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どこかに行きたい

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その7(伊豆大島)

感 想

いつだったかなぁ、山から下りてきて もう山に満足して『次は島に行きたい』とボヤいたのは。
と、過去の感想だけを読み返して探してみたら西穂高岳を下りてきた時に『離島に行きたい』と書いてあった。

けっこう前から島願望はあったのか。

偶然見つけた一万円、13年ぶりに復活した稲取航路、いいタイミングでやってた観光復興キャンペーン。
一つでも欠けていたら予算オーバーで行けませんでした。そして今月21日を過ぎると稲取航路は無くなり、キャンペーンも終了。熱海からの航路で4000円オーバーの船代になってしまう。夏のハイシーズンになれば船代も5000円を越えるでしょう。
海水浴も魅力だが、いろんな価格まで高騰するんじゃいただけない。タイミングって大事だなぁとつくづく思った。

息子くんといつかここへ来て楽しめるかどうかを見に来たんだけど、どうだろう…せっかく来たのに禁断の言葉『帰りたい』を言いそうで怖い。だったら地元の海に行って車中泊でもした方が安上がりだしダメージも少ない。

もし条件が良かったら家族全員でキャンプも考えたんだけど、母と息子は小さな虫でも大嫌いだし、息子くんは和式便所苦手だし…やっぱりリゾートプール向きなのだろうか。10歳を越えたらある程度苦手を克服できるのか少し心配だ。

なんかだんだん自信が無くなってきちゃった。

それでも行ってよかったです。海もキレイだったし、島の人とても親切だったし。また行きたいなぁ。
また稲取航路復活してキャンペーンもまたやらないかなぁ。


よし!また絶対ボーイング929にいつか乗るぞ!
(目的そっちかーーーーーい!)


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伊豆大島
おしまい






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by moriyart | 2016-03-19 21:45 | 伊豆大島

その6(伊豆大島)


大島公園から非常にムダな距離を戻り、今朝寄れなかった『伊豆大島火山博物館』に来た。
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館名看板を撮っていたら、ミラーガラスに映った大荷物の不審な男に気がついた。

やはり笑えたので晒す。
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そういや、立ち寄る土産物屋なんかで『大きな荷物ですねぇ』なんて言われる事が多かったが、本当の心の声は、(そんなでけぇ荷物背負って店に入ってくんなや、塩撒くぞ!)だったかもしれない。
そして大島の港で船を降りるときに警察に監視されながら下りるんだけど、よく目を付けられなかったもんだと思い返す。
『あ、悪いねにーちゃん、その大荷物の中身見せてくれや、(ゴソゴソ)なんだこの小袋に入った白い粉は!ああ?署まで来い!』
『違うんです!それは目玉焼きにかける塩なんですぅ!』
『口答えするな!』バキューン!
『………。(大島の…風は…涙の香りがす…る…)』ガクッ

.
.
ばーかばーか、 .
っばーーか!



入館料を払った時に受付のベリーショート髪のおば…おねぇ様に館内を撮影してもいいか聞いてみればNGとの事。著作権が絡むものがあるんだそうだ。
心に焼き付けてきました。ここは中学生以上かな。ちょっと難しい。でもかなり為になりました。これでオレは火山博士だ。

…まあ、家庭内じゃ、オレは活火山ですけどね。
いっつもカッカッカッカしてるから。
最近は花粉のせいで鼻からマグマを垂らしてます(下品)


その後近所のスーパーに寄ってみた。
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もし今度来る事があれば食材を現地調達できるのかどうか、夏に来た時に氷の調達ができるのか。それを知りたくて入った。
狭い通路に大荷物のあの格好…さぞ迷惑だったに違いない。おまけに何も買わずに出て行くし。
結論として材料も少量では売ってないので少人数の材料はガンバって地元から持ってきた方がいいみたい。
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パンなんかはここで買ってもいいかな。


その後、伊豆大島の『郷土資料館』に向かった。資料館への入り口がわからなくてウロウロしていたら、レンタカー屋で一緒だった千秋似のおねーちゃんに偶然再会した。千秋ねーちゃんはどうやら郷土資料館からの帰りっぽい。向こうから先に気がついてペコリと頭を下げてくれた。
『やあ、再び逢いましたね(キリッ)』
と、ならずに突然過ぎて心の準備ができてなかったから
『うひ!資料館ってここでしたっけ?うへへ、サーセンサーセン』
みたいな なんとも気持ち悪い言葉を浴びせてしまった。


『郷土資料館』に到着。
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引き戸を開けて入ると館長らしき人が出てきた。お金を払って奥へ進む。館長が近くまで来て荷物を下す場所まで案内してくれた。
オレ以外は館内に誰もいないので、館長が一緒に歩いて館内の資料を説明してくれた。最初は恐縮だったり恐れ多くて小さくなって聞いていたのだが、やわらかくゆっくり説明してくれた。『へー!』となる事も多くて途中から色々質問もさせていただいた。最初は時間が気になって腕時計をチラチラ見ていたんだけど、せっかく来てこんなに贅沢な待遇を受けているのに出たがるなんて なんて勿体ないと思い返し、ゆっくり見て回った。

