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どこかに行きたい

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その3(常念岳・蝶ヶ岳)

感 想

やはり北アルプスは別格だった。
甲乙つけたりするつもりもないし、他の山も勿論おもしろいと思うが、久々に登った&眺めた北アルプスの感動は震えるほど凄かった。 自分、岩稜ちっくな山がが好きなのでコレはしゃーない。

一般コースタイムの70%の時間で登る
大丈夫か少し心配したけど、テン泊装備じゃないし、穂高界隈はちょっと甘めのコースタイム設定だという事で決行しました。余裕があったのかと聞かれれば そうでも無いけど、無茶をしたのかと聞かれても無茶でもなかった。こういう個人差ってものさしで計るのは難しいんだろう。体調でも変わるしね。これからはもう少し慎重にします。


常念岳に登って見た景色に、なにか不思議な感覚にとらわれた。よーく考えた結果、去年『笠ヶ岳』から眺めた穂高連峰のミラーになっていることに気が付いた。常念岳と笠ヶ岳は穂高連峰を挟んで反対にある関係になっているのか。
去年の笠ヶ岳からの展望を合わせてみた。
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見事です。
前穂がこっち側になるかあっち側になるかの違いだけでキレイにミラーになっている。
でも似たような景色が見れるんだけど、気軽に登れる蝶ヶ岳の方が人気が高いんだろう。笠ヶ岳は日帰り無理だしね。

鳳凰三山以降、森林限界を超えない山を登っていて(三原山を除く)北アルプスの雪解けを今か今かと待っていた甲斐がありました。梅雨の時期にあり得ない程の晴天だったしね。
この日に行こうと思ってから、曇りベースの予報から降水確率が30%から日に日に20、10と下がっていき、明日は0%となった時には踊り狂って喜んだ。 山行の幸運のために、日常の不運を全て受け入れた報いだと勝手に自分に言い聞かせて、また明日から喜んで日常のアンラッキーを受け入れると宣言しました。
赤信号でもトラブルでもドーンと来やがれぃ!



この夏、北アルプスはいくつ登れるかな。あの山もこの山もと指折り数えてみるも日程的にも予算的にも厳選しにゃんといかんなぁ。財布に雪解けが来ないもんでね。

とりあえず、梅雨が早く明けないかなー!それまでに仕事がんばろー!


…仕事思い出したら一気に重い気分になったわ…。
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常念岳・蝶ヶ岳
おしまい





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by moriyart | 2016-06-25 18:23 | 常念岳・蝶ヶ岳

その2(常念岳・蝶ヶ岳)

人の気配がすると思ったら、
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8時20分、常念岳山頂に登頂。
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目の前に前穂高から槍ヶ岳までの大パノラマ。その向こう側に乗鞍岳や御嶽山、反対は鷲羽岳や水晶岳。凄い、スゴすぎる。
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穂高や槍って聞くと つい登ってみたくなるのだが、違う山から眺めてみるのもいいもんだ。真っ白の冬山でもなく、真っ黒の夏山でも無いこの時期の穂高もイイ!夏の羽に生え変わる雷鳥の模様みたい。
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最近ずっと天気が悪くて明日からも悪くなる。ナゼか今日だけ晴れの日に登れて超ラッキーだった。こりゃ日常のアンラッキーの全額払い戻しだろう。明日からまたアンラッキーを貯めないとなぁ。
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それでは、尾根をずっと歩いて蝶ヶ岳へ向かいましょう。
尾根沿いを歩くので常に右側の景色は穂高のパノラマ。感動して漏らしちゃった。
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蝶ヶ岳へはいくつかピークを登ったり下ったり。森林限界から戻り、林の中を歩く。とたんに蠅なのか虻なのかわからないが猛烈な虫の応酬。顔の前に蠅の蚊柱みたいな 言わば蠅柱ができる。もんのすごくウザったい。けっこうな人数で頭からすっぽりかぶる防虫ネットを装着していた。オレもテン泊装備の中にあるけど、日帰りでも携行するようにしよう。
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蒸し暑い。真夏の様な暑さだ。太陽に照らされた草むらが草いきれを放つ。このにおい、夏だなぁ。あー!虫うざい!
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ここからもう一度下って、あのピークまで登り返す。ちょっとヘタってきた。
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ただの大きな水たまりなんだけど、山の上にあるとなんだか神秘的に感じる。
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根性で登り切り、もう一度森林限界を超える。なかなかしんどい。でも山荘が見えてるって事はもうすぐ山頂なんだろう。がんばる。
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ひとだかりがある。もうすぐ山頂かも!
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…と思ったら、『蝶槍』というピークだった。真の山頂はもうちょっと先。
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山荘の向こうのピークが本物らしい。
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12時20分、蝶ヶ岳山頂へ到着。
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もう8時間も歩いてるよorz

