋の保温能力の限界値を超えてる。もう1グレード寒冷用じゃないとキビしいな。


外はどれくらいだろうと わざわざ寒い所へ出た。
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相変わらず満天の星空。今度は冬の星座になっていた。しばらくながめていたが、きりが無いので、
『よし、流れ星を見t…』(シャッ☆)
言い切る前に星が流れた。
『ほんじゃ、もう一個流れたら寝r…』(シュッ☆)
低地じゃ見えない弱い明るさのヤツも見えるのでけっこうひっきりなしに流れる。すごい数。
『キリないや。あと一個流れたら寝よう』


(待つこと3分)


さみぃ! 流れないけどもう寝る!
こんなもんである。
 
 
 
 
 
 
 
 
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by moriyart | 2015-09-18 22:38 | 笠ヶ岳

笠ヶ岳

二年前、『西穂高独標』に行く時に乗った新穂高ロープウェイ。そのゴンドラの車窓から見えていた『笠ヶ岳』。
西穂から降りてきた時に、『よし!次はあの山だ』なんて思って調べてみれば、日帰りで登れる山では無いとの事。
その時はあきらめ、『登りたい山リスト』から削除されてしまった山なのだが、テントを購入して見事リストに復活。機会をうかがっていた。

今回の一泊の山行で『鳳凰三山』とこの山で どちらにするか悩んだのだが、緯度の低い南アルプスの鳳凰山の方なら”もしかしたら”10月でもいけるかもしれない…との勝手な思い込みで 見事今回『笠ヶ岳』が当選した。


深夜、新穂高登山者用無料駐車場に到着。混む駐車場なので空いてなかったらどうしようかと心配したが、停める事ができた。ダウンを着込み、運転席に丸くなって寝た。

午前3時50分、スマホのアラームで起き、仕度をして4時半に出発。
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8月までは4時半なら薄明かりなんだけど、9月のこの時期は真っ暗だ。夏じゃなくなっているのか。
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新穂高登山指導センターでおっきい方のトイレに行く。昔はここで登山届を出したのだが、今はネットで出来るのでトイレで出すもの出したら即出発。

暗い管理道を歩いていく。ヘッデンの灯りが頼りだ。
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とっくに日の出の時間は過ぎているのだが暗い。見上げると見事までな曇天。そりゃそうだ、数時間後には雨が降る予報なんだから。覚悟はしてるのだが、出来れば行動中は降ってほしくない。テントを幕営してからならいくらでもいい。降る前に到着できればと 足を速める。
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沢沿いを歩いていく。
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ふと見ると山肌に水路の様な穴があいていた。コレって山を貫通してるだかしん。昔の施工っぽい雰囲気にただただ『へぇ~すげぇな』とつぶやく。

笠新道に入った。新穂高から笠ヶ岳まで標高差1800メートル。とんでもない標高差だ。行動時間は7時間を超える。
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この前行った立山は室堂から標高差500メートルなので いかにメンドくさいかの比較になる。
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その笠新道から見える景色は 超曇天。8時を越えたあたりから新穂高ロープウェイの試運転が始まったらしく、山間にモーターの音が響く。
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途中、オバサン集団と擦れ違った。挨拶の中で、オバサンたちが言う。『今日はガスだねぇ、昨日の景色はすっっっっばらしかったよ』
なんだろう、それをオレに報告して悔しがらせたいのか。いや、悔しいです。いいなぁ。
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10時、『杓子平』に到着。
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すごく開けている感じがするのだが、ガスがすごくて見渡せない。天気が良ければここは絶対いい景色なんだろうなと思った。
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…と、思っていたらついに雨が降り出した。(嗚呼…ここまでか…)と思いながらも まだポツポツな降り方なので悩む。カッパを着てもいいが、カッパの中で汗をかいてしまいそう。このくらいの雨なら着ない方がかえって蒸れないかも…という事でパラパラ雨の中をそのまま進む。

登山道に目をやると茶色い細長いものが。ああ、獣のフンだろうと思ってよく見ればでっかいナメクジ。
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山にはこんなのがいるんだ と感心した。ヤマナメクジというらしい。


昼頃、稜線に出た。
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ガッスガスで視界不良です。それでも20メートルくらい先までは見えるので危険とまではならない。ただ、尾根沿いって景色がいいはずだから かなーり残念だ。
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by moriyart | 2015-09-18 22:15 | 笠ヶ岳