外には昔の大島の民家が復元されていた。本州の民家とはさほど違いは無いみたい。
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その後『大島空港』へ行き、飛行機の離着陸を少しだけ眺め、
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すぐ近くにある『ぶらっとハウス』で大島牛乳から作られるアイスクリームを食べた。
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最初はソフトクリームにしようかと思ったのだが、ソフトクリームの注意書きに(※大島牛乳は使用されていません)の文字にズッコケてアイスクリームに変更した。
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キミの乳からできてるのか。ものすごく近くに寄れた。柵越しなんだけどそれでもなんか怖かった。
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最後に海岸線沿いをバイクで走り、名残惜しいがモービルレンタカーにバイクを返却しに行った。店員さんがメーターを調べていたので、何キロ走ったのか聞いてみたら昨日今日で144km走ったらしい。バイク4号機さんありがとう。めちゃくちゃ運転しやすかったよ。またいつかお世話になります。



送迎の黄色いワゴン車で元町港まで来た。
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ちょっと遅い昼ごはんだけど、せめて一食だけは大島らしい食べ物を食べようと、港のターミナルの2階にある食堂で『べっこう丼』をたのんで食べた。魚の切り身を唐辛子醤油に浸けこんだもので、べっこうの色合いになるのでこの名前がついたとか。
味の濃さもちょうどよくておいしかった。

港の売店で”島に来た証”みたいなものを探した。百名山でもないので三原山の山バッジなんかは無い。何にしようかと物色していれば、あったよバッジが!ジェット船のバッジがあった。これは買うしかないでしょう!

全種類の船があったけど、チョイスしたのは行きに乗ってきた『セブンアイランド大漁号』
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こんなバッジでも見つけた時には声が出てしまい、買った後にはホクホクした気分になった。山バッジよりうれしいかも。

出港30分前から外に出てジェット船が来るのを今か今かと心待ちにしていた。
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早く帰りたいわけではない。ジェット船…いや、ボーイング929をまた近くで見たいのだ。
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10分前位から遠く沖に姿を現した。水の爆風を上げてこっちに向かってくる。
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そして速度を落とし、オレの目の前で着水した。なんか行きのと色が違う。
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『セブンアイランド虹号』だそうだ。
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港に入って接岸作業をしている。
タービンのキーンという音と排気がつくるかげろうと作業する乗務員。はぁ~カッコよすぎる。

乗船し、出港を今か今かと待っていれば、船内アナウンスが流れる。

ジェット水流を作る海水の流路の中に異物がある為にそれを取り除くのだそう。圧縮空気を送ったその衝撃で除去するのでドーンと衝撃がくるのでご了承くださいとの事。

なにそれー!チョーかっちょいい!

トラブルを自己解決できる能力もあるのか。オレみたいなメカ好きを喜ばすためにわざとやってるんじゃないだろうかと勘ぐってしまう。ニクイネーコノコノー!

流路の異物を取り除く能力を、正月のモチを食べるジイさん達に標準装備させてあげたい…と思うのはオレだけなのだろうか。

クックックッと小さく船が動いた後、ドーン!!と衝撃がくる。それを何度か繰り返して異物の除去していた。

10分ほどで除去できたらしく、今度こそ伊豆大島元町港を出港した。
手を振る港の人達を見て、なんだかわからないけど胸が熱くなった。2日間お世話になりました。


30分弱で稲取港に帰ってきた。下船した乗客はいそいそと港から出て行ったが、オレだけ一人残って、このあと熱海に向けて出て行ったジェット船が見えなくなるまで見送った。
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さて、帰りましょうか。






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by moriyart | 2016-03-19 21:00 | 伊豆大島

その5(伊豆大島)

今日の行動はメインイベント『三原山に登る』
そしてバイクをレンタカー屋にすぐ返せるようにレンタカー屋周辺、主に島の北側を見て回ろうと決めた。

テントや道具を全てパッキングしてからゴミを捨て(させていただいて)、感謝の気持ちを込めてキャンプ場内をぐるり一周歩いた。朝のキャンプ場は昨晩の食べカスが落ちているのを知っているらしく気味が悪いくらいの数のカラスがいる。かまど周りに落ちている食べカスを奪い合っている。アニソン若者の かまどもカラスに荒らされていろんなものが散乱していた。

キャンプ場を出て北上。
看板に『伊豆大島最大の砂浜』と書いてあったので急きょ行ってみた。バイクを停め、海岸に下りると砂が黒い。
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まあ確かに火山岩が砕けて砂状になったものなので黒いんだろう。地元じゃあまり無い色の砂浜なので新鮮だった。

その後向かうは『伊豆大島火山博物館』。
その博物館へは8時過ぎに着いたんだけど、開館は9時からなのだそう。なるほど、みんなゆっくりしていたのはこういう事なんだ。勇んで早朝から行動しても、観光地の開館時間はそんなに早くないんだ。それなら行先を変えよう。時間の関係ない場所と言えば、やっぱり三原山でしょう。

博物館横から三原山に向かう道路を走っていれば『この先通行止め』とのことでかなり大きく迂回しなければならない。かといって時間前なので他に行くところも無いのでかなり離れたところにあるもう一つの山頂へ向かう道路を目指した。

すれ違うロードチャリ乗りの人や歩道を歩いている人が、オレをけっこう凝視するのでオレってどんなふうに見えるんだろうと人気のない道路わきに入り、写して見る。
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・・・・。