ホ・タ・カ・ドーン!
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超絶絶景ッス。常念岳の時より穂高を間近に感じる。眼下の渓谷は『横尾』なんだとか。そうやって思えば、横尾を拠点にすれば北アルプスのいろんな山に登れちゃうって事なんだろうな。東京駅みたい。
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蝶ヶ岳山頂は広大でわりと平坦。ただ少~し穂高側に傾斜している。スクリーンに穂高連峰を写した映画館みたいな感じ。
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人の存在を忘れたいので、この写真に写っている人達より前の方に腰を下して(サーセン)穂高だけを視界に入れた。
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そして湯を沸かして穂高を見ながらラーメンを食べた。贅沢だなぁ。

蝶ヶ岳ヒュッテに寄り、蝶ヶ岳の山バッジを買った。
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その時に恐る恐る『常念岳のバッジはありますか?』と聞いてみれば、困り眉のかわいい笑顔で『ないです~』と返ってきた。
きっとおねぇちゃんは内心(フザけんな、ここは蝶ヶ岳だわ!)と思ったに違いない。ほんとサーセン。
うーん残念、でもまたいつか常念小屋まで登って買えばいいじゃん。またこの景色みれるし。前向きにとらえよう。


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テン場は盛況していた。この人たちは今日は酒呑みながら日が沈む穂高を見たり、あすは朝日に染まる山々を眺めたりするんだろう。いいなーうらやましすぎる。

40分くらい楽しんだあと、山頂を下る。

蝶ヶ岳からの下りも虫虫虫…。
ゼーゼー息をすれば食べちゃいそうでヤダ。今度、山道具の店に行ったら、頭からかぶるネットを一番に買おう。そう誓って下る。
なかなかの急坂。降りてる自分もヒザにくるが、登ってくる人達の顔がみんな歪んでいる。辛そう。

15時、『ゴジラの木』を通過。
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おお!ホントにゴジラっぽい。口に置かれた三角形の石が牙感をよくあらわしていて感心した。

看板をよく見るとゴラになっている。
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これは著作権の関係で?いやそんなことは無いだろうなぁ。



熊に恐れながら駐車場はまだかまだかと念じ、下山後の甘いジュースと温泉を夢見て下って15時半、無事に駐車場に帰ってきた。朝4時から11時間半、休憩を抜けば10時間半歩いていたことになる。

おとーちゃんガンバったよ。






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by moriyart | 2016-06-25 17:08 | 常念岳・蝶ヶ岳

常念岳・蝶ヶ岳

昨年の9月に『笠ヶ岳』へ行ったのを最後に北アルプスはご無沙汰だった。
その後は南アルプスや奥秩父山塊、離島の三原山なんかも登った。特に奥秩父山塊はワリと登った。森深くてどれもすばらしい山だったのをおぼえている。
ただ、なんとなくそろそろ岩稜の山が恋しくなってきたんだけど、それに登れなくても眺めるだけでもいい。何故なら雪解けしていない為、オレの技量では登れないからだ。
北アルプスの登れそうな山を探してみた。焼岳なんかもいいけど、もうちょっと手ごたえが欲しい。
そこで見つけたのが この『常念岳』だった。

ヤマレコなんかで記録を見ていると常念岳だけではなく蝶ヶ岳まで日帰りで周回している人がけっこういる。なんか良さそうなので自分もマネてみよう。

登山届を作る為に駐車場から常念岳→蝶ヶ岳→駐車場までのコースタイムを、ネットの情報で測ってみる。

朝5時出発にして、常念岳登ってぇ、蝶ヶ岳経由してぇ、駐車場に帰ってくる時間は…えーと…

19時50分?!