ザックから手と足が生えてるみたいじゃん。撮ったらすぐ消そうと思ったが、笑えたので晒します。


かなり遠回りをして『御神火茶屋』に到着。
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要は山頂に一番近い駐車場だ。ロードチャリとチャリ乗りがいーっぱいいる。ザックをワイヤーロックで原チャリとつなぎ、身軽な格好で三原山山頂を目指す。
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看板の所要時間を信じれば、行ってお鉢巡りをして帰ってきて90分だそうだ。そうと決まればレッツゴー!
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…したはいいが、三原山山頂は完全に雲の中。そして山頂までは舗装された道。歩きやすいが、コンクリの道なので感触が固すぎる。
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途中、火山弾から身を守る防空壕の様な場所があちこちにあった。
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こういうのを見ると場合によっては危ない場所なんだと再認識する。

そんなこと言っても全然見えません…。
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山頂に到着。これよりお鉢巡りをします。
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雲の中なのでガッスガス。
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『山頂展望台』と書いてあったが、雷などから避難する為の展望台という名の避難小屋だと思います。きっとね。
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途中、地面すれすれを雲が渦巻いているかと思えばどうやら雲では無く、地面から出ている蒸気らしい。
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出ているところの地面を触るとあったかい。しーずーまーれーしーずーまーれー。

ガスガスなのでこの道のどっち側が火口なのか一瞬わからなくなる。
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そのうち道沿いに雪が現れ始めた。徐々に厚くなっていき、
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けっこうな量になった。
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ここもやはり火山観測装置があちこちにあった。そうだよなぁ火口だもんなあ。
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ガスガスでわからないけど とりあえず記念撮影。
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ただ、ここは昔、二人の女性が火口に身を投げた事によって後の名所になってしまった過去がある。その数130名ぐらいとの事。
ちょ…ちょっと多すぎませんか? オカルティをあまり信じないけど、さすがに火口に向けて写真撮るのちょっとだけ躊躇するなぁ。
身を投げる為だけに海を渡って山登って来れるなら、美味いもん食べていい景色見て気分転換をすれ……いや、まあそういう気分じゃ無かったんだろうなぁ。ご冥福をお祈り致します。


ガスガスの山頂の雰囲気を楽しんだあと駆け足で一気に下る。すれ違う観光客が(なんでコイツ走ってんだ?)みたいな目をする。

途中、行きで気になったけどスルーした地面の上のにょろにょろが気になって足を止めて観察した。
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気持ち悪いけど、顔を近づけてみればゼリー状のニュルニュルの中に黒いツブツブがある。たまごかな?
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『たまごかな♪ケーキかな♪こっここっこぉ♪ぴよこっこぉ♪』
うんこ座りで歌いながら写真を撮っていたら、『ぴよこっこ♪』のあたりでさっき追い抜いた女性二人に追い抜かれた。
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はずかしすぎて消えたい…


ふわっとほっぺにゆめいっぱいだったよ…。

御神火茶屋まで戻ってきて三原山を見返すもやっぱり雲の中だった。
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駐車場まで来るとさらにチャリ達が増えていた。スーパー戦隊ピチピチマンがいっぱいだ。
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その後バイクに乗り山頂駐車場を下ったところにある『大島温泉ホテル』へ向かう。
そこの露天風呂が三原山を見上げながら入れるらしく『伊豆大島にきたらここへ寄れ』的な場所だったので楽しみにしていた…が、ホテルの入り口の看板には、露天風呂は13時かららしい。今はまだ午前だ。
マジッすか…伊豆大島を上手にまんべんなく周るには距離と時間と営業時間を上手に組み立てないといけないな。こりゃけっこう難しい。大島ナメてたわ。
  



しょうがない、次いこ次!
向かった先は大島公園。昨日時間切れで切り上げた動物園に行こう。

『大島公園動物園』に到着。
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しっかりした動物園なのに入園料が無料!さっすが大島太っ腹。無料だからショボイのかと思えばなんのなんの、けっこう広かった。
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この鳥のヒゲみたいのがムカツク。
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ゾウガメがバカでかくて驚いた。
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(わーすげぇ、おー鳴いた、おーカッコイイ!)
ふと楽しんでしまっている自分に気がついた。こういうところって子供連れてくるんだよなぁ。
なんかちょっとだけ申し訳ない気持ちになった。
いや、でもこれはいつか息子くんと来るための下調べだ。今回連れてきたとしても二人分のお金は無いし、きっと『ねえ、いつ帰る?あと何時間で帰る?』とか聞いてくるに違いない。あぶねぇあぶねぇ、危うく家族が恋しくなるところだったわ。

よし、次行くぞ次!



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by moriyart | 2016-03-19 17:47 | 伊豆大島

その4(伊豆大島)

夕方5時前にトウシキキャンプ場に帰ってきた。
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食器類を洗わずに持ってきたので炊事場で洗う事からスタート。
持ってきた生米一合を研いでコッヘルに入れた。
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今日の夕飯はカレーライス。ごはんはアルファ米でもぱぱっとライスでも無くちゃんと炊飯します。
カレーはレトルトでは無くカレールーで作ります。
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ストーブもガスとアルコール2台体制で挑戦。
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アルコールストーブはずいぶん前に買った。雑誌のウルトラライト特集に出ていて、オススメを鵜呑みにして買ってしまったクチだ。テン泊の荷物を軽くするためだったんだけど、火力が弱い事と風に弱い事。そして燃焼中にうっかり倒してしまうと火の海になってしまう事から道具箱の肥やしになっていた。ここへきてやっと陽の目を見る事ができた。

さっそくカレーの野菜を炒める。
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風がそよそよ吹いているのでアルコールの炎が乱れるらしくて思ったよりジュージューならない。風防もあるんだけど風が回り込むらしい。
まあ焦らずやりましょうかね。

水を注いで煮込んでいる間、周りを見回すと お昼にバーベキューやっていた若者がまだ かまどを囲んで盛り上がっていた。
すげぇなお昼からずっとやってたのか。お昼から飲んでいるから見事に酔っぱらっている。アニソンを大合唱している。

ぐでんぐでんに酔っぱらった二人が敷地の隅で立ちションしながら互いの息子を何かしあっている。
それを見ていた仲間が『酔っても ああわなりたかねぇな…』と呆れているのをみて笑ってしまった。若くてええなぁ。

そのうち隣のテントの人達もどこからか帰ってきて夕飯の支度をしている。ここのキャンプ場にいるのは6人くらいのアニソン若者、4人の男女パーティ、ソロの女性とオレ。12人くらいだ。


風のせいで火力がなかなか安定せず、時間ばかりかかるので持ってきたウイスキーが進む進む。
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これ以上飲むと動けなくなるかもと思うところまで来た。

ああ!日が沈んじゃう!
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カレーはできたんだけど、まだごはんが炊けてない。風が穏やかになるのを心から祈った。
ごはんのコッヘルから蒸気が出なくなって火力を落としてから数分、もう限界だ。ええい食べてしまえ!

盛り付けが済んで『いただきます』の頃には夜になっていた。
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春の夕暮れを優雅にカレーでも…なんて雰囲気はどこへやら、バカみたいにガツガツかき込む。丼ものでも食っているかの様。
米一合出来上がりのごはんは350グラム。これはちょうどいい。しかし欲をかいて作ったカレーは3人前。ちょっとばかし多い。最後の方は苦行の様に顔を歪めながら食べた。
米を炊くのは小さい頃のキャンプの飯盒炊飯以来だが、芯もなく柔らかすぎず大成功でした。でももうめんどくさいからパパっとライスにします。これからはね。
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作った時間の何十分の一の超高速で食べ終わった。その頃 辺りは真っ暗だった。満腹の上 やや泥酔でふらふらしながら食器と鍋類を洗った。

アニソン若者の酔っぱらい具合は最高潮に達し、暗闇でもかまどの周りで大合唱している。(ああ…キャンプ場だなぁ…)しみじみ思った。一言もしゃべらないソロのお姉さんはどう思っているんだろうか。
なんてくだらない事をずっと思っていた。

歯を磨いた。炊事場やトイレは照明があって明るくてありがたい。山のテン場と大違いだ。まあそもそもキャンプ場とテン場と比べてもしょうがないのだが…。

テントの中でしばらく起きていたんだけど、いつしかアニソン若者集団が静かになったので いつの間にか寝ていた。






夜10頃、炊事場がにぎやかだ。

誰かが片づけでもしてるんだろうと思ったが、声の人数と年齢がオレの知っているこのキャンプ場のメンバーと合わない。
おしっこにも行きたいので外に出て炊事場を見れば、50代くらいのおっちゃん5~6人が合羽を着て釣り道具やクーラーボックスを洗っている。夜釣りでもやってきたのだろう。トイレ後すぐにテントに入ったから細かい事はわからないが、釣ってきた魚をさばいて魚料理を作っているらしい。そのうち宴会が始まった。まあいいか、と最初はウトウトしていたんだけど、酔いが回ってきた様で大声で騒ぎ始めた。時計を見たら午後11時。山のテン場ならぶっ殺されているだろう(山と一緒にしちゃダメだって)。
トイレットペーパーを丸めて耳栓を作って寝てたんだけど、ふと他の人達もガマンしてるのかなと、いらん心配をし始めた。
ソロのおねぇさんなんかめちゃくちゃイライラしてそうだなぁ…なんてそれこそ大きなお世話だ。

あのおっちゃん達は旅行客なのか…地元の漁師なのか…地元の漁師にインネンでもつければ、
『オウオウ、このニイちゃん 島のルールがわかっちゃいねぇ様だな、俺達が教えちゃる!す巻きにして海へ放り込め!』
とかなったらヤダなぁ。やっぱり放っておこう。



…とは思ったものの、もうすぐ深夜0時だ。
自分達の声量に慣れてしまって大声で騒いでいる。地元の漁師でもさすがにコリャねぇわ。0時を越えたらさすがに言いに行こうか。もちろん やんわりね。やんわりやんわり。

0時になるちょっと前から『それ、片づけんべ』みたいな事を言いだした。0時でやめるつもりだったらしい。
そして0時を少し過ぎたらパタリと音も声もしなくなった。無駄な心配をしなくて済んだのでオレも秒速で寝てしまったようだ。



そのおっちゃん集団は翌朝、誰よりも早く起きて5時前にはいなくなっていた。



昨日の夜、ほんのちょっとだけ雨が降ったようだ。テントのフライシートに小さな水滴がついている。天気は昨日よりも曇りがち。三原山は完全に雲の中っぽい。とりあえず朝めしを食べよう。
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ベーコンエッグを焼いたんだけど昨日より風が強くて炎が踊ってなかなかフライパンが熱せられない。
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キレイな目玉焼きをつくりたかったんだけど、時間短縮の為に、ひっくり返して焼いた。ゆえにぶしょったい目玉焼き。
あと食パンをロースターでトーストにしたいんだけど、これまた風でうまく焼けずに軽く炙っただけで食べた。
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周りのテントの人達がようやく起きて朝飯の準備をし始めた。隣のテントのおっちゃんが話しかけてきたのでいろいろと話した。東京のかたで昨日三原山に登ったらしい。雪がけっこう積もっているという情報をもらった。
その後、いそいそとテントを片づけ、出発の準備をする。本当はテントを置き去りにして出かけようかと思ったのだが、ここまで戻ってくるのに距離も時間もだいぶかかる為なのと、今日は食材も無くなって荷物も軽くなっているハズだから背負ったまま行動しようと決めた。
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(このときオレ以外の人達が、なぜゆっくりしているのかは後に身を持って知る事になった)