休憩ナシで14時間50分ってそいつぁ無理だわ。でもヤマレコなんかでみんなの記録を見てみると、日帰りで周回している人がかなり多いし、写真に写ってる本人の画像からトレランでもなさそうだし…。帰ってきてる時間が15時とかなんだよなぁ…。

コースタイムの倍率の項目をちょいちょいとイジってみる。
倍率0.8で明るいうちに帰ってこれそう。でも山頂で滞在したいし、休憩もしたいし、ごはんも食べたいからこれでもまだ足りない。
朝4時出発にして倍率0.7に、休憩1時間と…チョイチョイとパラメータをいじってみる。
行動時間11時間半、15時半に帰ってこれそう。よし!これで行こう!

…一般コースタイムの70%で歩かなければならないんだけど、本当に大丈夫なのか…。
そうは思っているが、楽しみの方が勝ってしまっている。こういうのを『無茶をする』と言うのだろう。浮かれてしまっているアホ1人っきりなので忠告してくれる人もいない。



久しぶりの国道52号線→20号線を真夜中に走って行く。
深夜に三股駐車場に到着して座席に丸くなって寝た。

午前3時半、スマホのアラームで目を覚まし、仕度をして4時ぴったりに駐車場を出発した。
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すでにほぼ満車なんだけど、この時間に出発する人は少ない。みんなもっと健脚なのか。すげぇなぁ。

薄暗くて人がほとんどいない道を歩いていく。熊とかに襲われたらイヤだなぁ。今、巷で毎日の様にニュースで熊に襲われて死亡ってやってるし…今日オレが襲われたら『ソレ見た事か』ってさんざん言われるんだろうね…。気を付けないと…って、それも無理なんだよね。

(後日、他の人の記録にこの日駐車場近辺に熊の目撃情報がありました…怖ぇ…)

三股に到着。
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ここで常念岳と蝶ヶ岳への分かれ道だ。登山届を書いている人がいた。自分はオンラインで済ませてあるのでそのまま進む。
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本当は熊が怖いからこの人達とまとまって行きたかったんだけど、結局この先ずっと一人ぼっちで登って行った。

4時半にもなれば、しっかり明るくなり、森の中でも辺りが見えるのでヘッドライトを消した。
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5時半、木々の間から太陽が顔を出す。
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森の中を歩いていく。
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6時頃、だんだんと空が見えるようになった。でも森林限界はもうちょっと先の様だ。
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梯子も出てきていよいよ北アルプスっぽい。
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常念岳~蝶ヶ岳間の稜線が見えてきた。
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その稜線の向こう側にちょっと顔を出しているのは、ほぼ間違いなく『穂高連峰』だろう。この道を登り切って稜線まで上がれば、絶景が待っている。感動しておしっこ漏らしちゃいそうで怖い。

ついに岩岩ガラガラな道になった。
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大きな岩は両手も使ってよじ登る。
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振り返ればいい景色。けっこう高いところまで来たようだ。
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岩と岩の間を飛ぶように移動する場所もある。段差も高くてけっこうしんどい。
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7時20分、石室に到着。
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避難小屋らしく、10人くらい入れるみたい。中を覗こうかどうしようか悩んだが、時間も気になるしそのまま通過した。

7時半、前常念通過。
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かなり標高も上がり、見晴らしもいい。
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しかしなかなかキツイ。最近ウォーキングやジョギングをサボり気味なせいなのか。
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常念岳山頂が見えてきた。
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その裏側の穂高連峰もチラチラ見えていて楽しみが加速する。

8時、稜線に出た。
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うおー!超すげぇ!
穂高~槍ヶ岳がバッチリ見える。まだまだ雪深い。

ここから下った先に常念小屋がある。
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山バッジを買いたいけど小屋まで下ってここまで戻るには2時間近くかかる。時間の少ない今日の行動時間には ありえない追加時間だ。山に登る目的に、そこまでバッジに重きを置いてないので常念岳のバッジを断念した。いや、もしかしたら蝶ヶ岳の山荘についでに売ってるかもしれない。いやきっとある。そう願って山荘には下らず、山頂に向かった。






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by moriyart | 2016-06-25 16:40 | 常念岳・蝶ヶ岳