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by moriyart | 2016-03-19 15:48 | 伊豆大島

その3(伊豆大島)

島の外周道路を調子よく走っていると、パッと目に入ってきた看板。
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一度素通りしたが急転回して戻ってきた。やっぱバイクはいいね。
バイクで入って行くも道路上に『進入禁止』の文字が。
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あれ?と思って引き返したが、車がどんどん入ってきて奥へ行くので着いて行った。どうやらあの進入禁止は意味が無かった模様。
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駐車場へバイクを停めて散策道を歩いて裏砂漠を目指した。
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伊豆大島は観光地なのでこういう場所でもみんな街服だ。一見場違いな格好に見えるのだが、他所行きの服を着ている人の方が圧倒的に多いので山っぽい恰好しているオレの方が少数派だ。オレ軽登山靴を履いてるしね。
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ここは伊豆大島の『裏砂漠』といって日本で唯一の砂漠だそうだ。なんとなく鳥取砂丘をイメージしてしまうのだが、あっちは地形だけの『砂丘』。こっちは気候まで含んだ土地の名称なんだそうだ。
『日本で唯一の砂漠は東京都にあった』なんてロマンだなぁ。いや、ロマンとは言わんか…。
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視界が開けると広大な砂漠。テーマパークでも作って土地の有効利用でもしたいが、草木が生えていないという事は、”噴火した場合は確実にここは埋まる”という意味なんだろう。自然ってすごいなぁ。
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第二展望台に到着。目の前に見えるは大島のシンボル『三原山』。明日登ります。
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ってか、あの白いの雪じゃん。えーなんで?ここ島だし、三原山の標高は700メートルくらいだし。雪なんて積もらないと思った。ってか雪があって登れるんだろうか。
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ここ周辺いたる所に観測機器があって火山活動を観測しているのだろう。この棒の様なものに鏡がついているので対岸から光を送って距離でも測ってるのか。わずかな変化で山体膨張を見つけたりするんだろうなぁ。
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さあ、午後もだいぶ過ぎてきた。まだ半周も周ってない。寄るつもりもなかった砂漠で使った時間を取り戻すために急ごうか。
展望台から駐車場までダッシュで駆け下りた。火山の砂礫の中を砂煙をあげて走るのでその見た目は富士山の大砂走りの様。


バイクに乗ってきた次の目的地島の北部、『大島公園』だ。
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この頃は午後3時くらいになってあまり時間がとれそうもない。それでもせっかく来たので『椿資料館』に寄った。
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いろんな種類の椿が展示してある。しかも生花だ。椿なんて2~3種類しかないだろうと思っていれば、いやいやなんのなんのこんなにもあるらしい。
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キレイなんだけど、なんだろう…椿のさらし首の様にも見える。

資料館を出て隣の動物園に行こうかと思ったが、ここでタイムアップ。明るいうちに風呂に入ってキャンプ場へ戻らないといけないので動物園には寄らず、大島公園を切り上げた。


バイクを飛ばし、やってきたのは元町の『浜の湯』。
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水着着用の露天風呂だ。水着着用の風呂なんて家族と行った箱根の『湯ネッサン』以来である。
雑誌やネットで風呂の写真が載ってるし、全裸では無いので撮れたら写真を撮りたいと思い、受付のおばあs…ゲフンゲフン、おばさまにカメラを持って入っていいのか聞いてみた。

”ダメじゃないけど嫌がる人もいるかもしれないから人に向けて撮ってはダメ”みたいな答えが返ってきた。結局いいのか悪いのかスッキリしない。そのうちもう一人、従業員のおばあさ…ゲフンゲフン、お姉さまが入ってきた。
『この人がさ!風呂の中の写真撮りたいんだってさ!いいだかええ!』大声で二人で議論になった。

『え、あ、ちょっ…そこまではいいので、わかりました。状況みて決めます、サーセンサーセン』

ヘンタイじゃねぇかよ、これじゃオレは。
お金を払って逃げる様に更衣室に入った。まあ、聞かずに持って入るよりはいいのか。もしかしたら撮るかもしれないから脱いだ服の一番上にちょこんとカメラを乗せておいた。


水着って厚くて意外に乾きが悪い。キャンプ場の木にぶら下げて干しておいても明朝まで乾かないかもしれない。それなら薄手の化繊のトレパンみたいので代用すれば乾きがいいかもしれない。そう思って持ってきた薄手のトレパン。露天に入る前にシャワーで体を洗ってお湯で体を流して見たら、薄手のトレパンは水に濡れると体に張り付くようになった。おいマジかよ、これじゃ
ペタァモコォだわ…

かえってブーメラン海パンより卑猥でいやらしくなってしまった。

しぶしぶ持ってきた厚手の海パンに履きなおした。けっきょく濡れ物が倍になっただけだ。もうね、アホかと。お湯の滴るトレパンを絞りながら苦笑い。


タオルを持って更衣室の出口の引き戸をガラリと開けるとすぐ目の前は露天風呂。露天に入っていた人達が一斉にこっちを見た。
10人くらいの若い男女。大学生らしき集団だ。男女半々くらい。
一斉に突き刺さる視線の圧力に圧倒されて5ミリくらい後ずさりした。

露天風呂はけっこう広い。熱めの湯温で寒い3月でも気持ちがいい。
隅っこの方でおとなしく浸かっていた。そのうち女の子が『みんなで写真撮ろうよ、カメラ取ってくる』と言った。

おっ いい流れだ。これならオレも持ってきてもダメとは言われないだろう。ただ、女の子達に警戒されるかも。やっぱヤメヤメ。

女の子が戻ってきて、『そっちにみんな並んで並んで』と集合をかけた。オレが浸かっているほうの露天だ。
『はい、みんな横に広がって~』の言葉に人の塊が横へ伸びて行く。そのうちオレのすぐ横にまで来るようになった。
これじゃオレもこのサークルの仲間みたいじゃん。

サッと避ければ”気を遣わせた”と思われてしまうので水中で両手の二本指で足を作ってチョコチョコ歩いて平行移動していく。

撮影者が何人かで入れ替わってるんだけど、誰かが言った『全員で撮れないねぇ…』のセリフで(やれやれ、オレの出番か…)と撮影者を買って出た。

露天風呂の真上で非防水のデジカメを手渡され、ビックリしたのと変な緊張で最初 手が震えたのを覚えている。

撮り終えて、カメラを返し、全員から気持ちのいいお礼の言葉をもらったら、もうこっちのモノだ!

更衣室まで行き、カメラを持って露天に戻った。
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そして人のいない方へ向けて撮っていると、若者のリーダーが『撮りますよ』と言ってくれた。ありがたいと思いながらも
『おっさんが一人でハダカで写ってもアホみたいだからいいよ、ありがとう』
と断った。とは言ったものの、結局別のタイミングで撮ってもらった。アホでした。
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とても見せられないので全身モザイク。

若者集団が露天風呂から出て行く時に全員からお礼を言われて若干テレる。『近頃の若ぇ衆はいい子だなぁ』と思ってしまった。(やっすい男だなオレ)

『4時になったら出る』という若者の決めごとにナゼかオレも付き合ってしまってだいぶ予定より遅くなってしまった。
バイクを飛ばしがら(なんてオレは計画性が無いんだろう)と嘆いていた。
明日への活力が欲しいので走りながら看板を探した。
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見つけてフルブレーキ。店の中に入って店番のお爺さんにビールをお願いした。奮発して500ml。
『お代は1319円の1000円割引で319円です』

一瞬、頭の上にがポンと出たのだが、ハッと気がついた。これは商人(あきんど)ジョークだ!
『すごい!1000円引きだなんてオトクですね、ありがとうございます』
おじいさんは もんのすごいニコニコ顔になっている。 あぶねースルーするとこだったよ。


店を出た頃にはだいぶ陽が落ちてきて影が長い。ああ!お日さん待ってくれー!
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by moriyart | 2016-03-19 13:57 | 伊豆大島

その2(伊豆大島)

『黄色いワゴンが迎えに行きますので』
と聞いてから指定されたみやげ物屋の前で車止めに腰掛けて待つ。
60リットルのザックを背負って手には保冷バッグ。異様な風貌なのだが、あんまりジロジロ見られない。島ゆえに周りの人達はこんな姿見なれているんだろう…きっとね。

ちょっと離れたところの車止めに同じ様に座っているおねぇちゃんがいた。ちょっと千秋に似てる。誰かを待っているんだろうぐらいにしか思わなかった。

タウンページみたいな色使いのワンボックスが到着。後部座席に乗り込んだら、さっきのおねえちゃんも乗ってきた。ああ、同じお客さんだったのね。

しばらく車に揺られてモービルレンタカーに到着した。おねえちゃんと並んで書類に必要事項を記入して代金を払い、軽く説明を受けてバイクとヘルメットを借りる事ができた。
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ヘルメットを被り、手袋をしているときにおねえちゃんに、
『今日はどこかの宿に泊まるのですか?』
と聞けば、
『はい。そちらはキャンプ場でテントで泊まるのですか?』
と返された。

たしかにこの格好なら10人中9人くらいはテント泊って思うだろうなぁ。
バイクにまたがり、
『では、また島のどこかでお会いしましょう(キリッ)』
野原ひろし(クレヨンしんちゃんの親父)の様にキメ顔でそう言った後エンジンをかけて颯爽とその場を去った。

キマった…。惚れちゃぁいけねぇぜ。

キモイキモイキモイキモイキモイ!


…サーセン





久しぶりの原チャリだ。10年くらい前は通勤で毎日乗っていたんだけど、壊れてからは御無沙汰でした。
向かうは『トウシキキャンプ場』。まずこの大荷物を下してから身軽で行動したい。テントを張って、荷物をそこへ全部入れてしまおう。左手に今日明日中に寄る予定の『大島火山博物館』を横目に素通りしていく。通行する車も少なく信号はほぼ無いので軽快にとばす。速度警告ランプを見て おっとっととスピードを緩める。

大島の外周の道路にはかなりの数の自転車が走っている。ロードタイプのやつ。自転車の世界じゃ大島って有名なんだろう。戦隊ヒーローみたいなハデハデぴちぴちウェアがカラフルで島感をアップさせてくれている。

途中、有名な『地層切断面』を通過。いや、通過するのはもったいないので急転回。路側帯にバイクを止めて写真を撮った。こういうフットワークの良さもバイクの醍醐味だよね。
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およそ100年から150年に一回ある大噴火によって何層にも積み重なり、バームクーヘンの様になったとか。大噴火はここ数100年起こってないらしい。そう聞くとそろそろなのかと心配になる。
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自転車のにーちゃんも思わずチャリを停めてスマホで撮っていた。
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とにかく時間が欲しいのですぐにバイクに乗ってキャンプ場を目指した。
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お昼頃、『トウシキキャンプ場』に到着。
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すでに何張かテントが張ってあった。

敷地がメチャクチャ広くてどこでも張れるのだが、海沿いという事で風の影響を受け無さそうな松林の近くに張った。隣にテーブルとイスがあるので便利そうだ。
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テントを張った後、キャンプ場内を歩き回った。ホントに広い。綺麗に並べてテントを張れば、何千というテントを張る事ができそうだ。
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炊事場、トイレ、シャワー、かまど、大型の東屋など こんなに揃っていて無料!
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ゴミ捨て場もあってゴミも缶も捨て放題。なのに無料!
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超太っ腹だぜ伊豆大島。シャワーは冷水しか出ないので夏限定でいいならシャワーを風呂代わりにすれば ずーっと滞在できる。無料で。すごすぎるぜトウシキキャンプ場。
事前予約は必要ですがね。
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奥の大型のテントの持ち主と思われる集団が食材を買って帰ってきた。20代前半の若い男の集団だ。早速近くのかまどに火を起こしている。バーベキューを始めるらしい。
すでにビールを開けている。あー楽しそう。
アニメソングを合唱している。まあ、楽しそうっちゃ楽しそうか。
1990年くらいのTMネットワークとかの曲も歌っていて、(この子ら生まれて無いじゃん)と心で軽くツッコミを入れていた。

ウェストバッグに貴重品を入れ、バイクにまたがったまま地図を広げ、どこに行けば効率的なのか考える(え?今?そういうのって事前にやるもんじゃないのかよ)
よし、すぐ近くの有名な景勝地『波浮港』へ行こう。それにしてもハラ減った。

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近くなのですぐ着いた。同じ様にこの港に観光目的で来たレンタカーの車があまりの道の狭さに躊躇してバックしている。
そこはバイクですよ奥さん。狭くてもガンガン突っ込むよオレは。
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港にバイクを停め、路地の雰囲気のいい家並みを見て歩いた。そしてそういうつもりでも無かったのだが、ここで有名なお店『鵜飼商店』を偶然見つけ、揚げたてコロッケ食べることにした。
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値段はとてもリーズナブル。揚げたてコロッケは60円。他の物も非常に安い。たくさん買ったんだけど300円でおつりが来た。
昔ながらの雰囲気のお店で店の中とおかあさんがコロッケを揚げているところを写真に撮りたくて、撮っていいかずっと言いたくて喉まで出かかってたんだけど、最後まで言えませんでした。
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コロッケが入った袋を受け取って海岸まで歩いていく。そこで海を見ながら背中を丸めて袋から半分出した状態のコロッケをむさぼり食っていた。腹減ってたから超ウマイ。
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波打ち際の近くまでくると海の匂いがすごいする。海の匂いというか、磯の匂い。伊豆なんかいって海岸に下りるとよくこの匂いがするので、この匂いを嗅ぐと伊豆を思い出す。
紙の袋なので食べ終わる頃には油が表まで染みだし、手がベットベトになった。しまった、このままだと手袋もできないしバイクもロクに運転できない。
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港を見回すと遠くに公衆便所があったのでそこで手を洗おう。だが遠すぎるのでバイクに乗り、両手の薬指と小指だけでグリップとブレーキを握って走った。
運良く手洗い場に液体せっけんがあったのでありがたく使わせてもらいました。
合宿かなんかで来ていた海系の学生が次々と便所に入ってきて全員が次々とオレに挨拶するので、対応に追われた。
『こんちは、あ、こんちは、はい、どーも、こんちゃー、おつかれー、こんちはー、ありがとう』
勢いでありがとうと言ってしまった変なオジサンはオレです。


キレイになった手でバイクに乗り、波浮港を見下ろせられる高台に移動し、さっきの港を眺めた。
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さすが景勝地、観光バスが停まり、みやげ物屋があってお客さんがたくさんいた。


島の外周道路を反時計回りにさらに進むと景勝地『筆島』に到着。
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海岸線の高台から見下ろした。自転車乗りの若いおねえちゃん3人組が もんのすごく楽しそうに写真を撮っていたのが印象的だった。ほほえましく見てたんだけど、どうやらオレが停めたバイクが写真撮るのに邪魔っぽい雰囲気があるのに気がついて 逃げる様にその場を去った。


この先、島の東側半周程は観光地は少なめなんだけど、『島を一周する』という意義を見つけ、外周道路を北上した。







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by moriyart | 2016-03-19 11:29 | 伊豆大島

伊豆大島

免許を取って、近所をドライブしていくうちに 行ってみたいところがどんどん遠くなっていった。日本海だったり瀬戸内海だったり。
そのうち島に渡って島の中をドライブしてみたいと思った事もあった。目指した島は『佐渡島』。しかし調べていくうちにフェリー代が非常に高額なのを知って諦めたのを思い出した。車+人の往復の代金はとても気軽な額ではなかった。

最近、なにかの折に伊豆大島がちゃんとした観光地であるのを知った。そしてなんとなーく調べて行けば無料のキャンプ場があるとの事。そしてレンタカーもあるのだが、レンタサイクルもレンタバイクもあるらしい。お!もしかしたら手が届くかもしれない。
レンタル自転車に的を絞ってみたのだが、島一周43kmあるとか…。ちょっとキビシイかな。それならレンタバイクだ。お、コレくらいならいける。あとは船代。


昔調べた時には『熱海‐伊豆大島』間は4~5000円だった気がする。そしてネットでしらべてみれば2780円。おや?バカに安いぞ。なぜなのか調べてみれば3月21までは観光復興支援のキャンペーンをやっていて1500円引きなのだとか。
うおー!超ラッキー!気付いたのが早くてよかった。よし、決定だ。それなら熱海の駐車場を調べよう。市営駐車場は…えーと…30分100円?



ガーン…市営駐車場なのに高い…。時間上限金額はあるものの一日停めると2400円。24時間では帰ってこれないからおそらく3200円以上の駐車料金になるだろう。
まさかの高額ポイントがココだったとは…。予算オーバーか、諦めるかな。

隣の駅の駐車場に停めて一駅電車に乗るとかいろいろ考えたが、やっぱり安くない。

諦めかけたその時、大島に向かう船が熱海からだけでは無いのに気がついた。
『稲取』からも出ている。地図の航路図には無いのだが、どうやら13年ぶりに今期に復活した路線だという。船代は1600円!やっす!駐車場は…なんと無料!
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うおおおおおお!
ありがとう稲取ぃぃぃいいい!

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伊豆半島の下の方でちょっと遠くなったが、そこまでかかる時間とガソリンを差し引いてもオトク過ぎる。

最安の船代とレンタルバイクと無料キャンプ場で1万円でおつりがくる。1万5000円はいくと思ってたからうれしい限りだ。ありがとう稲取!帰りに土産を買って帰るよ。



と、長い前置きはこのくらいにして


9時、稲取港に到着。
あんまり良くないと言われていた天気も思ったより良さそうだ。
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船が到着する30分くらい前から続々と人が集まってくる。
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オレが乗るジェット船という船がどんな船なのか気になって防波堤の一番高い所によじ登って10分前から沖を眺めていた。
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船到着5分前位から遠くに船らしきものが見えた。近づくにつれ、その船が異様な雰囲気を出しているのに気がつく。水の爆風を後ろに巻き上げ、ほとんど揺れずに一直線に向かってきている。アラレちゃんが水上を走っているかの様。
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ジェット船が入港。かっちょいい!
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小さくもないが大きくもない。

ジェット船は海水をジェット噴射して進み、海中にある翼によって船体が浮き上がる。一定以上の速度で船底が完全に浮き上がり、およそ時速80kmで航行することができるらしい。”海を飛ぶ”とのうたい文句だ。
船の前後にある水中翼をコンピュータで制御することによって海が多少荒れていても挙動を崩すことなく安定して航行できるのだという。そのテクノロジーは航空機と同じもので、このジェット船の本当の名前は『ボーイング929』という。

ってか、飛行機じゃんその名前。ボーイング社が開発したんかい。そりゃちょーカッコイイじゃん。時速80キロって あーた、船の速度じゃないよ。

ジェット船が就航するまでは普通の客船のみだった。東京から夜立ちで8時間かかるという。ジェット船だと1時間40分で着いてしまうのでいかに速いかがわかる。稲取から大島まではおよそ25分だ。


ジェット船の機関音は飛行機のジェット機の様にキーンと音がする。タービンの音なんだろう。
つい最近、このジェット船とクジラが海上で衝突する事故があった。時速80kmでぶつかれば当然クジラは死に、ジェット船はぶっこわれた。
この事故は『よし!大島に行くぞ!』と決めた直後に起こってニュースで見たので いろんな意味でショックだった。船会社も他の航路の便数を減らしたりして対応していた。
そして出発1週間前、またしてもジェット船の故障で稲取発の便数が減っていた。
これはもう『行くな』という暗示なのかと大きなショックを受けた時もあった。


ワクワクしながら入船。
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なんか横幅のある新幹線みたい。船内にもキーンとタービンの音が響いていてなんか本当に航空機なんじゃないかと錯覚さえ起こす。

定刻に出港。港の作業員が手を振ってくれている。しばらく本州ともお別れだ。静岡県のすぐ横なんだけど、東京都の島へ行ってきます。
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港を出るまでは波にぐわんぐわん揺れて乗り物に強いオレでも船酔いになりそうだった。港を出てからジェット音の高鳴りと共に加速していきいつの間にか船底が海面から離れ、テイクオフを完了していた。
コンピュータ制御の水中翼で揺れないとは聞いていたが、さすがに多少は揺れる。ただ、この揺れは船っぽく無くて高速道路で横風を受けたみたいな感じの揺れ方だ。これなら船酔いにならなそう。

前の席の背もたれに何か入ってると思えば、ゲロ袋だった…。
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大島が見えてきた。
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さすが3月。常にハッキリしない天気だ。天気予報は毎日変わり、1日ごとに週間天気予報は晴れになったり雨になったり全く見当もつかない。ほぼ賭けである。まだ海が荒れてないだけ救いだ。天気に期待が持てる。

10時40分、大島に到着。
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初めて乗ったせいもあってジェット船は楽しかった。すごいカラーリングだけど、コンセプトは『大漁』らしい。
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人の流れに乗って港を歩いていく。港を出た観光センターの前でレンタカー会社に電話をかけて迎えに来てもらった。
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by moriyart | 2016-03-19 09:09 | 伊豆大島